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2019年06月11日(火)

“あいまい”に繋がるからこそ成果が出る?次の時代の働き方とは?

経営ハッカー編集部
“あいまい”に繋がるからこそ成果が出る?次の時代の働き方とは?

ここ数年、オープンイノベーションや共創といった、企業や組織の壁を超えてメンバーが集まり、ひとつのプロジェクトを進めるような取り組みが頻繁に見られるようになりました。ひとつの企業や組織では生み出せないようなアイデアを具現化できるなど、さまざまなメリットがあるためです。
 
一方で、こうしたプロジェクトで起こりがちなのが、チームが巧く機能せず、物事が前に進まないこと。メンバー間の思惑がぶつかり合い、チームが空中分解してしまうケースも多々見受けられます。
 
では、どうすれば企業や組織を超えたプロジェクトを成功に結びつけられるのでしょう?プロジェクトが前に進むチームと進まないチームの違いはどういったところにあるのでしょうか?
 
そのヒントとなりそうなのが、さまざまな企業の新事業開発支援やプロジェクト開発支援を行う株式会社トイトマ・代表取締役会長の山中哲男氏が中心となり進められている「AWAJI PROJECT(淡路プロジェクト)」です。
 
同プロジェクトは、全国で飲食店を展開する株式会社バルニバービの佐藤裕久氏(代表取締役社長)の肝いりで進められている淡路島の開発プロジェクトで、佐藤氏から相談を受けた山中氏が、飲食業や宿泊業、事業開発の専門家などを集め、自らが旗振り役となり推進しています。
 
メンバーは全員が経営者という異色のチーム構成。「(経営者による)本気のワークショップ」とメンバーが表現し、さまざまな副産物が生まれているといいます。「AWAJI PROJECT」のメンバーに、プロジェクトの特徴や進め方、参加する意義などを聞きました。

見極めのキモは、フワッとした話をおもしろがれるかどうか

株式会社トイトマ 代表取締役会長 山中哲男さん

―まずは今回の「AWAJI PROJECT」の概要を教えていただけますか?

山中:きっかけは、今注目されているバルニバービという飲食業を展開する会社の佐藤裕久氏(代表取締役社長)から声をかけてもらったことです。僕は、佐藤さんと個人的にも仲が良く、友達のような関係でもあります。
佐藤さんは京都出身なのですが、海が好きで、若い頃はよく琵琶湖(滋賀県)や淡路島(兵庫県)で遊んでいました。今、会社も大きくなってきたので、関西に恩返しがしたいと、琵琶湖や淡路島で何かできないかと考えたようです。それで一年ほど前に、食事の場で「哲男(山中氏のこと)、不動産買ったから、何か一緒にやらへんか」と。突然、そんな無茶ぶりをしてきたのです(笑)。
佐藤さんは約2千坪もの土地を買ったそうで、さすがにこれだけの土地でポンと何かを始めることはできませんから、「何をしたいのですか?」と聞きました。すると「テーマが2つある」と。ひとつが、情報社会で皆が大量の情報にさらされる中で、なかなか心を休める機会が無い、海や自然の中で心と体をリラックスできる場所を関西に作りたいとのことでした。そして、もうひとつが、カッコいいなのか、面白いなのか、憧れるなのかはさておき、そこで働きたいと思う人が増えるような空間を作りたいと。

―かなりざっくりとした要望ですね。

山中:はい。何度か聞いてみて、まだ全然ざっくりしてるけど、同じようなキーワードが出たり、同じような世界観をイメージしていたので、んーこれをどう具体化、事業化しようかなと(笑)。でも、ザクッとしたまま投げてくれたのは、日頃から「哲男らがこれからの時代に合ったものを創造して、肌で感じているものを表現していった方が良い」と何度も言っていたので、ある意味任せてくれていたのだと思います。このように豪快に任せてくれて、様々な機会を与えてくれる佐藤さんには感謝しかありません。それで、もともと僕が交流を持っていた20人ほどにどんどん情報をシェアしていきました。そのときに、ざっくりした話に乗ってくれる人と、ざっくりし過ぎで動けないという人がいた。その反応を見てメンバーを決めていきました。今ここにいる人たちは、「フワッとした状態だけど一緒にどう?」と僕が話したときに「おもしろそうですね、やりましょう」と前のめりになってくれた人の中で、さらに僕が厳選したという感じですね。

―今年の2月から打ち合わせを始めたと聞きましたが、それぞれどういう役割を?

