年末調整に迷った時に読む、給与所得者の扶養控除等申告書の書き方

迷ったらこの記事!年末調整における給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の書き方

扶養控除
前回は年末調整における保険料控除の書き方について説明しました。今回は「平成28年分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」について説明します。
※前回の記事:「年末調整時に必要!各種保険料控除の書き方まとめ

※本年度は平成27年ですが、扶養控除等(異動)申告書(通称「マルフ」)については「平成28年度」のものを執筆するということに注意が必要です。

[目次]
■1)平成28年分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書について
■2)控除対象配偶者
■3)控除対象扶養親族
■4)16歳未満の扶養親族
■まとめ

年末調整は、クラウド給与計算ソフト freee(フリー)で。

ダウンロードページはこちら
まじめての年末調整

■1)平成28年分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書について

koujyoshinkoku-28
こちらが平成28年度分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書です。それでは、それぞれの記入の仕方について見ていくことにしましょう
(画像引用元:国税庁のページ

■2)控除対象配偶者

控除対象配偶者
ここには配偶者を扶養に入れる場合に記入します。所得の見積額の部分には、収入から65万円を引いた金額を書きます。収入が103万円の場合は、103万-65万=38万円を記入します(収入が65万円未満の場合は0円と書きます)。この65万円というのは「給与所得控除」と言います。

※あくまで平成28年のものですので、来年いくら稼げるかを予測して書いてください。
※昭和22年1月1日以前の生まれの人(平成28年12月31日時点で70歳以上)の配偶者の場合は「老人控除対象配偶者」となります。
※所得の見積額が38万円を超える人は、控除対象配偶者には該当しません。
※所得が公的年金のみの場合には、収入金額が158万円以下(65歳未満の場合は108万円以下)であるとき、所得は38万円以下となります。つまり、65歳未満の人は所得から70万円を引いた額、65歳以上の人は所得から120万円を引いた額を記入します。

(画像引用元:国税庁のページ

■3)控除対象扶養親族

控除対象扶養親族
ここには年齢16歳以上(平成13年1月1日以前に生まれた人=控除対象扶養親族)を記入します。控除対象扶養親族のうち19歳以上23歳未満(平成6年1月2日~平成10年1月1日生まれ)の場合には「特定扶養親族」となるため、住所の隣りの欄にある「特定扶養親族の項に「○」を付けましょう。

※特定扶養親族と別居している(子どもが大学に通っている)場合は、生活費を送っているなど「生計を一にする」必要があります。
※控除対象扶養親族が年齢70歳以上(昭和22年1月1日以前に生まれた人)の場合、①その人があなたまたはあなたの配偶者の直系尊属で同居を常況としている人なら「同居老親等」、②その人が①以外の人であれば「その他」に「○」を付けます。老人ホームは同居となりませんので注意です。
※所得の見積額が38万円を超える場合は、控除対象扶養親族には該当しません。
※所得が公的年金のみの場合には、収入金額が158万円以下(65歳未満の場合は108万円以下)であるとき、所得は38万円以下となります。つまり、65歳未満の人は所得から70万円を引いた額、65歳以上の人は所得から120万円を引いた額を記入します。

(画像引用元:国税庁のページ

■4)16歳未満の扶養親族

16歳未満の扶養親族
ここには年齢16歳未満(平成13年1月2日以後に生まれた子)の扶養親族を記入します。住民税の関係上、ここに16歳未満の扶養親族を記入しておくことで、会社側から市町村へ伝えてくれます。
(画像引用元:国税庁のページ

■まとめ

以上、「平成28年分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書(「マルフ」)」の記入方法について説明してきました。繰り返しますが、記入するのは「平成28年度」のものになります。会社からは「平成27年分」のものとあわせて2部配布されますので、間違えて過去のものに記入しないようにしましょう。

なお、平成27年度分において収入が103万円~141万円未満の配偶者は「配偶者特別控除(最高38万円)」が受けられます。この控除は「平成27年度 給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書」にて控除を受けられますので、もし収入が103万円を超えてしまった場合は、平成27年度のマルフのほうも修正して提出してください。

Text = 安齋慎平

年末調整は、クラウド給与計算ソフト freee(フリー)で。

年末調整に関する疑問を解決するには

毎年冬が近づくと行われる年末調整。毎年行われる年末調整はどのようなものなのかご存じでしょうか?
年末調整に関するあらゆる疑問を一挙に解決できる年末調整ガイドを作成いたしました。
経理担当者や、中小企業担当者の方はぜひご活用下さい。

e-book_cover_年末調整_1

目次

  1. 年末調整とは
  2. 年末調整のスケジュールと対象者
  3. 必要書類を確認
  4. 給与担当者がやること
  5. 従業員がやること
  6. 年末調整チェックリスト
  7. 最後に
無料でダウンロード
無料でダウンロード