なぜ今海外上場か?海外証券取引所へ上場するメリットを解説

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グローバル化に伴い、海外に進出する企業も増えてまいりました。日本以外の証券取引所で上場する企業も増えていますが、なぜ、海外の証券取引所に上場するのでしょうか?今回は、海外上場のメリットについて紹介していきます。

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1)会社が上場すると得られる3つのメリットは

まず、一般的な上場のメリットを見ていきましょう。

1.資金調達面でのメリット

非上場会社では、身内等限定された人が株式を保有し、売買も身内等に限定されます。企業は、上場に際して、多数の株式を証券会社を通じて発行し、投資家は証券会社を通して株式を購入することで、多額の資金調達が出来るようになります。

また、非上場企業では銀行からの借入が主な資金調達手段となりますが、上場することによって、公募による時価発行増資、新株予約権・新株予約権付社債の発行、転換社債の発行等、資金調達手段が多様化するのも特徴です。

2.知名度の向上

非上場会社の段階の企業は、身内・取引先等含め一部の人にしか知られていないでしょう。上場することによって、新聞やニュース、株式市況欄に取り上げられる機会が増え、多くの人が目にする機会が多くなり、知名度が向上します。

知名度の向上は、取引先、債権者、株主、従業員等にも良い影響を与え、取引先の増加、
資金調達手段の増加、優秀な人材の確保等につながります。

3.創業者は利益を得ることができる

会社が上場することにより、未公開株式が上場により上場会社株式に変わって取得したときの価額の数倍の価値が付き、未公開株を保有していた創業者は、株式の売却等により多額の富を得ることが可能になります。

2)香港、カナダ等海外で上場するメリットとは?

最近、香港やシンガポールの証券取引所で上場している日本の会社も増えており、筆者も現在カナダ、香港等海外上場を目指す会社の支援を行っています。日本ではなく、香港、カナダ等海外で上場を目指すメリットは何でしょうか?

1.比較的短期間のうちに上場が可能

日本では、JASDAQやマザーズ等の新興市場の上場には通常2年から3年程度の時間を要します。

香港やカナダは内部統制監査制度がないため、上場会社に求められる内部統制のレベルが日本ほど高くありません。内部統制よりも、事業の成長性や収益性が求められる傾向にあり、通常半年から1年内に上場が可能です。

2.香港では上場が規制されている業種がない

パチンコ業界の会社は日本では上場が規制されていますが、香港ではすでに2社上場を果たしています。

日本では上場規制されている業種の会社の場合、今後の企業の成長性や資金調達を考慮し、香港等の海外での上場を視野に入れるのもいいでしょう。

3.初期費用や上場維持コストが割安

香港、カナダ等で上場すると、期末監査以外の監査法人の四半期レビュー制度や内部統制監査制度がないこともあり、上場するための初期費用や上場維持コストが日本で上場するより割安になっています。

4.カナダではリバース・テークオーバーによる短期間の上場が可能

既に株式公開している休眠会社を購入して、既存の企業を合併または子会社化することを、「リバース・テークオーバー」もしくは「リバース・マージャー」といいます。リバース・テイクオーバーはカナダや米国ではIPO(新規株式公開)と並ぶ上場戦略の一つの方法とされていますが、日本では禁止されているのです。

リバース・テークオーバーでは、既に株式公開している休眠会社を購入してその会社で
上場を目指すため、これまで説明したIPO(新規株式公開)に比較してさらに短期間での証券取引所や証券会社の審査でのスピード上場が可能です。

まとめ

これまでみてきたように、海外上場するメリットは多数あり、会社の事業を飛躍的に成長させることができます。海外展開を目指す企業や日本で規制されている業種の企業、安く早く上場したい企業の経営者にとって海外上場を目指すメリットは多数あるといえるでしょう。企業成長のための選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
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目次

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