「パラレルワーカーって会社員と会社経営をどうやって両立してるの?ちゃんと寝てるの?」という問いに、現在進行形の実践者が赤裸々に回答する

こんにちは、井田と申します。社会人6年目の27歳です。

私は現在、新卒で入社した大手人材系企業で営業職として働きながら、同時平行で、ネクタイを始めとするビジネスファッションアイテムが月額で借り放題のサービス「KASHI KARI」を運営する株式会社カシカリの経営をしています。いわゆる「パラレルワーカー」です。

株式会社カシカリは、「事業譲渡」という珍しい起業の形で去年2016年11月からスタートしています。出身は神奈川の川崎で、社会人1年目から3年間を福岡で過ごし、どこかのタイミングで移住しようと思うくらい福岡を愛しています。

今回は、よく質問される「会社員と経営者をどうやって両立してるの?ちゃんと寝てるの?」という問いについて、「パラレルワーカーのリアルな一週間」をテーマに等身大の生活スタイルをご紹介したいと思います。

まじめての年末調整
クラウド確定申告ソフト今すぐ使える

パラレルワークの生活のリアル

結論、パラレルワークは「体力的にキツイ」です。

パラレルワークをスタートする以前に比べ、確実にプライベートの時間を犠牲にしていると思いますし、睡眠時間も制約があります。ここはパラレルワークのデメリットかもしれません。

ただ、そんなデメリットがある中でも、私がパラレルワークを一年以上続けられているのは、「熱中できるものがあることの幸せ」や「安定的な収入があることの安心感」、そして「成長を日々実感できる」などメンタルの部分でメリットを感じているからです。

今回はパラレルワークのリアルな生活を「平日編」「休日編」の2つでご紹介し、最後に「私がパラレルワークの生活を続けられている理由」をご紹介します。

パラレルワーカーのリアルな一週間(平日編)

冒頭にも記載している通り、私は経営者をやりながらフルタイムの会社員もしております。当然、平日は会社員としての仕事があります。会社員の業務をフルでこなしながらも、経営者の仕事もする平日のリアルな生活スタイルはこんなかんじです。

会社員をやりながら経営者もやる”平日”のタイムスケジュール

7:00 起床
・ 自分の経営する会社の業績、KPIのチェック
・ 身じたく

8:30 家を出る

9:00 会社員のほうの会社へ出勤

〜21:00 退社
※ この間の約12時間は会社員の業務に集中します。緊急の対応以外は、ほぼ自分の経営する会社の業務はしません。

21:30 帰宅
・ お風呂
・ 夕食

22:30 自分の経営する会社の業務
(業務例)
・ メール処理
・ 仕入れ品のチェック
・ 財務部分の資料作成、事業計画の見直し、作成
・ サービス改善のための仕様検討
・ オウンドメディア記事編集 など

25:30 就寝

1日の平均睡眠時間=5.5時間
以前は26:30くらいまで働いていましたが、さすがに翌日のMTGで睡魔に襲われるなど支障をきたしたため、1日5.5時間は寝るようにしました。

自分の会社の顧客対応
顧客対応業務をアウトソーシングすることで顧客対応、発送作業などは全てお任せしています。そのため、平日の日中は会社員の仕事に集中することができます。

飲み会の頻度=週に1回程度
基本的には自分の経営する会社関連での飲み会、会食などがメインです。

本当は日課としてやっておきたいことは…

読書などのインプットの時間
とにかくアウトプットばかりになっているように感じます。

人に会い、話を聞く時間
本来であれば、色々な人に話しをお聞かせいただく機会を最大化していく必要があると思っていますが、今は恥ずかしながらできていません…

平日は上記のような毎日を過ごしています。

会社員をやりながら経営者もやる”休日”のタイムスケジュール

7:30 起床
・ 自分の経営する会社の業績、KPIのチェック
・ 身じたく

9:00 自分の経営する会社の業務
・ 主に仕入れに行きます。
・ また、仕入れがない日はオウンドメディア記事編集をやっています。

12:00  自分の経営する会社のオフィスに到着

〜19:00 撮影と仕入れた商品の整理やMTG

〜22:00 オウンドメディア記事編集

22:00〜 自由時間

気分転換=隔週に1度程度

たまにレイトショーなどの映画を観に行ったりして、気分転換をしています。温泉にも行きます。3連休などの連休が取れるときには、1日はできるだけゆっくりする日を作るようにしています。

