白色申告ガイド|フリーランスのための経理業務徹底解説!

白色申告ガイド|フリーランスのための経理業務徹底解説!

白色申告
クラウドソーシングなどの業務形態が一般化し、フリーランスで業務をこなす人も多くなっていますが、企業に所属していないと確定申告をしなければなりません。確定申告にも「青色申告」と「白色申告」がありますが、ここでは多くのフリーランスの方が行う「白色申告」の経理業務について徹底的に解説していきます。

[目次]
■1) 白色申告の記帳・帳簿保存が義務化
■2) 白色申告に必要な書類
■3) 白色申告に必要な記帳のポイント
■4) 経理業務の注意ポイント
■まとめ| ルーティン化して負担を減らすkakutei

■1) 白色申告の記帳・帳簿保存が義務化

2014年1月より、すべての白色申告者に「帳簿への記帳」と「帳簿類の保存」が義務付けられました。これまでは前々年または前年分の所得が300万円を超える白色申告者だけに義務付けられていた制度ですが、変更になっているので注意しましょう。

1)白色申告者が保存しなければならない帳簿

白色申告者が保存を義務付けられている帳簿には「法定帳簿」「任意帳簿」「その他の書類」があります。「法定帳簿」は白色申告者が必ず保存しなければならない帳簿で、事業の売上、仕入れ、経費などが簡易に記載されたものです。「任意帳簿」は業務に関わる取引について記載されたものになります。

2)それぞれの帳簿の保存期間

保存期間
「法定帳簿」は収入金額や経費などが記載された帳簿。保存期間は7年。
「任意帳簿」は掛売帳や固定資産台帳など。保存期間は5年。
「その他の書類」は領収書や請求書、納品書など。保存期間は5年。

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■2) 白色申告に必要な書類

白色申告に必要な書類は「確定申告書B」「確定申告書に添付する各種控除関係の書類」「収支内訳書」の3種類です。「確定申告書B」と「収支内訳書」を作成するためには、帳簿へ記帳された日々のお金のやりとりが必要になります。

1)確定申告書B

確定申告書Bは国税庁のホームページからダウンロードできます。こちらは所得の種類にかかわらず誰でも使用できる個人事業者向けの申請書になりますので、フリーランスの人は「確定申告書B」を使用します。
確定申告書B

2)確定申告書に添付する各種控除関係の書類

生命保険や医療保険に加入している人や住宅ローンを払っている人は控除の対象になりますので、それらの控除関係の書類を用意しましょう。e-Taxご利用になる方は、直接提出する必要は無いのですが、厳密い言えば7年間お手元に保管しておく必要があります。
確定申告書に添付する各種控除関係の書類

3)収支内訳書

こちらもフォーマットは国税庁からダウンロードできます。白色申告で最も重要な書類で、こちらができ上がれば確定申告Bに数値を記入していくだけになります。
収支内訳書

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■3) 白色申告に必要な記帳のポイント

今まで経理業務をやったことがない人には、どのように帳簿に記帳していけばいいか分からないかもしれません。そこで、記帳するにあたり知っておくべきポイントをピックアップしてみました。これらのポイントに留意すれば、帳簿への記帳も失敗しないでしょう。

1)1日単位の記帳でOK

白色申告では「簡易な記載」が認められているため、取引ごとに記帳しなくても1日単位でその日の収支を記帳できます。
「売上・収入」「仕入」は納品書や請求書で確認できれば1日の合計金額を記帳でき、現金収入や仕入も1日の合計金額で構いません。「経費」も金額が少なければ1日の合計金額の記帳が認められています。また、売上、仕入、経費すべてが少額の場合は1日分をまとめて記帳することもできます。

2)法定帳簿の書式は自由

収入と経費の金額がきちんと記載されていれば、白色申告で必要な「法定帳簿」の形式に決まりはありません。大切なのは取引の日付とその内容、金額です。

3)証拠となる領収書等の書類は保管

フリーランスで働く人には給与所得控除がありませんから「必要経費」は重要です。経費として認めてもらうには、その証拠となる領収書やレシートはなくしてはいけないものです。その他にも、請求書や銀行振込の控えなども保管するようにしましょう。レシートは紛失しやすいのできちんと保管する為にスキャナなどを利用しクラウド会計ソフトと連動しておくと安心です。くわしくは下記記事をご覧ください。

・1)【e-Taxが快適に!国税関係書類のスキャナ保存制度【平成27年税制大綱】】
・2)【電子帳簿保存法改正で日本の経理もペーパレス化へ!その詳細とは?】
・3)【スマホ撮影ではダメ?領収書の電子保存が可能になるというので詳細と課題をまとめてみた。】

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■4) 経理業務の注意ポイント

経理業務を始めてみたけれど、こんな場合はどうすればいいの?と思うことも出てくるでしょう。特にフリーランスで働いている人は納期におわれていることが多いので経理業務に多くの時間を割けないかもしれません。そこで、フリーランスの人に特化した経理業務の注意点を集めてみました。

1)日々の経理業はシンプルに

フリーランスで働く人にとって重要なのは、受注した業務を納期内に確実に終わらせることなので、経理業務にムダな時間を取られないようシンプルなステップが必要です。日々必ずやらなければならないことを見極めて自分にあった方法を探しましょう。

2)クラウドソーシングの手数料は「売上」に含む

クラウドソーシングサービスを利用して働いている人は、報酬から手数料が差し引かれた金額を受け取ります。その場合、経理上は手数料が含まれている金額を計上して、手数料をサービス企業に経費として支払った形をとりましょう。

3)手数料は雑費

前述したサービス手数料や自分の口座から出金したときなどの手数料は「雑費」扱いになり、第三者への振込にかかった手数料は「支払い手数料」として計上します。

4)経理業務の工夫で楽をする

1年間分の領収書はかなりの量になりますので、項目や月別に領収書を保管するするなど自分なりに工夫していきましょう。最初は面倒かもしれませんが保管状態がよければ帳簿に記帳するときに楽になります。

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■まとめ| ルーティン化して負担を減らす

まとめ
青色申告より簡易とはいえ、白色申告の経理業務も慣れない人にとっては大仕事。大体の流れが分かったら、なるべく経理業務をルーティン化して負担を減らすようにするといいでしょう。どちらにしてもやらなければならないなら、効率よくやるのが一番です。

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