山中:今はまだ役割という役割はない状態です。最終的な意志決定をするときには、役割を決めそれぞれの判断に任せたいのですが、今はまだその前の段階。最初に少人数(2〜4人)で役割を決めずにどんどん意見を出していくと良い効果があって、例えば、領域を制限せずに新規事業の立ち上げを請け負っている木下さんがよく「(制限しないことで)ある領域のノウハウを別の領域に転用できる」といったことを話しているのですが、そういうことが実際に起こる。例えば、飲食スペースを作ろうとしているときに、子どもが来たときには保育所運営で培ったノウハウが役立つなど、ジャンルをミックスしたような意見が出やすくなります。

―プロジェクトの進捗状況を教えてください。

山中:今は場所が決まっていて、僕らのアイデアに共感してくれるファンドがいて、資金提供が決まっている状況。もちろんその金額も僕らの事業プランによって変動します。例えば、土地が大きいので、全部を使うのか、スモールスタートにするのかによって必要な資本も変わってくる。
事業プラン自体はけっこう煮詰まってきて、6、7割ほどできている段階でしょうか。これから「やりたいこと」と「お金」を天秤にかけていきます。事業を始める際にかかるイニシャルコストを含め数字の計算をしていくわけですが、3つほどコンセプトを作り、それぞれの概算を出して、ファンドの担当者と収支シミュレーションを行い、どのパターンが実現可能かを探っていきます。
ちなみに事業主体はバルニバービさんまたはその子会社にお願いしようと思っています。一方で、ここにいるメンバーで会社を作り、バルニバービさんの事業プランや企画を委託してもらう形で進めていこうと考えています。

―具体的にはどういったことが決まっているのでしょうか?

山中:淡路島の海は素晴らしいので「水」を楽しんでもらう空間を作ろうとか、採算をとるためには宿泊施設も用意しないといけないとか、地元の人と一緒に何かをしたいのでご一緒しながら作り上げるアイデアなど、皆で意見を出し合いながら、全ての要素とプレイヤーが出そろったという状況ですね。

株式会社MONOLITH 代表取締役CEO 木下明さん

木下:来てくれたお客さんに何を感じてもらいたいのか、私たちが作る空間のコア(核)の部分が決まってきた感じがします。これからは、施設全体をどういうコンセプトワードに落とし込むかについて、皆で揉んでいく段階に入ると思います。
ちなみに、先ほど山中さんは6、7割とおっしゃったのですが、実は今は耐えどころ。新規事業を立ち上げたことがある人って、何をするのか早く決めてどんどん形にしたがる傾向があります。でも、これくらい大きなプロジェクトになると、やりたいこととお金のバランスを、慎重にセンス良く見極めていかないといけません。皆さんその辺の嗅覚はお持ちですから、意見を出し合いながら慎重に進めています。

経験や仕事から得た“一次情報”が良質なコンテンツを生む

―いろいろ意見が出てくる中で、特に印象に残ったものなどはありますか?

木下:私がおもしろいなと思ったのが、大久保さんの宿泊体験から出た「水」に関する意見です。

株式会社ミナデイン 代表取締役社長 大久保伸隆さん

大久保:名古屋に古民家を改装した有名な宿泊施設があります。ぽつんと山奥にあって、すごく評価が高いので行ってみたのです。最初は自然を感じられていいなと思っていたのですが、徐々に「休まなきゃ」と強迫観念のようなものに襲われて。「ここではこういう風に過ごさないといけない」といった押しつけがましさを感じるようになったのです。要は都会へのアンチテーゼみたいな雰囲気があり、それがしんどかった。
そうした経験を踏まえ、本当にリラックスできる空間とは、都会と自然、友達と仕事仲間といった区切りをあいまいにできる場なのだと感じました。しかも、そのあいまいにする作業をお客さんが自然に行えないといけない。そのときに、我々が作る空間と「水」との相性がすごくいいと意見したのです。例えば、プールや銭湯では、スマートフォンなどのデバイスをロッカーに置いていきますから、自然と情報から離れます。また裸の付き合いの中でフラットに隣の人と仲良くなれますよね。

―なるほど。石原さんはどんな意見を?

