年末調整|所得税徴収高計算書の書き方に困らない記入例3選

年末調整にあわてない源泉納付書の書き方

国税庁
年末が近づくと頭の痛いのが年末調整の源泉徴収処理です。源泉徴収でまとめた所得税をきちんと納税するためには所得税徴収高計算書をもれなく記入しなければいけません。暮れの忙しい時期に困らないための所得税徴収計算書の書き方の見本をまとめてみました。

[目次]
■1)所得税徴収計算書の概要
■2)所得税徴収高計算書の基本項目
・記入例その1 国税庁「所得税徴収高計算書(納付書)の記載のしかた」
・記入例その2 「WEBNOTE -[税金]所得税法・法人税法等」
・記入例その3 「税理士まつむら事務所」
■まとめ|所得税徴収高計算書の書き方に困らない記入例3選

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■1)所得税徴収計算書の概要

計算書と納付書を兼ねている税務上の書類ですが、所得の種類のよって様式が違います。ここではなかでもいちばん処理頻度の高い給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書を見ていきましょう。

この書類で申請できるのはサラリーマンの給料やボーナスのほか各種手当てや退職手当をはじめ役員のためのボーナスを支払ったときに記入するものです。書類そのものは税務署の窓口や郵送で手にすることができます。最近ではe-Taxを通した電子作成や提出も増えています。

 

■2)所得税徴収高計算書の基本項目

所得税徴収高計算書は初めて提出する年度は注意して記入することが重要ですが、翌年度以降は前年度分のものを参照しながら書けばいいのでそれほど複雑な書類ではありません。

実際の様式では次のような項目があります。

1.年度
4月1日から翌年3月31日までの会計年度を記入します。
元号での年度記入で平成26年度の場合、アラビア数字で『26』と記入しましょう。

2.税務署名
提出する所轄の税務署名を記入しましょう。
税務署番号は省略可能ですが、入手方法によっては既に記載してある場合があります。

3.整理番号
会社によって打たれている番号が異なりますので注意して転記しましょう。

4.支払年月日
給与やボーナス、手当が支給されたい日付を記入しましょう。
たとえば平成25年8月20日であれば「250820」と簡略化して記入します。

5.人員
延べ人数で当該期間に支払いをした人員を記入します。

6.支給額
給料や手当、ボーナスも含めて課税支給額の総額を記入しましょう。
通勤費や交通費といった給料等の非課税部分は控除して計算します。

社会保険料といった所得控除の対象となる額を含めた金額を会税支給額の総額と呼びます。

7.税額
源泉徴収税額表から導き出す税額を記入しましょう。

 

記入例その1 国税庁「所得税徴収高計算書(納付書)の記載のしかた」

国税庁
税務署に提出すると言うことで所得税徴収高計算書のいちばんの記入例は国税庁ホームページにあるPDFファイルが基本です。実際の納付書のカラーコピーを使って記入すべき項目ごとにコメントが詳しく記載されています。年末調整で記入するシーンをイメージしながら記入例がチェックできるのでとてもわかりやすいです。

PDFファイルでは給与初速・退職所得等の所得税徴収高計算書について一般分と納期特例分の2種類に分けて表示されています。注意書きの欄に、復興特別所得税の納付に関する案内も記載されています。誤納額の場合は「源泉所得税の誤納額充当届出書」の提出とその後の処理が必要なことがわかります。

※広島の土砂災害をはじめとして様々な災害減免法の適用において猶予される税額があれば摘要欄の「災」に丸印を入れ忘れないようにしましょう。

 

記入例その2 「WEBNOTE -[税金]所得税法・法人税法等」

WEBNOTE
ページを割いて「年末調整―事務―税額の納付(所得税徴収高計算書の作成・提出)」という項目に詳しく説明されています。年末調整についての全体像を提示した後、所得税徴収高計算書の処理を『最後の事務』との位置づけで作業全体の要であることがわかります。

こちらでは一般的な作成方法や書き方のみならず、年末調整に限って必要となる記載項目の紹介や多く徴収された場合の還付のケースや反対に不足額が発生する場合の処理についてもおさらいしています。
注意点として必ず見ておきたいのが、

「徴収しすぎた額の還付により納付する税額が0円となる場合でも、『所得税徴収高計算書(納付書)』を作成して、所轄の税務署に提出(または送付など)することは必要」という指摘です。
意外に盲点となりやすいポイントなので年末調整に不慣れな経理担当者は気をつけましょう。

 

記入例その3 「税理士まつむら事務所」

税理士まつむら事務所
個人の税理士事務所が丁寧に作り込んであるホームページのなかに「源泉所得税納付書の書き方」が種類別にアップされています。4つのケースに分けて具体的にそれぞれのポイントが抑えられているのでとてもわかりやすいです。

とくに、3番目と4番目の「年末調整後、超過税額より納付税額が多い場合」と「年末調整後、超課税額のほうが納付税額より多い場合」の比較はわかりづらい処理点だけに見本を見ながらの記入例が嬉しいところです。

 

■まとめ|所得税徴収高計算書の書き方に困らない記入例3選

年末調整の税務処理のヤマ場となる「所得税徴収高計算書」の記入方法は毎月の納付書の記載と基本的に同じです。しかし、年末調整にのみネックとなるポイントがあるためそこは注意をしながら処理をしていきましょう。

実際の納付書の様式で解説しているサイトが多くあるため、いきなり税務署から書類をもらってあたふたすることはないと思います。やはり『超課税額』と『納付税額』のバランスによって切り分けが必要な点は気をつけなければいけないでしょう。

 

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目次

  1. 年末調整とは
  2. 年末調整のスケジュールと対象者
  3. 必要書類を確認
  4. 給与担当者がやること
  5. 従業員がやること
  6. 年末調整チェックリスト
  7. 最後に
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