3分で学ぶ!管理会計と財務会計の違い解説【会計基礎知識】

管理会計と財務会計の違いって何?

会計
皆さんは、会計についてどの程度知識をお持ちでしょうか?会計は経理部門が担当するだけでなく、少なくともその大枠に関しては会社員全員が知っておくべき項目です。さらに会計の中には管理会計と財務会計の2種類があります。この違いはお分かりでしょうか?もし、違いがわからないならば今回の記事で理解しましょう。この差を理解することで同僚と一歩差をつけることができます。

今回は管理会計と財務会計について情報をまとめてみました。ぜひ参考にして下さい。

[目次]
■1)財務会計って何?
■2)管理会計って何?
■3)財務会計と管理会計の違いとその利用方法
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■1)財務会計って何?

企業の事業活動には、株主を始め、債権者、取引先、そして仕入先等、数多くの関係者が関わっています。これらをステークスホルダーと呼び、このステークスホルダー間の利害は対立する構造となっています。如何にしてこのステークスホルダー間の利害を調整するかということは企業会計の重要な命題のひとつになっています。そこで、これら関係者に対し、営業活動の成果を財務諸表として報告することを第一の目的とした会計を「財務会計」と呼びます。

簡単に言えば、外部の人間が会社の会計情報を知る手掛かりとなるPL・BS・キャッシュフローなどの財務諸表を作成し、開示することを「財務会計」と言います。財務会計は外部報告会計とも呼ばれています。財務会計は外部報告の目的で作成される為、一定の日本国や国際ルールに準じ、会計の処理と報告をする点に意義があります。

■2)管理会計って何?

一方、利害関係者は会社外の人間だけでなく、経営者や部門管理者間でも利害の対立が発生します。その為、「管理会計」は企業内部のステークスホルダー間に経営管理に役立つ会計情報を提供することを目的とします。特に、企業内部の経営管理者が経営の舵取りを如何に進めるかを決定するうえで非常に重要です。各企業の経営の考え方に基づくために作成のルールもありません。 基本的に「経営者が見たい会計情報」なので、経営者の好みが強く反映されることが多いです。

要するに、管理会計とは企業活動を円滑に進めるために必要となる会計のことであり、その情報はもっぱら「社内」で用います。
よって、管理会計には厳格なルールや制限はなく、会社ごとに独自のレポート形式を用いるケースが多いでしょう。
そして、それら管理会計のデータを基にして以下のような重要資料が作成されます。

・事業計画書
・取締役会用の資料
・中期経営計画書

これらの書類は、企業のトップが経営方針を決める上でとても重要な判断材料となります。
また、組織内部の業績測定や業績評価などにも役立てられるため、企業活動において非常に重要な意味をもつと言えるでしょう。

このように、管理会計の担っている役割はとても大きく、対外的な意味合いの強い財務会計とはまた違った意味の重要性があると言えます。

■3)財務会計と管理会計の違いとその利用方法

「財務会計」が企業外のステークスホルダーに対して、会社の情報をPL・BS・キャッシュフローなどの財務諸表を作成し、会社の経営状態を知ってもらう物です。会社間で比較できるように作成にはルールがあります。一方、「管理会計」は企業内部、特に経営者が自社の舵取りに使用する目的で作成するものです。これは外部に報告するためのものではありません。その為、「経営者が見たい指標」を反映させるため、企業ごとに内容が大きく異なることが通常です。作成にも特定のルールはありません。

それ以外にも「財務会計」が過去の経営の結果を示すものであることに対して、「管理会計」は日々の経営の意思決定に使われるという意味で、未来に向けたものであると言えます。また、「財務会計」は企業全体をグループ全体の連結業績で示されることに対し、「管理会計」は事業・組織・地域などのセグメントに分かれた個別性を有しています。最後に、「財務会計」は会計制度に基づいた利益概念であるが、「管理会計」は経営の意思決定や業績向上に役立つ利益概念が活用されます。

■ポイントをおさらい

もう一度おさらいの意味でポイントをまとめますと

・「財務会計」が企業外のステークスホルダーに対して、会社の情報をPL・BS・キャッシュフローなどの財務諸表を作成し、会社の経営状態を知ってもらう物です。会社間で比較できるように作成にはルールがあります。一方、「管理会計」は企業内部、特に経営者が自社の舵取りに使用する目的で作成するものです。これは外部に報告するためのものではありません。その為、「経営者が見たい指標」を反映させるため、企業ごとに内容が大きく異なることが通常です。

・「財務会計」が過去の経営の結果を示すものであることに対して、「管理会計」は日々の経営の意思決定に使われるという意味で、未来に向けたものであると言えます。

・「財務会計」は企業全体をグループ全体の連結業績で示されることに対し、「管理会計」は事業・組織・地域などのセグメントに分かれた個別性を有しています。

・「財務会計」は会計制度に基づいた利益概念であるが、「管理会計」は経営の意思決定や業績向上に役立つ利益概念が活用されます。

といったようなことになります。

「財務会計」と「管理会計」は類似のような言葉でありますがその内容は大きく異なります。企業内外に向けたもの、過去未来に向けたもの、全体個別に向けたものなど、指し示すものが全く異なるのでぜひ覚えておきましょう。普段あなたが目にする物や経理部が扱うものは「財務会計」、普段目にせず経営者に向けて特化されたものを「管理会計」と考えておけば間違いありません。

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目次

経営力を高める管理会計の 実践ガイド

  1. 管理会計とは ( 財務会計と管理会計 )
  2. 経験と勘だけに頼った意思決定にオサラバしましょう
  3. 管理会計の手法 1 コスト把握
  4. 管理会計の手法 2 セグメント管理
  5. 管理会計の手法 3 予算管理
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