株式会社デリカ 代表取締役 石原翔太さん

石原:僕はもっと泥臭く現場の情報を集めようと、ゴールデンウィークの初日に東京から車で淡路島の現地まで行ってみました。距離で言うと600キロぐらい。片道で8時間半ほどかかりましたが、そうやって足を使ったことで見えてくる生の情報がたくさんありました。
例えば、栃木ナンバーや川崎ナンバーの車がけっこう来ているとか。島に来ている人たちは子連れのファミリー層がメインで、総じてレジャー目的だとか。あとは銭湯に入り、淡路島で80年住んでいるおじいさんと裸の付き合いをして仲良くなったのですが、そこで地元の飲食店などに関する生の声も聞いてきました。その全てが正解ではないですが、ネットで調べても出てこない貴重な情報を得ることができたと思います。
 
木下:今回のメンバーはそれぞれの体験や仕事から得た一次情報をどんどん出してくれます。それを共有できることはプロジェクトのコンテンツ作りに有益なだけでなく、それぞれの本業にもすごくいい影響があると感じています。

―ちなみに山中さんが旗振り役だと思うのですが、打ち合わせはどのように進めているのでしょうか?

山中:もともと僕自身が前に出るタイプではないので、皆が意見交換をしているのを「すごいなー」と思って聞いている感じです。僕の想定するアウトプットに導いていくというよりも、皆にたくさん話をしてもらって、良い意見をどんどん出してもらう。それを持ち帰って、どうやったら一番いい形で活きるかを探るというやり方をしているので、機会づくりと出たアウトプットを整理してデザインしている感じでしょうか。

大久保:山中さんは「経営者を編集している」という感じですかね。我々が出した意見を山中さんが編集して、さらに良い形で見せてくれる。打ち合わせで僕らが好き勝手に言った意見が、3日後ぐらいにすごい企画書になって出てくることがよくあります。

山中:それをまとめるのが僕の仕事ですね。ただまとめ方にもポイントがあって、すごく盛り上がったトピックスでも、着地点が見えなかったり抽象度が高かったりするものは省いています。そうやって作ってきた資料を次の打ち合わせで皆に見てもらう。それをたたき台に、また意見を出し肉付けしていくという感じです。

経営者にとっての「本気のワークショップ」

―いろいろお話を聞いていて興味深いのが、皆さんが「おもしろそう」と共感して参画していることです。しかも今の段階では、報酬がどうなるか具体的には見えていないわけですよね。そうした共感を通じて集まるプロジェクトの魅力はどういったところにあるのでしょう?

山中:人が集まって何かを生み出すとき、特に今回のような小さなコミュニティの場合は必ず副産物が出てくる。それが大きいと思います。例えば、先日、プロジェクトに出資してくれる大手ファンドとの打ち合わせに、木下さんと大久保君を連れて行ったのですが、そこでファンドの担当者が二人の経歴を聞き「こういう案件はできませんか?」と相談しはじめた。つまり突発的に次の仕事の可能性が生まれたわけです。
もちろん結果としてプロジェクトの報酬はついてくるけど、皆そこを第一優先にしていない。違うジャンルの専門家が集まる中で、新たな出会いや気づきがあるとか、一次情報や仕事をシェアし合えるとか。そういうところを加味して見られる人は、参加する意義を強く感じられると思います。

