明日12月21日より年末ジャンボ宝くじの季節到来|ところで賞金の源泉徴収ってどうなるの?

賞金をもらっちゃたけど、これって税金かからないの?

宝くじ
これまでに懸賞に応募して当選したり、商店街の福引で当たったりして、賞金を手にしたラッキーな方もいらっしゃることと思います。では、そのような「賞金」には所得税は課税されないのでしょうか?

実はちゃんと所得税を納めています。一般的に源泉徴収という方法で当選金から徴収されており、あらかじめ賞金の支払者が税金を引いたうえで当選者に賞金を支払っています。ですので、賞金を受け取った時点ですでに税金は納めていますので、確定申告で追加で納付する必要はありません。ではどのような賞金が課税の対象となるのか探っていきましょう。

[目次]
■1)税金がかからない賞金について
■2)一般的に源泉徴収の対象となる賞金
■3)少額の賞金が積みあがったら
■4)高額の賞金を受け取った場合には
■5)気軽に税務署を活用しよう!
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■1)税金がかからない賞金について

税金がかからない賞金で有名なものは次のとおりです。
・宝くじの当選金
・toto(サッカーくじ)の当選金

数百円とか数千円とかの少額であれば誰しも当選した経験があると思いますが、宝くじやtotoの当選金は非課税です。金額にかかわらず非課税ですから、仮に6億円当選したとすれば、税金等で持っていかれることなく丸々当選者の収入になります。

■2)一般的に源泉徴収の対象となる賞金

一般的に源泉徴収の対象となる賞金は以下のとおりです。
・懸賞や福引の当選金
・競馬や競輪、競艇の払い戻し金
・遺失物の拾得による報労金
・生命保険契約や損害保険契約の満期返戻金 など

上記のような賞金は、所得税法上、一時所得という扱いを受けます。一時所得に該当する賞金を50万円超、一度に受け取る場合には、賞金の支払者が予め賞金から所得税を源泉徴収します(50万円を超える部分の10.21%が源泉徴収されます)。そして所得税が控除された後の金額が当選者等に支払われることになります。ですので、50万円を超えない賞金については所得税は課されません。

■3)少額の賞金が積みあがったら

50万円を超えなければ賞金を受け取る際に、源泉徴収は行われないことは上で述べました。1回当たりの賞金は10万円とか20万円であって50万円を超えないため源泉徴収の対象とはならない賞金であっても、積み上がると50万円を超えてしまうことがあるかもしれません。

所得税は暦年課税ですから、ある年の1月1日から12月31日までの間に受け取った賞金を合計すると50万円を超えてしまうような場合には、所得税の納付義務が発生します。数字を使って簡単な例を見てみましょう。

例:2月20日に30万円の賞金に当選、12月30日に40万円の賞金に当選した場合

このような場合、1回当たりの賞金はどちらも50万円以下ですので、賞金を受け取る際には所得税は源泉徴収されていません。しかし、30万円の賞金と40万円の賞金を合算すると70万円ということになり、一年間で50万円超の賞金を受け取っていることになるため所得税の申告納付義務が発生します。

賞金を受け取った年の翌年の確定申告時に、70万円から50万円を差し引いた20万円の儲けに一定の税率を乗じて所得税を納めることになります。

■4)高額の賞金を受け取った場合には

もし、宝くじなどで思いもよらない高額な当選金を手にすることとなった場合、あなたはどうしますか? 住宅ローンの返済に充てるという方も、車を購入するという方も、海外旅行に出かけるという方もいらっしゃるでしょう。使い道を考えただけでワクワクしてきます。

宝くじなのでもちろん非課税なのですが、当選金を受け取る際には必ず「当選証明書」を金融機関等から発行してもらうようにしましょう。

税務署から後日、ローン返済や車の購入をしたお金がどこから出てきたものなのか、お尋ねを受けた場合に当選証明書があればきちんと受け答えすることができます。

当選証明書と通帳の入金ページを提示できれば全く問題ないといえますが、仮に通帳もなく、当選証明書もない場合は、税務署からお尋ねを受けた際に、資金の出所を証明する術がなくなってしまいます。

もちろん税務署が本気で調査すれば、宝くじの当選金で買ったのだということは調べがつくはずですが、せっかくいい気分で車を買ったり、旅行をした後に疑いをかけられた日々を過ごさなくなってしまったらあまり気分のいいものではありません。

万が一のために高額当選を果たした際には、当選証明書は大切に保管しておきましょう。

■5)気軽に税務署を活用しよう!

賞金を受け取ったりした場合に、所得税を納める必要があるのかないのか、判断に迷われたら、お住まいの市区町村の税務署に気軽に問い合わせしてみてください。税務署の職員の方も丁寧に教えて下さりますので、くれぐれも無申告状態とはならないように気を付けましょう。

繰り返しになりますが、所得税を納める目安の金額は50万円を超える賞金かどうかです。高額賞金を受け取った年にはこの記事を思い出してみてくださいね。

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目次

  1. 会社の経理を始めるために
  2. 法人の決算に必要なものまとめ
  3. 借金対照表で会社の資産状況を把握しよう
  4. 損益計算書で会社の利益を把握しよう
  5. 法人のための税申告・納付まとめ
  6. 法人にかかる税金は9種類もある
  7. 税金を滞納したら、どんな罰則がある?
  8. 法人のための節約のコツ
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