実印を作成する時に知っておきたい5つのこと|サイズ、書体、素材など

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実印は印鑑のなかで最も重要な印鑑です。そのため、いざという時に備えてあらかじめ準備しておきたいものです。実印を間違いなく作成するためにも、実印についての知識を身につけておきましょう。

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1) 実印としての登録が認められる印鑑

実印は不動産取引や遺産相続時など、大きな金額が動く時に必要な印鑑。住民登録のある地方自治体に登録した印鑑のみが実印として認められています。実印として登録できる印鑑は「印鑑条例」によって規定されています。「印鑑条例」は地方自治体ごとに定められていますが、登録できる印鑑・登録できない印鑑についてはどの地方自治体でも概ね同じ規定です。

実印として認められる印鑑


・氏、名またはそのいずれか、氏名の一部を組み合わせたもの

・印鑑の大きさは、一辺の長さが8mm以上のもの、また一辺の長さ25mm未満のもの



実印として認められない印鑑

・ゴムやプラスチックなど変形しやすい素材のもの
・印鑑の輪郭が著しく欠けたもの
・難読な字体のものや機械で大量生産されたもの(三文判)

2) 実印・銀行印・認め印の違い

印鑑は一般的に、「実印」、「銀行印」、「認め印」と用途によって3つに分類されます。印鑑そのものに種類があるのではなく、地方自治体に登録したり、金融機関に届け出ることによってはじめて「実印」や「銀行印」になります。

1. 実印


比較的大きな金額が動く場合に必要な印鑑。実印が必要なものとしては、公正証書の作成
、金銭その他貸借証書、不動産取引き
、遺産相続
など。

2. 銀行印

銀行印
銀行などの金融機関に届け出て、窓口で預金を引き出す場合などに必要な印鑑。三文判でも問題はありませんが、お金の取り引きにかかわるため、認め印とは区別しておいた方がよいでしょう。


3. 認め印

宅配便の受け取りなど、その他の用途に使う印鑑です。一般的にシャチハタなどインク形式のものは認め印として使用します。

3) 実印の大きさと使用する書体

実印は三文判でも登録は可能ですが、偽造防止のためにも実印用の印鑑を作成したほうがよいでしょう。大きさ(直径)は8mm以上25mm未満のものなら、どのようなものでも登録は可能です。しかし、一般的に、銀行印や認め印と区別する意味でも、実印に適した大きさや字体があります。

1. 大きさ

印鑑の大きさは、10.5cmから18cmまで1.5cm刻みの大きさがあります。男性では15cmから18cm、女性用で13.5cmから16.5cmくらいの大きさが好まれるようです。

2. 書体

印鑑に使用する書体には、「印相体(いんそうたい)」・「篆書体(てんしょたい)」・「隷書体(れいしょたい)」・「古印体(こいんたい)」などがあります。実印には「印相体」や「篆書体」がよく使用される書体です。

4) 印鑑の彫刻方法

彫刻方法により手間や作成に必要な時間が変わってくるため、印鑑の価格を決める要素の一つです。

1. 手彫り印鑑

全ての工程を職人の手によって作られた印鑑です。そのため、どれ一つとして同じものは存在しません。また、しっかりと彫られているため欠けも少なく耐久制に優れていますが、職人の手作業のため高額となります。

2. 機械彫り印鑑

機械だけで彫った印鑑です。手間を省いているため低コストであることが特徴です。決まったフォントを使用し機械で彫るため、同じものが存在する可能性や、彫り方が浅いため欠けやすいというデメリットもあります。

3. 手仕上げ印鑑

粗彫りを機械で行い、仕上げを手作業で行った印鑑です。作成時間を短縮し、コストを下げるために行われる方法です。しかし、明確な定義がないために程度はまちまちです。ほとんどの作業を機械で行い仕上げに少しだけ手を加えた場合でも、手仕上げ印鑑に分類されるので注意が必要です。

5) 印鑑の素材

印鑑の素材には、金属、動物の牙・角、木材、アクリル樹脂などがあります。印鑑の価格は素材の違いと彫刻方法によって決まります。品質のよいものはそれだけ高額になるため、予算に合わせて素材を決めるとよいでしょう。

1. 金属

代表的なものとしてチタンがあります。チタンは欠けや摩耗がなく半永久的に使用できるとされています。しかし、金属のため手彫りをすることはできません。

2. 動物の牙・角

最高級とされているのは象牙です。耐久性に優れているだけでなく、朱肉の吸収もよく美しい印影となります。象牙に次ぐ耐久性と押印性を持っているのが水牛です。

3.木

木は比較的安価なのが魅力ですが、金属や牙・角と比較すると耐久性は劣ります。高品質で昔から印鑑に用いられているのは白檀や黒壇です。安価なものの代表としては柘があります。

4. 樹脂

100円ショップで購入できるものはアクリル樹脂の印鑑です。また、チーク材に樹脂をしみ込ませた「彩華」という素材も最近増えてきています。

まとめ

いかがだったでしょうか。一口に実印と言っても、大きさや素材まで様々な物があります。人生でそれほど何度も買うものではないだけに、自分にあったものを選択できるようにしたいですね。

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