2019年08月30日(金)1ブックマーク

停滞する会社を持ち直す経営術 歴史上の中興の祖は何をしたのか?その1 上杉鷹山

経営ハッカー編集部
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「中興の祖」と言われる人がいる。
創業者や時の経営者に代わって傾いた組織を立て直し、再び浮上させた人々だ。それは往々にして創業者や時の経営者以上の艱難辛苦に苛まされる。創業者のようにゼロからのスタートではなく、マイナスからのスタートとなるからであり、時の経営者のように支持されているわけでもないからだ。
彼らは単にマネジメントに明るいだけでなく、危機に際しての胆力、統率力、そして忍耐力など高い人間力をもっていた。そうでなければ後々中興の祖として名を残すことはできなかった。再興再建へのチャレンジは古今東西いつの世にもつきまとっていた。ではなぜ数多の再興チャレンジャーのなかで、なぜ彼らだけが中興の祖と呼ばれるのか。代表的「中興の祖」の生き様からそのエッセンスをハックしてみよう。

目次

    J.F.ケネディが敬愛した上杉鷹山

    現代にも通ずる傑出した中興の祖の代表が、江戸時代に米沢藩を立て直した9代目藩主、上杉鷹山(ようざん)だ。

    鷹山の名は、日本の経営者の間に広く知れ渡っているだけでなく、世界的にも知られている。むしろ鷹山の名は、海外から逆輸入されたとも言える。

    第35代アメリカ合衆国の大統領、J.F.ケネディは、日本に来日した際、「もっとも尊敬できる政治家は誰か?」という記者の問いに、「上杉鷹山」と答えている。オバマ政権時代に駐日米国大使を務めた娘のキャロライン・ケネディさんも、就任後東京で行ったスピーチでも父親が敬愛していた鷹山について触れている。また戦前フランスの首相を努めた、G=クレマンソーも、勧められて伝記を読み、多くのものを学んだと述べている。

    J.F.ケネディが鷹山を知ったのは、内村鑑三が英文で刊行した『代表的日本人』だと言われている。ケネディが鷹山を評価したのは、鷹山が世界に先んじて民主主義の原点を唱えていたことにある。

    人民があっての君主であって、君主のために人民があるのではない
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