領収書の発行義務について質問|クレジットカードの場合どうする?

クレジットカード払いと領収書発行の、ちょっとややこしい関係とは?

クレジットカード
何かを買ったときには必ず領収書をもらう。サラリーマンやフリーランスの鉄則ですよね。しかし、お店で領収書がもらえないケースがあります。それが、クレジットカード払いで商品購入したときです。なぜカードであっても支払はしているのに領収書が発行されないんでしょうか?
領収書の発行義務についても触れながら学びましょう。

[目次]
■1)領収書が発行されるためには
■2)領収書の発行義務と二重発行の禁止
■3)支払いはクレジットカード会社であるのがポイント
■4)利用控えが領収書に
■5)利用明細書は領収書になる?
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■1)領収書が発行されるためには

クレジットカードで支払いをするときに渡されるレシートを領収書と勘違いしている人が意外に多いようです。よく見ると「利用控え」と書かれてあるように、厳密には領収書ではなくクレジットカードで支払ったことを証明するものにすぎません。

お店が領収書を発行するには『現金』を受け取ったことが絶対条件です。買い物客にとって、現金で支払ったことを証明できるため、サラリーマンであれば会社の経理に提出して経費扱いにしてもらえます。また、フリーランスで必要な確定申告では経費として購入したことを示す大切な書類となります。

■2)領収書の発行義務と二重発行の禁止

そもそもお店には領収書を発行する義務があります。法律上で定められていることで、販売時には現金の受け取りと同時に領収書を発行することが不可欠です。この領収書は一度しか発行することができません。もし、二重に発行することができればどうなるでしょうか?

商品はひとつしか購入していないのに、2個分のお金を支払ったことになります。お店側にとっても購入者にとっても経理上、食い違いが生じるばかりでなく、不正な会計処理としてあとあと問題になることだってあり得ます。もし領収書を紛失してしまっても、お店側は法律上再発行する義務はありません。

■3)支払いはクレジットカード会社であるのがポイント

それではなぜクレジットカードで支払うと領収書をもらえないのでしょうか。クレジットカードは消費者の信用によってカード会社が立て替えてくれるシステムです。したがって、お店側とお金のやりとりを実際に行うのはあくまでカード会社であって購入者ではありません。

もし、クレジットカードで支払ったときに領収書をもらえるようになると、お店でも現金の受け渡しがあったことになってしまいます。その後、クレジットカード会社がお店に代金を支払えば二重に支払いがあったことになります。

■4)利用控えが領収書に

クレジットカードで支払ったときには領収書がもらえず利用控えのみになってしまうと、経費として認めてもらえないことになるのでしょうか?

いえ、そんなことはありません。領収書でなくても領収書の条件を満たしてさえいればどのような書類でも支払いを証明できるからです。もっとも利用されるのがクレジットカードを利用したときにお店から受け取る利用控えです。利用明細書には領収書と同じように購入年月日や購入内容、購入金額、販売者などが記されています。したがって、領収書とは名付けられていませんが、その代用をすることができます。

■5)利用明細書は領収書になる?

利用控えがなくても毎月クレジットカード会社から利用明細書が送られてくるからそれで大丈夫と思っている人もいるみたいですが、要注意です。クレジットカード会社の利用明細はあくまで立て替えた事実を利用者に知らせる者であって、購入店が販売したことを示すものではないからです。

領収書というものが「商品の受け渡しを現金で行った証しである」という基本を抑えておけば、よくわかるのではないでしょうか。もちろん、だからといって利用明細書を残さなくていいというわけではありません。クレジットカードを利用したお店や金額に間違いがないかをチェックする大切な書類であるとともに、利用控えの力をさらに強める資料にもなります。

■まとめ)領収書の発行義務についてクレジットカードの場合どうすればいいの?

領収書が発行されるのはあくまで現金での販売があったときのみというのがポイントです。クレジットカードでの支払いでも確かに商品を買うということに違いはないのですが、厳密にはクレジットカード会社に立て替えてもらっていることになるのでお店とのお金のやりとりは発生していません。

したがって、クレジットカードでものを買った際に領収書をもらおうとしてもお店側に発行する義務はないのです。その代わりとして大切に保存しておかなければならないのは利用控えですね。

利用控えには領収書で書かれているのと同じ内容が明記されていますので、領収書の代用となります。クレジットカードと領収書の関係は領収書の再発行ができない背景と近い者があります。伝票タイプの領収書とちがって利用控えは感熱紙のレシートで出てくることはほとんどですので、紛失などしないように気をつけましょう。

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目次

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