「仕事が滞った…」「アイデアが思いつかない…」ときはキーボードを捨てて街歩きにでかけよう

フリーランス編集者のアミケンと申します。

仕事柄デスクワークが多く、企画を考えるなどクリエイティブ系の作業をすることが多いのですが、週に何度か、アタマがボーっとして仕事に集中できない……ってことがあります。にんげんだもの。

そんな時、私は「通りを歩く」ことにしています。歩くと、ボーっとしていたアタマが冴えてくるだけでなく、情報収集、アイデア発案、モチベーションup、さらにはメタボ解消といった色んなメリットが得られます。

今回はそんな「仕事がスタック(=滞る的な意味)したら歩くと良いよ」というお話のご紹介です。

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街をブラブラしてて出会った像(特に意味なし)


ショートウォークでアタマをシャキっと

「まず、ボーっとしたアタマをなんとかしたい!」という人には、3~5分のショートウォークがオススメです。

そもそもアタマがボーっとする理由としては「アタマに血流が回っていない」…つまり脳に必要な酸素や栄養が行き届いていないことが考えられます。デスクワークで座りっぱなしの人、あるいは特定の場所に立ちっぱなしの人は、よく足がむくみますよね?あれは体内の水分が足に溜まった状態なワケですが、足がむくむと、血流もそこで滞ってしまうのですね。なので、歩くことでふくらはぎの筋ポンプ作用を活性化してあげるわけです。

すると物理的に血液の循環が改善されるので、脳の働きもシャッキリしてくるワケですね。ほんの3~5分の短い散歩でも効果が現れますから、オフィス内をブラブラ巡回してみるとか、階段を上下してみるとか、ビルのまわりを一周してみるとか、ぜひお試しください。

ちなみに、食後にアタマがボーっとするのは、カラダが消化活動に集中しようとしているためなので、無理に運動せずむしろ小休止した方が良いですよ。

 

ロングウォークで街に繰り出そう

もっと歩く時間がとれる人は、思い切って30分~1時間ほどのロングウォークに出てみてください。

距離でいうと2km~4kmくらいです。「渋谷ハチ公前~原宿駅」が約2kmといえば、なんとなく距離感つかめますでしょうか?他にも「赤坂サカス~六本木ヒルズ」「東京駅~新橋駅」「なんば駅~本町駅」などが約2kmのコースです。おおよそ「あの辺まで行ってみよう」と目星をつけてから、道中ブラブラしてみるのがオススメです。

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「気になる・・・」と思ったら、とりあえず写メ!

ふだん電車やバスで移動しているルートを、足で歩いてみると意外な発見にたくさん出会えます。たとえばバーやレストランなどの飲食店。「お、こんなトコロにこんな店があったのか」と思ったら、ちょっと立ち止まってスマホで店の看板の写真撮るなり、ネットでググってメモしておきましょう。私の場合は食べログやGoogleマップで保存しています。

店内や店員さんの雰囲気をつかむなら、思い切って中に入ってみるのもオススメです。「ショップカードってあります~?」と尋ねれば問題ナシです。ランチや飲み会で使えるお店がみつかれば「歩いてラッキー!」な気分になれます。

飲食店以外にも、ビルのデザイン、看板、ポスター、人のファッションなどなど情報収集の「ネタ」は豊富に転がっているものです。

私の場合、通勤ルートである東京~上野間(約4km)の国道1号線沿いをよく歩くのですが、道中には日本橋、神田、秋葉原があり、オフィス街から高級デパート街、そして外国人旅行者やメイド喫茶の呼び込みに溢れたキラピカな電気街へと目まぐるしく景色が移り変わっていくので、毎日歩いていても飽きることがありません。

ときどきわき道に入ってみると、有名企業の本社ビルを発見したり、テレビや雑誌の撮影現場に遭遇することなどもあります。そんな時はできるだけヤジ馬根性をふりしぼって、周辺をウロチョロしてみると(怪しくない程度に)さらなる発見を得られることがあります。

 