木下:価値観が同じと思える人たちと一緒に何かをできる楽しみもありますね。私は今、自分の生き方に「合理性の限界を超える」というテーマを掲げています。合理的に考えたら、毎月お金をくれる相手に営業をどんどんかける方がいいのですが、それだけだと可能性は広がらない。5年、10年先のことを考え、自分の幅が広がりそうなことを、お金になるかどうかで区切らないで、とりあえず飛び込んでみようと。そう思っている中で、たまたま大久保君が「あいまいさが大事」というキーワードを言い出しました。そのときにめちゃくちゃ心に響きましたね。
 
石原:僕はいろいろな意見を聞ける環境が良いですね。会社でも個人でもひとつの仕事のやり方を突き詰めていけば、勝ちパターンみたいなものができてきます。もちろんそれも大事ですが、そればかりだと自分の幅が狭くなる。このプロジェクトのメンバーは、皆アプローチの仕方が違うので、いろいろな意見が出る。だから「そんなやり方もあるのか」と思えることがすごく多い。意見を寄せ過ぎず、各々のカラーを出しながら、新しいものが生み出されていくのを見て、「自分の会社もこうありたいな」と思いました。
 
木下:あと、会社はピラミッド組織なので、経営者が一プレイヤーに戻れることはなかなかない。物事を決定する作業が主となり、メンバーと同じ目線で何かをすることが減っていきます。そんな中で、ここは皆が同じ目線。一プレイヤーとしていられ、初心に戻れる。経営者は皆こういうことをすればいいのにと思いますね。

―プロジェクトに参加していて「ここが良かった」とか「こういう学びがあった」ということはありますか?

石原:実は僕は自分が携わる飲食業の限界のようなものを感じていました。僕は仕事で誰かを幸せにすることが大事だと思っているのですが、これだけ多様な社会になってくると、メニューが固定された飲食店ではいろいろなニーズに応えられない。ではどうあるべきかと考えたときに、もっと事業の対象を広げなきゃダメだ、地域コミュニティも含めて考えるべきだと。そういったことを、プロジェクトを通して思いましたね。
あと、僕はひとつのことを突き詰めるのが得意だったのですが、皆さんの考え方、やり方を目の当たりにして、今の時代はいろいろなものをかけ算していくことが大事なのだなと実感しました。今後の会社の方向性が一気にひらけた感じがあります。

山中:(石原)翔太君は、ひとつのことに集中するタイプだから、広い視野や選択肢を持たないと次の段階に行きづらいだろうなと前々から感じていたのです。それもあって今回は彼を誘いました。
バルニバービの佐藤さんも同じような感覚を感じていると思います。佐藤さんは社会全体のことをすごく考えていて、貧困とか教育とかシングルマザーとか若い人の働くモチベーションのこととか、事業の中でいろいろ解決できないかと考えています。でも彼も翔太君と同じで飲食業を中心に活動しているので、必然的に他の分野のリアルなことがわかりにくい。そうした中で、大久保君や翔太君、木下さんに会って、全く違う価値観に触れることはすごく意味がある。僕らにとっても、佐藤さんにとっても結果として学びが多いプロジェクトだと思っています。僕は誰もが日々学ぶ機会はあるし、行動や活動をする中でお金以外にもたくさんの報酬を得れる機会もあるけどその報酬を受け取っていない人が多いと思います。これって、もったいないですよね。佐藤さんを始め、このメンバーは報酬をきちんと受け取れるメンバーだと感じてます。
 
木下:私が思うに、経営者は皆、我流になりがちです。しかも仕事以外に時間を使うのはもったいないと考える傾向があるので、視野を広げるために研修やワークショップに参加しようと思わない人も。そういう意味で今回のプロジェクトは、経営者にとって「本気のワークショップ」になっていると思いますね。ビジネスとしてしっかりと成果につなげないといけないし、自分たちの持っている情報やつながりを全部出していかないといけない。でも、全員経営者ということもあって、相手から得られるものも多い。すごく良いループが生まれていると思います。
さらに、共通する価値観として、どうせ一生懸命何かをするのなら、それで世界が良くなってほしいと、皆が心の深いところで思っています。そのつながりを感じられるのがすごく楽しい。いろんな本を読んでも経営者は苦しいことがほとんどで、売り上げが全てを癒す、といったことが書かれているのですが、苦しいばかりじゃ続けてられない。だからこそ、今回のような信じられる仲間と一緒にいられることが、私にとっては、最高のソリューションだと思っています。

