【平成27年青色申告する前に!】「売上と所得」「経費と控除」の違いってわかりますか?

【平成27年青色申告する前に!】「売上と所得」「経費と控除」の違いってわかりますか?

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[目次]
■1)「売上」と「所得」はどう違う?
・A)税金は「所得」にかかるってどういう意味?
・B)税金がかかる「所得」を出すための3つのお金
・C)「売上」は 売り上げた代金の合計

 

■2)「経費」と「控除」ってなあに?
・A)「経費」は 商いのために使ったお金
・B)「控除」は税金を安くする 「割引ポイント」のようなもの
・C)課税所得は 「売上 経費 控除」
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■1)「売上」と「所得」はどう違う?

青色申告の具体的な解説をしていくにあたり、まずは、確定申告でもっとも基礎になる「売上」と「所得」についてきちんとおさえましょう!

・A)税金は「所得」にかかるってどういう意味?

たとえば、フリーランスのあなたは、おいしいお弁当屋さんだとしましょう。 お弁当の具材をつくり、お弁当箱につめて、お弁当を販売します。お客さんから は代金を受け取って、お金が入りますね。では、このとき「所得」にあたるものとはどれでしょう?

・A) お弁当の代金×お弁当が売れた数
・B) お弁当を売るために購入したお弁当箱や原材料の料金
・C) AからBを引いたもの

所得図解<※図解参照:「知識ゼロでもひとりでできる! フリーランスのためのはじめての青色申告」>


正解はC

 
Aは「売上」といいます。売上は商いで稼いだ代金の合計です。「事業(営業)収入」といったりもします。
Bは「経費」です。売上経費が「所得」です。所得は「事業(営業)所得」ともいいます。
さらに注意したいのは、この仕事で得た「事業(営業)所得」にストレートに税金がかかるわけではない、ということです。

・B)税金がかかる「所得」を出すための3つのお金

いま「所得」以外に「売上」と「経費」という言葉が出てきました。税金の計算に必要な3つ目のお金が「控除」です。個々人の事情を考慮した各種の割引オプションである控除の金額を引いた結果、ようやく「課税所得」というのが出てきます。この課税所得金額に対して、税金がかかるのです。

「わたしにはきっと控除なんかない」と思う人もいるかもしれませんが、所得を確定申告するすべての人に控除はあります。だって、「基礎控除」というものがありますから。控除をもれなくチェックするためには 章をお読みください。

・C)「売上」は 売り上げた代金の合計

ごっちゃにしやすい「売上」と「所得」ですが、「売上」は仕事を通じて売り上げた金額の合計です。お店などなら店舗で売り上げた金額の総額、ライターやデザイナーなら請求した金額の総額です。売上には経費が含まれていますから、実際の手元に残るお金は、売上すべてではありません。売上から、経費などを引いてもお金がたくさん残ることを、俗に”儲け”といいますが、これこそ「所得」です。

POINT

      ▶︎売上は、商売で稼いだお金、経費は商売をするために使ったお金
      ▶︎売上から経費を引いて残った”儲け”が所得
       ▶︎所得から控除を差し引いて残った「課税所得」に税金がかかる

 

■2)「経費」と「控除」ってなあに?

・A)「経費」は 商いのために使ったお金

商いで売上を上げるために使ったお金。それが経費です。お弁当屋さんをに、経費について確認してみましょう。

お弁当を売るには、材料やお弁当箱にかける原価、販売場所の家賃、販売する人のバイト代など、さまざまなお金が必要です。それらはべて経費(費用ともいいます)として認められます。しかし、実際に個人事業主が経費を計上するときは、もっと微妙な問題がいろいろあります。たとえば、お弁当を車で配達したときのガソリン代は? お弁当の注文がたくさん入ったとき、お母さんにも手伝ってもらったら、その手間賃は? などなどです。

経費の範囲、みなさんはどう思いますか? これらの経費を税務署の指導に従いつつも、もれなく計上できるようにするのが節税のテクニックです!

 

・B)「控除」は税金を安くする 「割引ポイント」のようなもの

わたしは、所得税の控除というのは「割引ポイント」と覚えることにしました。直接の「税金の値引」ではないからです。青色申告の65万円控除とは、65万円が戻ってくるのではなく、それに相当する税金16万某円分の節税です。

ほかにもいろいろな控除がありますが、限度額があったり、計算方法が2種類あったりします。なので、まずはざっくり「割引ポイントが多いほうがオトクだよね!」と心に留めておきましょう。

今回は、フリーランスの方で青色申告を行おうとしている読者向けに、課税所得に対する所得税は5〜10%と想定しています。ですから単純に計算するならば「控除の金額」に5%または10%をかけた金額が所得税でバックされます。これに加え、住民税や国民健康保険料などの節税メリットもあることを忘れないでください。

 

・C)課税所得は 「売上 経費 控除」

重要なところなのでまとめておきましょう。税金は、「課税所得」にかかります。これは次の式で出ます!

売上 経費 控除=課税所得

課税所得<※図解参照:「知識ゼロでもひとりでできる! フリーランスのためのはじめての青色申告」>

 

この「事業所得」の根拠がわかるようにつくる書類が「青色申告決算書」の「損益計算書」です。
そして、その人に合った控除の種類や、源泉徴収された所得税(前払いされた所得税)額を考慮して税金の計算をするのが「確定申告書」なのです。


POINT

      ▶︎「経費」は売上を上げるために使ったお金
      ▶︎「控除」は「総所得」から差し引く、税金を安くする割引オプション
      ▶︎「売上」から「経費」「控除」を引いたものが「課税所得」
       ▶︎「課税所得」に対して税金がかかる

知識ゼロでもひとりでできる! フリーランスのためのはじめての青色申告

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目次

  1. 会社の経理を始めるために
  2. 法人の決算に必要なものまとめ
  3. 貸借対照表で会社の資産状況を把握しよう
  4. 損益計算書で会社の利益を把握しよう
  5. 法人のための税申告・納付まとめ
  6. 法人にかかる税金は9種類もある
  7. 税金を滞納したら、どんな罰則がある?
  8. 法人のための節約のコツ
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