休日もほとんどが経営する会社の仕事をして過ごしています。たまには息抜きしますが、基本的に仕事にのめり込んでいるので、そこまでストレスに感じていません。

パラレルワーカーの一週間・まとめ

パラレルワークのデメリットを挙げると、

・ 「体力的にキツイ」
・ 「交友関係がやや希薄になる」
・ 「インプットの時間がやや少なくなる」

の3点かと思います。

何よりも「体力的にキツい」が大きいデメリットです。体力勝負でなんとかなるのは若いうちだけかもしれません。健康を保つことが最大のミッションとも言えるでしょう。パラレルワークは体力面を覚悟しなければ、続けられないと思います。

ただ、私が一年以上このスタイルでパラレルワークを続けられているのは、「精神面での大きなメリット」を感じているからだと思います。

具体的には、3つあります。

メリット1:熱中できるものがあることに幸せを感じている

私がチャレンジしている「シェアリングエコノミー」のマーケットは拡大しているものの、まだまだ小さなマーケットです。今後どこまで伸びるかは未知数ですが、業界のリーディングカンパニーになるチャンスのあるマーケットを切り開いていくことにのめり込んでいます。

熱中できるものがなかった起業前の以前とは大きく「人生の質」が改善されたと感じています。毎日が本当に楽しいです。

メリット2:安定的な収入による安心感

会社員であれば、リスクの大きなビジネスチャンスにも積極的に取り組みやすいと思います。会社員でないと借金をすることやリスクの大きな選択肢に消極的になってしまい、ビジネスチャンスを逃してしまう可能性もあるでしょう。その点、会社員としての安定的な収入が毎月入ってくるため、精神的なストレスは最小限にできていると思います。

メリット3:本業では絶対に得られない「学び」と「成長」

実際に経営してみると、会社員では持ちにくい「高い視点」や「より強い当事者意識」、「裁量の大きさ」、「最後は自分で責任を取らないといけないというプレシャー」を学べます。これは、会社員だけでは得られない「学び」だと思います。

また、自分が会社員として従事してきた領域とは異なる分野でのチャレンジを強いられるため、これもまた会社員では得られない経験ができます。以前はできなかったことができるようになっていく感覚を毎日味わえるのは、パラレルワークの最大の魅力でしょう。

パラレルワークのメリット・デメリットをご紹介しましたが、この生活スタイルを正直長くは続けることはけっこう大変です。会社員の労働時間がもう少し短いとベストだなとは思います。会社員にこだわらなければ、業務委託などの形態で、安定的な収入を得ることも一つの選択肢なのかもしれません。

今後は兼業や副業を認める会社も増えていくでしょうから、パラレルワークがより身近な社会になっていくと思います。私は間違いなくパラレルワークをやって自分の可能性が大きく広がることを実感しました。

体力的にはハードな部分もありますが、起業をご検討されている方にはリスクを最小限にし、成長実感が大きく持てる「パラレルワーク」という方法をオススメしたいです。

>> 会社を辞めるのではなく、会社員を続けながらやろうと思った理由

>> パラレルワーカーとして、二足の草鞋を履きこなすために準備した3つのこと(スキル・勤務先・マインド)

大手人材会社の新規事業開発部門で働きながら、パラレルで月額ネクタイ借り放題サービス「KASHI KARI」を運営する株式会社カシカリを経営。福岡生まれ大阪・神奈川の川崎育ち。MBA(経営学修士)。今後到来する「パラレルワークが当たり前になる時代」に先んじて、新しい働き方を実践中。また、「デュアルライフ(二拠点居住)」へのチャレンジなども検討しており、新たな時代の働き方のロールモデルを目指す。
※当連載の内容は個人によるもので、所属する会社を代表するものではありません。
株式会社:株式会社カシカリ
会社設立に必要な23の書類を無料作成
会社設立の手続きを網羅したガイドブックをダウンロード