国民健康保険料の計算方法をわかりやすく解説|知っておきたい税の基本

国保−計算

国民健康保険料の計算方法って?

国民健康保険は、各市町村がそれぞれ運営しています。したがって、一言に国保の計算といっても各市町村によってその計算方法は異なります。今回は、そんな国保の計算を東京都品川区を例に解説していきたいと思います。

1) 国民健康保険料の計算方法

1. 所得割と均等割

国民健康保険料には所得割と均等割があります。 所得割:加入者の所得に応じて負担する保険料 均等割:加入者一人ひとりが均等に負担する保険料

2. 国民健康保険料の構成

国民健康保険料の年間保険料は下記の合計額となります。 ・医療分保険料:国民健康保財政の基礎財源 ・支援金分保険料:後期高齢者医療制度への支援金 ・介護分保険料※:40~64歳の方の介護保険料 ※介護分保険料は40~64歳の方のみ負担

3.国民健康保険料の計算式

Kokuho-keisan

※賦課基準額=前年の総所得金額等-基礎控除33万円 ※総所得とは?  事業所得であれば、収入金額-必要経費  給与所得であれば、給与等の収入金額-給与所得控除額

2) 国民健康保険料の計算例

<計算例1>

年齢30歳、年収500万円で一人暮らしの場合

①医療分 所得割:(前年の総所得3,460,000円※ − 基礎控除330,000円)×6.45%=201,800円(100円未満切捨) ※年収500万円の場合、給与所得控除が154万円あるので、所得は346万円になる。

均等割:1人×33,900円

合計:201,800円+33,900円=235,700円

②支援金分 所得割:(前年の総所得3,460,000円 − 基礎控除330,000円)×1.98%=61,900円(100円未満切捨)

均等割:1人×10,800円

合計:61,900円+10,800円=72,700円

③保険料 ①235,700円+②72,700円=308,400円

<計算例2>

年齢50歳、年収500万円で一人暮らしの場合

①医療分

所得割:(前年の総所得3,460,000円※ − 基礎控除330,000円)×6.45%=201,800円(100円未満切捨) ※年収500万円の場合、給与所得控除が154万円あるので、所得は346万円になる。

均等割:1人×33,900円

合計:201,800円+33,900円=235,700円

②支援金分

所得割:(前年の総所得3,460,000円 − 基礎控除330,000円)×1.98%=61,900円(100円未満切捨)

均等割:1人×10,800円

合計:61,900円+10,800円=72,700円

③介護分 所得割:(前年の総所得3,460,000円 − 基礎控除330,000円)×1.34%=41,900円(100円未満切捨)

均等割:1人×14,700円

合計:41,900円+14,700円=56,600円

④保険料 ①+②+③ ①235,700円+②72,700円+③56,600=365,000円

上記のように、同じ年収でも年齢によって保険料の金額も変わります。

3) 主要都市の保険料率

主な主要都市の料率などについては下記の通りとなっております。 ・横浜市 ・大阪市 ・福岡市

市町村によっては、収入などの情報を入力するだけで、国民健康保険料の金額を試算してくれるところもあります。

4) まとめ

いかがでしょうか?今回は国民健康保険料の計算について、東京都品川区を参考に簡単に解説してみました。おおまかにでも計算方法を知っておくと、その年の収入を基に、翌年のおおよその国民健康保険料の金額を把握できるので、覚えておいて損はないでしょう。