公認会計士が伝授!資金繰りに悩んだとき確認すべき6つのこと

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資金繰りに悩んだ時にまずすべきこと

資金繰り悪化の原因は挙げればきりがありません。儲かっていれば資金繰りには困らないとも限らず、決算書上では利益が出ているのに、なぜか資金がショートしてしまうということもあります。いわゆる「黒字倒産」です。

資金繰りに悩んだ場合は、慌てずにまず原因を探ることから始めましょう。原因を探れば、問題点を認識することができ、しかるべき対応をスピーディーに行うことができるからです。

ここでは資金繰りが悪化する原因と、「資金繰りに悩んだとき確認すべき6つのこと」を説明します。

1)資金繰りが悪化する原因

まず、会社の資金の流れを把握することが必要です。「資金収支表(資金移動表)」や「キャッシュ・フロー計算書」を利用しましょう。「資金繰り表」は残高の把握に重点が置かれているため悪化の原因を探るには向きません。

資金繰りが悪化する原因としては主に以下のようなものがあります。

【キャッシュ・インの減少】

・売上の減少 ・営業債権(主に売掛金)の回収遅れ ・過大な在庫

【キャッシュ・アウトの増加】

・仕入、営業費用(経費)の増加 ・営業債務(主に買掛金)の早期支払い ・過剰な設備投資 ・貸付金、仮払金の増加 ・借入金の返済

2)なにより確認すべき6つのこと

1.売掛金は回収できているか

売掛金の回収が遅延していたり漏れていたりする取引先はありませんか?もしそのような取引先のがあるのならば、早期に督促を行ってください。得意先との関係もありますが、支払いサイトを早めてもらうようお願いすることも手段の一つとなるでしょう。

根本的なことをいうと、売上債権について自社に回収ルールがあるのか、ルールがあるとしても、適切に回収が行われているのかを確認する必要があります。

この確認にあたっては、検討すべきポイントが多くあるので、可能であれば専門家に相談するといいでしょう。

2.仕入債務の支払条件を見直す

支払先にお願いして、支払いサイトの延長交渉をしてみましょう。販売代金の回収よりも仕入先の支払が先に来る場合、その日数分だけ資金繰りに影響を与えることになります。

商品を販売するまでの期間と、債権が回収できるまでの期間を考慮して、支払条件の交渉を行うことが大切です。また、手形不渡りによる倒産を避けるために、支払にはできるだけ手形を使わないようにしましょう。

3.過大となった在庫を処分する

既に陳腐化している在庫、過剰在庫はありませんか?このような在庫は、原価割れしてでも処分して、資金化することで保管でかかってしまう維持費が節約でき、会社の資金繰りに良い影響を与えます。

もちろん通常価格で売れるものまで処分する必要はありません。在庫処分では経営者のシビアな判断が要求されるでしょう。

4.貸付金、仮払金の清算

貸付金や仮払金が試算表に計上されていませんか?これらは一時的に発生することはありますが、短期間で解消されるべきものです。

長期的に残高として残っていると、金融機関からの融資にも影響を与える可能性もあります。内容を把握し、適切な対応を検討する必要があります。

5.借入金のリスケジュール(返済金額や期間の約定変更)を行う

金融機関に対して、借入金の返済条件の交渉は行いましたか?借入金の返済が資金繰りに大きな影響を与えている場合は、毎月の返済額の減額や、返済期間の繰り延べをしてもらうよう、借入金融機関にお願いすることもできます。

ただし、金融機関との交渉には経営改善計画が必要となるので、専門家に相談する必要があり、リスケジュールの決定まで時間がかかってしまうことに注意が必要です。

6.公共機関の無料相談窓口を利用して融資の申し込みをする

資金繰りに困った時に無料で相談できる公共機関があるのはご存知ですか?無料で相談できる公共機関は、大きく分けて以下の6つがあります。各自治体のホームページに案内がありますので、直接伺う前に一度確認しておくといいかもしれません。

・市区町村の相談窓口 ・都道府県の相談窓口 ・中小企業支援センター等、自治体外郭団体の相談窓口 ・商工会議所の相談窓口 ・日本政策金融公庫の相談窓口 ・信用保証協会の相談窓口

運転資金の借入は場合によっては必要ですし、他の手段と比較すると即効性があります。ただし、資金の借入は一時しのぎにすぎないため、専門家に相談するなど、財務改善も併せて行っていくことが大事です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。資金繰りに関しては、躊躇している時間はありません。その間にも資金不足はどんどんと進んでいきますし、やがて会社の血液でもある資金は回らなくなってしまうでしょう。

経営者の判断とスピードが命ですので、今回の記事を参考に適切な対応を検討してください。

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