パターンを見つけたら分析してみよう

たとえば、某有名企業の本社の近くを散策してみたら、競合企業の本社も実はすごく近所にあった!…みたいなパターンです。神保町の「小学館と集英社」、神田の「大塚製薬とアース製薬」、大手町の「読売・産経・毎日新聞」などなど、同業他社がとても近いエリアに同居しているのに気づいたら、とりあえずメモ。落ち着いたタイミングで両社の歴史や市場シェア、プロダクト、方向性の違いなどをじっくり調べてみましょう。なんとなく企業名から抱いていたイメージとは違った見え方がしてきます。

逆に、同業なのにバラバラのロケーションに点在している有名企業……たとえばビール業界のアサヒ(浅草)、キリン(中野)、サッポロ(恵比寿)、サントリー(大阪/台場)とか、不動産業界の三井(日本橋)、野村(新宿)、三菱(大手町)、東急(青山)などなど、まるでお互いにテリトリーを意識しているかのようにバラけているパターンに気づくこともできるでしょう。気になったらまた歩いてみましょう。

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ちょっと寄り道してみると、面白い路地と出会えることも。

もっと身近な視点だと、ラーメン激戦区、インドカレー激戦区、電気街、繊維店街、宝飾品街、道具街、風俗街……といったゾーンを発見するのもワクワクしますよね。なぜ同じような店がこれほど寄り集まってるのだろう?とか、その中での老舗(ボス的存在)や異彩を放っているユニーク店を探してみるのも面白いです。

 

コツは「1歩き1テーマ」に絞ること

色々と散策の方法をご紹介してきましたが、ネタ探しのコツとしては「1歩き1テーマ」に絞っておくのがオススメです。情報のメモは無限にできますが、人間が1日に閃ける回数は、ある程度限界があるからです。もったいないので何かしらインスピレーションが得られたら、その日はそこまでにして、あとはその着想を膨らませながら適当に歩いて帰りましょう。

個人的には、朝起きてから3~4時間内と、夕食前の数時間がもっとも仕事が捗るので、それ以外の時間帯を利用して「アイデア探しウォーク」をするようにしています。音楽は聴きながらでも、無音でもどちらでもOK。ラジオを聴いていると、たまに付近のイベント情報に遭遇することがあるので、そのまま足を伸ばすこともあります。

 

できるだけ軽装で。ポケットは重要!

アイデア探しウォークに必要な装備は、特にコレといったものはありません。むしろ普段着で、なるべく軽装でプラっと出かけるのが一番良いのですが、財布とスマホが手軽に出し入れできるポケットのある衣服、またはポーチ・ポシェットなどがあると便利です。

寒い冬はマフラーや手袋をつけて歩くこともありますが、歩行距離が2kmを超えてくると、けっこうカラダも温まってくるので、とりはずしてポケット等に収納できる状態にしておくと便利です。私の場合、スマホでメモをとったり写メする頻度が高いので、手袋はせず、ポケットに手をつっこんで歩けるアウターを重宝します。

暑い夏は日射病対策として帽子・サングラス・ペットボトルが必需品です。歩いていると、どんどん汗から水分を失うので、なるべくこまめに信号待ちをする毎に一口ずつ水分補給するくらいがちょうどいいです。自販機用の小銭がポケットに常備してあると安心です。

 

メモったアイデアは、月に1回くらい見返そう

アイデア探しウォークの仕方をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

おそらく誰でも実行してみれば、何かしらの発見ができると思います。歩きスマホしていたらアイデアの源は見逃すし、他の歩行者からはウザがられるし、もったいないですよね。自転車だと行動範囲は広がりますが、スピードも早いので「気になる」時間が一瞬になりがち。脇見運転も危ないのでやはり歩くのがオススメです。

さて、重要なのはアイデア探しウォークで気になったこと、気づいたことを放ったらかしにせず、たまに見返すことです。週に1回、あるいは月に1回、メモ一覧を見返してみると、それぞれのアイデアの点と点が線としてつながり、脈絡を持つことがあります。

一方で「あれ?これ何でメモしたんだっけ……」と、どうしても思い出せない項目もでてくるので、60秒考えてわからなければ心を鬼にして「メモの断捨離」をしていきましょう。そうやってメモを溜めこまない方が、気軽に次のアイデア探しウォークに出かけやすくなるものです。

以上、アミケンでした!

1977年 大阪生まれ。編集者 & セラピストのパラレルキャリア。アミケン編集塾 塾長 / 趣味は旅とテニスと阿波踊り / アミケンは"amigoken"の略です。