給与事務者必見!所得税の源泉徴収の計算方法丸わかり!

所得税の源泉徴収のやり方ってどうなってたっけ?

源泉徴収

所得税の源泉徴収って複雑…

従業員を雇っていれば、所得税の源泉徴収をし、所得税を代わりに納付しなくてはいけません。 今日は、毎月行わなくてはいけない所得税の源泉徴収の計算方法をまとめました。

そもそも源泉徴収とは?

源泉徴収とは、給与を支払う際に、従業員から所得税を預かり、代わりに納税する制度です。 源泉徴収は、従業員を雇っている会社や個人事業主にとって義務です。

従業員10人未満なら半年に一回の納税にすることも可能

給与を支払う従業員が10人未満の場合には、税務署に申請することで、所得税の納付を半年に1回にすることができます。 納付期限は、7月10日と1月20日の2回です。 これを「納期の特例」といいます。 納期の特例を税務署に申請するには、「所得税の納期の特例の承認に関する申請書」を会社が管轄する税務署に提出します。 参考:源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書(国税庁)

所得税を源泉徴収しなくてはいけない範囲は?

所得税は、基本給はもちろん、残業代やその他手当などすべてに所得税が課税されます。 例外的に、旅費、通勤手当は非課税で支給できます。 通勤手当は、非課税で支給できる額が決まっていますので、ご注意ください。 参考:国内源泉所得の範囲(国税庁) 参考:電車・バス通勤者の通勤手当(国税庁)

残業代の計算し、給与を確定!

残業代の計算は、割増率などが複数あり、面倒ですよね。 法定労働時間(1日8時間・1週40時間)を超えて労働させた場合や、法定休日(1週1日または4週4日)に労働させた場合には、割増の賃金を支払う必要があります。 残業代の割増については、以下の表の通りです。 この表の5つの割増率さえ、おさえておけば、残業代の計算もスムーズに行うことができます。

法定割増

*画像はクリックすると拡大してご覧いただけます。

所得税の計算方法

残業代を計算したら、所得税を計算しましょう。 給与額(残業代等の手当を含む)ー(健康保険料+厚生年金保険料+雇用保険料) を計算しましょう。 この額が、源泉徴収額表(下の画像参照)の左側の欄に当たります。 源泉徴収票(月額表)*画像はクリックすると拡大してご覧いただけます。

毎月の所得税の計算は、源泉徴収月額表を見るだけで簡単に計算できます。 毎月の所得税は、国税庁が出している給与所得の源泉徴収税額表を見て、計算します。 給与所得の源泉徴収税額表は、以下のリンクでご覧頂けます。 国税庁:給与所得の源泉徴収税額表(月額表)給与所得の源泉徴収税額表(日額表)

税額表区分の見方〜甲・乙・丙とは〜

源泉徴収税額表の甲、乙、丙の欄の違いは以下の通りです。

  • 甲…「給与所得者の扶養控除等申告書」の提出がある方に適用されます。大半の従業員の場合に甲欄を使用します。
  • 乙…「給与所得者の扶養控除等申告書」の提出がない場合に適用します。 2か所以上から給与を貰っていて、別の会社で「給与所得者の扶養控除等申告書」を提出している従業員がいる場合に適用します。
  • 丙…日額表だけにあります。日雇賃金を支給し、2ヶ月以上連続して雇用しない従業員を対象とします。

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