公益法人協会とは?『公益法人』『公益事業』などを徹底解説

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純粋に社会貢献する法人を束ねる機関として「公益法人協会」というものがあります。
そもそも公益法人とはどのような法人のことを言うのでしょうか。
今回は、公益法人協会、公益法人、公益事業などについて徹底解説させていただきます。

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1)公益法人の特徴

公益法人とは営利を求めず、公益を追い求める法人のことを指します。
公益法人の特徴は、信頼度が高く、税制度において優遇されることなどが挙げられます。
そのため、公共的に社会貢献を行っていることが認定の条件があります。

1. 公共の事業に関係している


事業が社会にとって公益性のあるものかどうかは、法人が自ら宣揚するだけでは証明することはできません。そのため、第三者の立場である民間人の有識者で構成される組織によって審査され、その審査基準を満たすものが公益法人として認可されます。

2. 一般社団法人、一般財団法人から移行する

公益法人を設立するためには一般社団法人、一般財団法人から移行する必要があります。公益法人は、すぐさま設立することができないのが大きな特徴です。

2)具体的に認可されやすい公益事業

平成22年までの公益法人に関する内閣府の公示・公表資料詳細データのうち、公益事業に認可されている事業の種類とその件数についての表があります。
その集計結果によると、公益事業のジャンルで最も多かったのが「学術及び科学技術の振興」です。次に「文化および芸術の振興」、そして「児童又は青少年の健全な育成」と続いています。

1. 学術及び科学技術の振興


児童、生徒、研究者、技術者などを対象として、科学技術関係の人材を育成するための活動に関係する事業です。科学技術の発展に寄与することを目的としています。

2. 文化および芸術の振興

国際協力の円滑化、経済活動の発展のために、国から文化や芸術の力が重要視されています。具体的に伝統芸能やメディア芸術などを広めるなど多岐にわたる事業があります。

3. 児童又は青少年の健全な育成


学校における教育活動には、時間と環境の観点から不十分なところがあるのは否めません。そのような点を補填する事業などが挙げられます。

3)公益法人協会とその役割や活動

公益法人が認可されるにつれ、その法人をまとめる機関が求められるようになりました。そして、設立されたのが公益法人協会です。公益法人協会とは公益法人の発展に寄与し、公共の福祉の増進を促すことを目的とした機関です。1972年に現在の総務省にあたる総理府に許可に基づき設立されました。

1. 書籍や機関誌の発行

隔週で「公益・一般法人」、「非営利法人」という機関誌を発行したり、その他、一般法人、公益法人に関係する書籍を発行しています。公益法人に関しての情報提供が主な役割の一つです。

2. 講習、資格試験、無料相談の開催

公益法人に関する会計検定試験を行ったり、専門家を招いたセミナーを開くなどして、各種法人に属する会員のサポートを行うのが基本的な活動です。その他に、無料相談室などを設置するといった活動にも取り組んでいます。

4)まとめ

いかがでしたでしょうか。
公益法人協会、公益法人、公益事業などは会計やビジネスに関してよく出てくる言葉です。これらのことを理解することは、法人にまつわる会計業務を遂行するためにも必要なことです。
1つ1つの定義を知っておくと良いでしょう。

〈参考〉一般社団法人とは?設立要件から税金などの基本知識まとめ

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