フリーランスだからこそ「8時間睡眠」のススメ

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自身もフリーランスたる筆者の理解に従えば、フリーランスはつまるところ、自分のプロフェッショナルな技能をよりどころにした、事業者であり経営者であり、自営業者だ。

専門的なサービスの提供に対して何らかの報酬を得ているのであるから、サービス提供事業者であるし、法人を設立していればその経営者。そうでなくとも少なくとも、自営業者であることは間違いない。

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その立場に身を置くのは、正直ラクではない。いったんトラブルが生じればすべて自分の責任であるし、風邪でもひこうものなら、サービスのクオリティが落ちてしまうだけではなく、病気療養中にはサービスを提供することもできない。寝込んでしまうと、その間はサービスを提供できず、機会損失にも怯えなければならない。

きっと、フリーランスや中小企業経営者のほぼ全員が、「健康」に気を使っているはずだ。自分が提供するサービスの品質であるとか、事業の最大限の効率化という観点からも、決して避けては通れない道で、関心も高いだろう。そこで、経営者が取るべき「健康管理」について書こうと思う。まずは経営をエンパワーする「睡眠」について、自分の経験を踏まえてご紹介したい。

「最低8時間」は確保する睡眠時間

日本人の平均睡眠時間は「6時間」と言われる。実際、自分の生活習慣や周囲から聞く話しなど肌感覚と近いと受け止める人も多いのではないだろうか。一方、筆者自身にとっての最適な睡眠時間は「8時間」だ。「長いっ!」と感じられるかもしれないが、どのようにこの睡眠時間を確保しているのか、またナゼ8時間もの睡眠時間を要するのか説明してみせよう。

参考リンク

[睡眠の重要性]眠らない日本人。理想は、7時間?8時間?
※こちらの記事によると、7時間14分というデータもある。いずれにしても、他国に比べて日本人の睡眠が不足しているのは間違いない。ちなみにフランス人は8時間半以上も寝ているようだ。

ちなみに、筆者は8時間睡眠をできるだけ守っているが、休日もこの習慣を崩さないように心掛けており、ほぼほぼ、睡眠時間も固定している。9時間寝ても大丈夫でもあるが、10時間はさすがに長いし(ぼーっとしてしまい、むしろ効率が下がる)ので、自然と8時間睡眠を守っているところだ。

まず、「この忙しいのに8時間も寝れない」という声(なき声)に応えて、睡眠時間を確保する工夫だ。中でも考え方について言えば、睡眠の優先順位を徹底して上げておくこと。まず何をもっても、睡眠を確保する。夜更かしは相当深刻な理由がないかぎり決してしない。徹夜などもってのほかだ。ちなみに、21時とか、22時とかに就寝するなど、早めに寝ることはあまりない(そういう時間には本を読みたい人です)。ルールを決めて実践するということに尽きる。

「睡眠確保」は効率化の動機付けにも

睡眠時間の優先順位を上げると、ほかの時間の使い方も大きく変わってくる。たとえば、深夜に作業をしなくてもよくするためには、もちろん、日中にはできるだけ効率的に通常の業務を片付けなければならない。仕事は待ってくれないので、滞りなくビジネスを回すためには当然、さまざまな工夫が必要だ(※詳細は別の機会にゆずる)。

それだけではない。私生活においても、睡眠時間の確保のためにあらゆる努力を惜しまないことが大切だ。特に雑務や家事に過度に時間を奪われない工夫は欠かせない。雑務と家事については、最も効率的に動けるように、組み合わせを徹底するのだ。近所の取引先への挨拶や金融機関へ行く際に、クリーニングやちょっとした支払いを一緒に片付けて、一つの行動で2つ以上の成果を出す努力をするのは一例になるだろう。

そうしたひっじょーうに細かい、ささいな努力の積み重ねの結果として得られるのが、「睡眠時間」なのだ。

高いパフォーマンスと正しい判断の源が睡眠だ

それでは、ナゼそこまでして睡眠時間を確保しようとするのか。適切な睡眠時間を確保することによって得られる効用や、副次的な効果についてさらにみていこう。ちなみに、以下では単なる健康美容というお話しではなく、ビジネスや業務の効率化、サービス・製品の品質向上に話題の焦点を絞る。

最初の理由は、活動している間の、生活全体のパフォーマンスが向上するからだ。思い出してもらいたい。ぐっすり寝て、爽快に起床した日は、全体的に「いい仕事」ができはしなかっただろうか。

もう少し分かり易く書こう。法人を立ち上げて間もない頃の筆者は、睡眠時間をきちんと確保する習慣がまだなく、徹底してこだわっていなかった。そんなときに、4時間ていどの睡眠時間しかとらなかったある日、原稿の執筆や、そのために必要な調査にも集中できずに、中途半端なクオリティの原稿を出してしまったことがある。

心の中では「あー、ちょっと物足りないな」と感じつつ、「まだあんな点も改善できる」し「こんな点も直しておかないと」と思いながら、作業を終えた。結局、その仕事はあとで間違いがあったことが発覚し、さらなる対応を迫られたのだ。

そんな事態を避けられるのが、睡眠の効用の一つだろう。しっかりとした睡眠を摂ることで、体力的にも充実して業務に取り組めるし、直接的に、われわれのプロフェッショナルサービスの質を決めてしまう。さらに言えば、睡眠をとることで、気力も充実するので、成果も出しやすいと言える。これでは睡眠を確保しない手はないのだ。

二つ目の理由が、ビジネスの効率を最大化できるから。すでに少し触れたが、睡眠時間をきちんと確保できずに風邪をひくなど病気になってしまった場合には、二重にビジネスの効率を落としている。すなわち、一方で風邪でパフォーマンスが低下するとサービスの品質も低下させてしまう。

他方で風邪が治るまでは、健康であれば対応できた仕事もキャンセルしたり、受注を見送ったりしなければならないかもしれない。機会損失だ。これらどちらの側面から見ても、きちんと睡眠をとり、健康に気を使うことが最善だと言えるだろう。

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まとめ

さて、どうだろうか。睡眠をきちんと確保することの大切さはわかっていただければ幸いだ。

ただ、睡眠時間の長さについては、個人差があることを付け加えておきたい。筆者の場合はさまざまな理由から、8時間が最適だと経験的に知っている。一方で、知人のひとりはいわゆるショートスリーパーで、たったの2時間の睡眠で十分だというツワモノだ。したがって、それぞれが最適で、自分の生産性を最大化できるような睡眠時間を見つけ出し、それを維持するように努めるのがいいだろう。

家電業界紙やITニュースサイトなどを中心に、経済・産業分野で、10年以上の経験を持つ編集ライター。
大学で環境科学を学んだ後、英国で学んだ政治経済学の知識なども基に、広い分野で執筆活動を展開している。

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