被保険者賞与支払届の書き方と提出方法まとめ

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1)被保険者賞与支払届とは

会社の業績が好調なときや社員がノルマを達成した際、月額給与の他に従業員に賞与を支払う企業は多いでしょう。税務上、給与とは別に賞与を支払う場合、場合によっては別途届け出が必要なことはご存知でしょうか?

賞与を支払った人全員について届け出が必要になるわけではなく、社会保険に加入している社員に賞与を支払った場合は「被保険者賞与支払届」の提出が必要です。厚生年金では将来年金を受け取る際の年金額の計算をするとき、給与だけでなく賞与で受け取った額も計算に含まれることになります。そのため、賞与を支払った時は、期日内に被保険者賞与支払届を提出する義務があるのです。

会社が賞与の時期に提出する書類として、被保険者賞与支払届と賞与支払届総括表がありますが、賞与の支払いがない場合でも、賞与支払届総括表は「支払いなし」として、提出する必要があります。

2)被保険者賞与支払届の提出方法

会社が「協会けんぽ」に加入している場合は管轄の年金事務所へ、「健康保険組合」の場合は健康保険組合の窓口へ提出します。健康保険組合の場合、年金分については健康保険組合から年金事務所へ回送してくれるのが一般的です。

提出期限は賞与を支払った日から5日以内です。多少遅れても被保険者賞与支払届は受理してもらえますが、提出が遅れると保険料の請求も遅れるため、提出期限には注意が必要です。

紙ベースで提出することが一般的ですが、電子申請やFD(CD)などの磁気媒体で提出することも出来ます。

3)保険料計算を書く際の注意点

賞与として支払われる金額は、会社によって算出方法が異なります。賞与金額の査定期間の欠勤などの理由で賞与から控除を行うことがあるかもしれません。そのような場合は、賞与の金額が必ずしも整数にならないので、賞与計算の際は注意が必要です。

たとえば、賞与支給額が253,288円となった場合、被保険者賞与支払届には額面をそのまま記入します。しかし、社会保険料の計算時は、1,000円未満の端数を切り捨てして253,000円と考えて、健康保険、厚生年金保険の料率を乗じて保険料を算出します。

一方、雇用保険料は、額面通り支給額に、雇用保険料率(平成27年度は5/1000)を乗じて算出します。被保険者賞与支払届に記入する数字と計算方法が混同しないように注意しましょう。

まとめ

被保険者賞与支払届は、給与の支払いがある場合は提出する必要があるということを覚えておきましょう。被保険者賞与支払届の提出は年に2〜3回しかない手続なので、忘れないように、支払日には書類を作成して早めに提出をするように心がけるといいと思います。

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