―最後に、楽しい働き方の実現や成長に結びつくチーム構成のために、経営者はどのように意識を変えるべきか、お考えを聞かせてください。

山中:こういうチームで何かをするときには僕の中で鉄則があります。それは「下心というか、せこさを持たずに参加する」ということです。実体験でも周りを見ていてもとても、このことがすごく重要だと感じています。
例えば、他業種の人が集まるような交流会がありますよね。そうしたところでは、「自分を売り込みたい」という人をたくさん見かけます。でもそういう下心を持っていると、場がしらけてしまったり、人を上手に使う嗅覚のある人にうまく使われてしまったりして、大体うまくいきません。僕自身もハワイで起業した20代の頃は、そういった交流会によく足を運んで自分を売り込んだのですが、何も成果に結びつきませんでした。
こういったチームで何かをするときには、最初から結果や報酬を求めていては、結局うまくいきません。何かを得られるとしたら、それは副産物です。「仕事が欲しい」とか「出会いが欲しい」とかゴールを決めないで、「ここに行けばおもしろそう」「同じ価値観の人がいそう」とか、それくらいの軽い気持ち、遊びに行くような感覚で足を運ぶことが重要です。そうやっていろいろな人と接点を作っていくことで、新しい世界が広がると思います。

―企業や組織を超えたプロジェクトを進める際のポイントやメリットがよくわかりました。ありがとうございました。

 

【プロフィール】(五十音順)

石原 翔太(いしはら しょうた)
1984年生まれ。21歳のときに飲食店を開業。その後、株式会社デリカを立ち上げ、代表取締役に就任。東京都内で7店の飲食店を運営する。現在は主に、飲食店を始めようと志す若い世代の出店をバックアップする事業を展開。山中氏とは14年前から友人という旧知の仲。

大久保 伸隆(おおくぼ のぶたか)
1983年生まれ。千葉県出身。2007年大手不動産会社に入社するが約1年で退社。2008年、株式会社エー・ピーカンパニーに入社。同年「塚田農場錦糸町店」の店長に就任。2010年には「塚田農場」の事業部長となる。2014年、取締役副社長に就任する。2018年に独立し、食を通したまちづくり事業や飲食店の経営、プロデュースなどを行う株式会社ミナデインを設立。

木下 明(きのした めい)
1981年生まれ。トルコとシンガポールで育つ。2005年に株式会リクルート(旧)に入社。新規事業開発や新規事業の立て直しなどに従事する。2016年に同社を退社し、株式会社MONOLITHを創業し、代表取締役に就任する。ファッション専門ストレージサービスの運営や、新規事業コンサルティングに従事。業務領域は、コワーキングスペース、ファッション、幼児教育などさまざま。

山中 哲男(やまなか てつお)
1982年生まれ。兵庫県出身。高校卒業後、大手電機メーカーに入社。約1年後に独立し、飲食店を開業する。2007年、米国ハワイ州に、日本企業の海外進出やM&A仲介、事業開発支援などを行うコンサルティング会社を設立。2008年、日本で株式会社インプレス(現:トイトマ)を設立し、代表取締役に就任する。民間企業、行政問わず、既存事業の事業戦略策定や新規事業開発支援、プロジェクト開発支援などを行っている。
 

  
【AWAJI PROJECT(淡路プロジェクト)】
全国で飲食店を展開する株式会社バルニバービの佐藤裕久氏(代表取締役社長)の発案で始まった、兵庫県・淡路島内の開発プロジェクト。開発面積は約2千坪に及ぶ。2018年に佐藤氏の相談を受け株式会社トイトマの山中哲男氏が、飲食業や宿泊業、事業開発などの専門家を集め、プロジェクトを開始。「『最高』の『不自然』」をテーマに、情報にさらされる現代人の癒しの場やワーキングスペース、宿泊施設作りを進めている。

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