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2020年06月19日(金)

知ってお得!マイナンバーカードの便利な使い方と申請方法

経営ハッカー編集部
知ってお得!マイナンバーカードの便利な使い方と申請方法

マイナンバーカード(個人番号カード)は、社会保障・税・災害対策分野での事務手続きに利用されるマイナンバー(個人番号)が記載されたカードです。

マイナンバーカードは現在、マイナンバーの証明や身分証明、行政手続きに用いられています。しかしそれだけではなくマイナンバーカードを所持していることで得られる恩恵は他にも多くあります。

この記事では、マイナンバーカードのお得な使い道とカード発行の申請方法を解説します!

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こんなときに便利!マイナンバーカードで得するシーン

①コンビニで証明書の発行ができる!

印鑑証明や住民票、各種税証明、戸籍などの発行は、通常市区町村役場やサービスセンターなどでしか行えません。しかし、マイナンバーカードを使うことでそれらの証明書の発行をコンビニのマルチコピー機で行うことができます。

証明書によっては役所が開いていない早朝や深夜、休日でも発行が可能です。発行する自治体・コンビニの店舗によっても発行できる証明書の種類が異なるので、詳しくは以下のサイトでご確認ください。
https://www.lg-waps.go.jp/index.html

②「特別定額給付金」などの申請がオンラインでできる!

2020年4月に閣議決定された「特別定額給付金」は、国民全員に10万円の定額給付を行う制度です。

この「特別定額給付金」の申請方法は2つあります。1つ目は申請書を郵送して申請する方法です。各世帯に届く申請書に必要事項を記入し、身分証明書類と銀行の口座情報を添付して郵送することで申請できます。

2つ目は、マイナポータル(https://myna.go.jp/SCK0101_01_001/SCK0101_01_001_InitDiscsys.form)からのオンライン申請です。口座情報入力と電子署名のみで申請をすることができ、給付までの流れも郵送での申請よりも早くなっています。

この「特別定額給付金」のみならず、今後災害補償や社会保障の申請はマイナンバーを使用するオンラインでの申請が一般化するでしょう。

③青色申告の控除額が65万円に!

個人事業主やフリーランスの方が行う青色申告の特別控除額が、2020年から変更になりました。

これまでは、所定の帳簿様式を満たして青色申告を行っている人は65万円の特別控除を受けることができました。この青色申告特別控除の金額が、2020年からは55万円に変更されます。

しかし、電子帳簿保存またはe-Taxによる電子申告のいずれかを行うことで今まで通り65万円の特別控除を受けることができます。

面倒な手続きを行わずこれまでどおりの特別控除を受けるためには、電子申告をおススメします!

e-Taxによる電子申告は、インターネットを利用してオンラインで確定申告の手続きができる制度です。申告の手続きは書面での確定申告と大きな違いはなく、会計ソフトなどで作成した申告書類のデータを送信することで確定申告が完了します。

この電子申告を行う際に、マイナンバーカードが必要になります。マイナンバーカードを所持していれば、特別な手続きを行わずにオンラインで確定申告を済ませ65万円の特別控除を受けることができます。


※電子帳簿保存とは、その名の通り帳簿を紙媒体ではなく電子媒体に保存する方法です。この電子帳簿保存を行うには、電子帳簿保存を開始する日の3ヶ月以上前に申請を行う必要があります。

単にPCなどにデータを保存するだけでは電子帳簿保存とは認められないので注意が必要です。

④マイナポイントでお得にお買い物!

2020年7月から、マイナポイントという制度が新たに施行されます。

マイナポイントとは、マイナンバーカードを登録したキャッシュレス決済サービスに購入金額の25%(ポイント付与上限5000円)分のポイントが付与される制度です。

マイナポイント申込ページにログインし、マイナポイントを付与したい決済サービスを1つ選択することで制度の利用が始められます。

登録した決済サービスで2万円のお買い物、またはチャージをすると5000円分のポイントが付与され、お買い物にポイントが利用できます。

マイナンバーの発行には1か月近くかかることもあるため、まだマイナンバーカードを持っていない方は早めのマイナンバーカード申請をおススメします!

マイナンバーカードの取得方法

マイナンバーカードの取得方法はWebサイトからの申請、郵便での申請、証明写真機での申請の3通りあります。それぞれ簡単に説明します。

①Webサイトでの申請

スマートフォン・タブレット、またはPCからオンラインで申請ができます。

スマートフォンの場合は郵送で送られた申請書のQRコードを読み込むと申請ページにアクセスできます。必要情報を入力し顔写真のデータを添付して送信すると申請が完了します。

PCの場合は申請用webサイトにアクセスし、必要情報と交付申請書に記載された申請IDを入力し、顔写真を添付して送信すれば申請が完了します。

申請の手順はこちらからご覧ください
https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse-pc/

②郵便での申請

交付申請書に署名または記名・押印し、顔写真を貼り付けます。交付申請書に記載された項目に間違いがないかを確認して同封された送付用封筒に入れて郵便ポストに投函すれば申請完了です。

③証明写真機での申請

対象の証明写真機のタッチパネルから「個人番号カード申請」を選択し、画面の案内にしたがって必要事項を入力します。証明写真機で顔写真を撮影しデータを送信すれば申請完了です。

対象の証明写真機はこちらからご確認ください
https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse/

上記の申請方法はいずれも、個人番号通知カードとともに各世帯に送付されている「個人番号カード交付申請書」が必要になります。

これらを紛失してしまった場合は、個人番号を確認するためにはマイナンバー記載の住民票の写しを発行する必要があります。交付申請書は、各市町村役場で再発行することができます。

まとめ

マイナンバーカードを上手に活用することで、様々な場面で得をすることができます。また、政府はマイナンバー所持率向上に取り組んでいるため、今後も様々な場面でマイナンバーが役に立つことが増えるでしょう。

マイナポイントや給付金申請、電子申告に備えて今のうちにマイナンバーカードの交付申請を行いましょう!

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