初めての確定申告!e-Taxでさくさくできる確定申告の方法とは?

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確定申告,イータックス

確定申告ってなに?

毎年2月から3月にかけて、所得税確定申告のシーズンがやってきます。個人事業主にとっては頭の痛い季節です。確定申告とは、一年間を通じて源泉徴収という形で納付してきた「仮の税金」について一年分の精算を行い、「確定した税金」を計算する手続です。確定申告をすると、税金を多く納め過ぎた場合に「還付」という形で納め過ぎた税金が戻ってくることがあります。

確定申告は、「税務申告書の作成」と「差額の納付(または還付)」という手続からなります。個人事業主は原則として確定申告を行う必要がありますし、サラリーマンの場合でも一定の要件を満たした人は確定申告をしなければなりません。確定した税金の金額が納付済みの金額を上回った場合には、税金を追加納付します。その場合、その年の1月から12月に発生した取引にかかる税金を2月下旬から3月15日の間にまでに納めます。逆に、確定した税金の金額が納付済みの金額を上回った場合(還付)には、より早く提出することが認められています。

個人事業主にとって確定申告をする最も大きなメリットは「前納した税金が還付される可能性がある」ということです。
所得税は「所得」(収入-経費)に対して課税されます。認められている範囲で経費を多く計上することで所得を圧縮して節税を図ることができるため、個人事業主にとっては払いすぎた税金を取り戻す一年に一度のチャンスといえます。


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e-Taxってなに?

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さてこの確定申告ですが、所得税や法人税の申告書データを電子的な手段で送信する『e-Tax(国税電子申告・納税システム)という仕組みが2004年から導入されました。「イータックス」と読みます。従来紙で提出していた方法に比べ、場所や時間の制約が少なく利便性の高い方法として普及してきています。

e-Tax は、提出者本人であることを「電子証明書」などの電磁的情報によって証明し、これらを提出データに付与して提出します。電子証明書情報は、たとえば「住民基本台帳カード」や「私企業の発行した電子証明書」などのように、ICカードやデジタルデータの形式に個人を特定するための情報を埋め込んだ形式で提供されます。したがって、電子申告を行うためには本人を証明するための電子証明書情報を持つことが最初のハードルになります。

なお、e-Taxは事業主本人以外に、税理士による代理送信もできることになっていますので、電子証明書情報がなくても提出する手段は用意されています。
また、紙で提出した場合に税務署が捺印する「収受印」がありますが、電子申告の場合でも収受印と同じ証跡が残されるので問題ありません。

e-Taxでどうやって確定申告するの?

さて、e-Taxを利用した電子申告の方法は、納税者自身が提出する場合には大きく3つのパターンに分かれます。

  • 自宅で申告書データを作成し、電子証明書を利用して送信する
  • 自宅で申告書データを作成し、紙に印刷して郵送する
  • 税務署の窓口で申告書データを作成送信する

1.自宅で申告書データを作成し、電子証明書を利用して送信する

この方法では、電子証明書を取得し、ICカードリーダー等を用いてすべて自前で環境をそろえるやり方です。
準備はすべて自前で行いますが、電子申告を行うことによる税制上の優遇措置(電子証明書等特別控除)が平成24年度をもって廃止されてしまったので、現状ではコストのわりにメリットの薄い方法です。

2.自宅で申告書データを作成し、紙に印刷して郵送する

この方法は、自宅のPCなどでWebブラウザからe-Taxシステムにアクセスします。画面の手順に従って申告書データを作成し、完成した申告書を印刷・郵送するやり方です。e-TaxソフトまたはWebブラウザからe-Taxシステムにアクセスして申告書データを作成します。完成した申告書をデータではなく紙で提出する点がポイントです。

3.税務署の窓口で申告書データを作成送信する

この方法は、税務署の確定申告作成コーナーに備置されているPCで申告書データを作成し、その場で申告書を送信するやり方です。
②と同様にe-TaxソフトまたはWebブラウザからe-Taxシステムにアクセスして申告書を作成しますが、税務署で操作する点が②と異なります。

おすすめのe-Taxを使った確定申告の方法は?

このなかで、おすすめの方法は
②自宅で申告書データを作成し、紙に印刷して郵送する
③税務署の作成窓口で申告書データを作成送信する

のいずれかです。

①のように電子証明書取得やICカードリーダーを購入する負担がないため、より手軽に提出することができます。特に③は、近くに税務署の担当者もいて気軽に質問できるので安全確実に申告を終わらせることができます。必要な書類一式を確定申告の期間に税務署に持参して、担当者に教えてもらいながら進めれば自分で四苦八苦するより早く終わるでしょう。

ただし!確定申告のシーズン中はどの税務署も非常に混雑します。特に申告期限の3月15日間際になると窓口は大混雑で、個別の問い合わせに担当者自身もすべて対応しきれない状況になっています。ゆっくり質問している余裕がない可能性が高いかもしれません。税務署の担当者の方もシーズン中は大忙しなので、あまり手間をかけないようにして効率的に作業を進めたいものです。

e-Taxで確定申告するには決算書が必要

さて、確定申告をe-Taxでやると便利という話なのですが、そもそも申告するための決算書類が揃っていないと話がはじまりません。
具体的には「仕訳帳→総勘定元帳→決算整理→決算書」という手順で決算書類を完成し、申告書を出す準備を早めに完了させる必要があります。

この作業は物理的に時間がかかるため、申告期限にあわててはじめても作業量がとにかく多くなり、結果的に期限ぎりぎりになることが往々にして起こります。
たとえば筆者のところには3月10日ぐらいに涙目で書類一式を持参する方が毎年いらっしゃいます。なにもしてないのでとにかく帳簿を作らざるえをえないわけですが、大量の領収書に埋もれて必死で作業を続けた結果、突貫作業で徹夜続きになることもあります。できれば陥りたくない状況ですね。

こういう展開にならないように、申告シーズンに余裕を持って決算書類を用意しておきましょう。そのためには普段から継続して帳簿を記録しておく習慣をつけておきたいものです。freee をはじめとしたクラウド会計サービスが出現することで、日頃の作業を意識しなくてもより短い時間で帳簿をつけることができるようになります。

個人事業主の皆さんへ!

確定申告は個人事業主として一年の決算を確定するのと同時に、納める税金を確定するための重要な手続です。期限に遅れないよう、早めに準備しましょう。
筆者の場合は、今年度も眠気覚ましのコーヒーをお供に当日の夜明けを迎えることになりそうですが、個人事業主の皆さんは涼しい顔でお茶でも飲みながら3月15日の締切を優雅に迎えてくださいね!

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