劇団の世界では6割が確定申告していない…!? ~freee部2018ミートアップ「個人以上~法人未満の会」開催レポート~

7/24(火)にfreee部2018ミートアップ「個人以上~法人未満の会」を開催したのでレポートします。ちなみにfreee部とは、freeeと一緒に、freeeのプロダクト、ミッション、価値基準を広め、応援してくれるパートナーの集まりのことです。

freee部とは

任意団体(自治会、町内会、PTA、子供会、青年会、同窓会、コミュニティ、勉強会、スポーツ団体など)の会計や運営についてのイベントが行われ、任意団体の経験者や、会計士さんからの解説により大いに盛り上がりました。

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当日のプレゼンターは、演劇制作者の藤田侑加さん、会計事務所の所長である野口五丈さん、オランダ在住のフリーランス佐藤まり子さんの3名です。

以下、順番にご紹介します。


藤田侑加さん:現状の任意団体(演劇)は課題が沢山

演劇の世界ではチケット代、グッズ販売、スタッフのギャラなどは基本現金決済。でもって確定申告してない人が6割もいるんだそうです。これは驚き…。


しかも現金決済が主流で領収書、請求書を発行する発想がないとのこと。よって帳簿もつけていないことが多いそうです。


当時は「打つ手がなかった」と語る藤田さんですが、今回のテーマで劇団の会計についてブログにまとめておられました。

お金も手間もかけたくなかろうと、小劇場の劇団で会計的にまずやれること
演劇と税金:前編〜難しいから敬遠してたらそれ法律的にアウトです!〜【藤田侑加】
演劇と税金:後編〜いざって時の準備は必要!劇団主催者のための会計・税務って?〜【藤田侑加】

あと、こちらが当日のプレゼン資料ですが、笑えない内容もチラホラ...
※誰でも閲覧可能

 

野口五丈さん:任意団体における会計を会計事務所の所長が解説

freeeの認定アドバイザーである野口さんのプレゼン資料はこちら。
>> 任意団体を支える人のための組織、会計、税務の話

以下、かいつまんでまとめますと…

Q. 任意団体とは?

→法人格がない団体のこと。法人登記をしていない例としては自治会、町内会、PTA、子供会、青年会、同窓会等があります。

Q. 任意団体は会計をやらなければならない?何のために?

→厳密に言いますと、アカウンタビリティ(説明責任)のため必要です。あと、現実問題として活動継続のためにも必要です。任意団体とはいえ、無償では続かないですからね。理念のためにはお金がいりますし、使途を把握しておく必要があるのです。

会計知識が少なくてもfreeeの機能(自動仕分けルール、集計表、経費精算)でなんとかなる部分はあるのですが、支所など、地域が分かれている場合は特に、紙でやるわけにもいかないので、クラウドが良いでしょう。

Q. 任意団体は税金は払わなくて構いませんよね?

→だいたいは払わなくてよいケースが多いです。が!任意団体も税法上は「法人」としてみなされます。

Q. 税金を払う必要ある「法人」とみなされる要件はなに?

→継続的におこなっている、事業場を設けている、政令で定める34事業に該当すると、税金を払う必要ある「法人」とみなされます。ひとことで言えば「儲け」でやっているかどうかが分かれ目です。

任意団体も、目的と条件によっては法人とみなされるのですね…。要注意。

 

佐藤まり子さん:先端を行くオランダの任意団体会計とは

最後はオランダ在住のフリーランス、佐藤さんの発表。資料はこちら。

>> 剣道団体の運営:日本とオランダの違い

日本とは違って、オランダではほとんど現金を使いません。高齢の方でも、facebookページ、メーリングリスト、whatsappを使っている人が多い。団体の会費は引き落とし、もしくは送金が100%です。

佐藤さんが「スポーツ団体の運営どうしてる?日本とオランダの違いは?」というブログ記事にも書かれていますので引用しますと……

会費の管理方法は、アナログで集金(月謝袋)もしくは振込の方法があります。
オランダは、この会費の管理がかなりスムーズです。銀行口座から引き落としもしくは送金が100%。Tikkiという送金アプリも普及しています。このTikkiはメインバンクと連携しているので簡単に送金可能。さらに、スマホから銀行口座にログインしてすぐに送金…という作業にもみんな抵抗がなさそうです。日本だと、わざわざトークンやワンタイムパスワードのカードを持ち歩かないといけませんが、オランダは携帯電話に認証番号が送られてきます。年配の方でもネット送金を活用しており、イベント時にはQRコードからの決済も行われています。

日本は、この点でまだまだアナログ管理だなと感じます…。アナログ管理の場合、どうしても手作業になってしまうため、会費の徴収漏れや重複支払いの問題が発生してしまいます。

日本よりかなり進んでいる印象ですね。剣道道場など、日本ではアナログのイメージが強い場所でも電子決済が広く浸透している様子がわかります。

 

まとめ

任意団体とひとくちに言っても、国や種類によって運営方法は全然違うようですね。
会計も、そこまで厳密に気にすることはないようですが、楽に管理する方法はありそうです。
今回の例のほか、コミュニティ、PTA、勉強会に係わる皆さんはどのように運営・会計管理していますか?

イベント当日の様子はtogetterでもまとめていますので、こちらもご覧になってください。

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