2019年07月04日(木)3ブックマーク

『濱松誠×山中哲男 大きな夢や目標はなくて良い!どこも目指さない働き方と生き方』トークライブレポート

経営ハッカー編集部
シェア0
ツイート
ブックマーク0
後で読む

政府主導で格的に始動した「働き方改革」にともない、今「働き方」のみならず「生き方」も再定義されつつある時代。これからの働き方や生き方はどのように変化するのかをメインテーマに、2019年5月に『濱松誠×山中哲男 夢や目標はなくて良い!どこも目指さない働き方と生き方』が開催されました。

主宰は、さまざまな企業の新事業開発支援やプロジェクト開発支援を行う株式会社トイトマ・代表取締役会長の山中哲男氏。日経ビジネス「次代をつくる100人」に選出され、Business Insider Japanの「BEYOND MILLENNIALS 固定観念を打ち破り世界を変える『Game Changer 2019』アワード」をONE JAPANとして受賞した濱松誠氏をゲストに迎えて展開された、白熱トークライブの模様をレポートします。

目次

    今は「働く」と「生きる」が混ざり合う時代

    山中:濱松君とは価値観がすごく合うので、最近の僕がよく考えているテーマを彼とディスカッションしたいと思っています。今日は、普段僕らがカフェで話しているような感じで進めますね。

    濱松:雑談ベースでいいということですね。テーマが絞られると台本を用意されたような会話になりがちですもんね。

    山中:こういうラフな雰囲気で知識や考えをシェアするのが好きなんです。では簡単に自己紹介をお願いします。

    濱松:濱松誠です。23歳のときにパナソニックに入社し、海外営業や事業企画、人事の採用戦略や人材・組織開発をしていました。今でこそトヨタの豊田章男社長が「終身雇用が限界」と言いましたが、僕は当時から日本の制度にある種の違和感を感じていて。「じゃあ自分たちでできることは何か」と思い立ち、29歳のときに『One Panasonic』という社内コミュニティを作り、共感する人を増やして、会社や個人の活性化を図る活動をしてきました。
    活動をしていると、他社でも共通する考えを持った人が多いことが分かってきて。じゃあ大企業に横串を刺して一緒に解決していこうということで、2016年9月に『ONE JAPAN』を立ち上げました。2枚目の名刺で活動する中で、面白い人や理解を示してくれる仲間に出会えたのはいい体験でしたね。

    山中:ちなみに僕は、濱松君のことをマコちゃんと呼びます。

    濱松:お互いの呼び方は“マコちゃん”“テッちゃん”で大丈夫なんだよね?僕らの雑談という設定だし。

    山中:全く問題ないよ。今日はマコちゃんと話したいことがあるんですよ。ここ1、2年で、働き方改革や生き方について問われているでしょう?

    濱松:そうだね。2018年1月に厚労省がモデル就業規則を変えるっていうのがあって。それももう1年半近く前になるけど、それ以前から大企業の働き方に疑問を持つ人は増えていた印象です。

    山中:僕は、今の働き方改革は「働き方環境改革」だと思っていて。要するに極力早く帰宅できるような環境整備が多いというか。もちろん組織としての環境改革は重要だけど、僕自身は、今「働く」と「生きる」が混ざっている時代だという感覚があるんです。これまでは仕事とプライベートの区別があったのが、そもそもその区別がなくなっている気がしています。僕らの世代ってそうじゃない?

    濱松:確かにそうで、ワークライフバランスという言葉でさえもある種の嫌悪感というか「それはちょっと違うんじゃないの?」という感覚はある。
    ただ、乱暴な言い方をすれば、いわゆるしがみつきとか、終身雇用を信じて幻想を持っている人たち、朝8時から夜11時まで働いて、まだ足りないと言われてきた人たちが「まずは労働時間や環境から変えよう」と言うのも理解できるんです。
    でもやっぱり40代以上の人たちと、30代くらいの人たちの考えには違いがありますね。ワークアズライフと言われるように、ワークとライフの表現の仕方が、ちょっとずつ違うっていうのがあるかな。

    山中:若干の年代差ってあるよね。その中で、働くことの定義が変わってきている気がしています。「働く」と「生きる」の区別がない人もいれば、そうでない人もいる。時代の変革期で混在している。どちらがいいというのではなく、それは選択の自由で。その選択の自由の中で、最近はどちらかというと若い世代に「働く」と「生きる」が混ざっている人が多いと感じています。
    白か黒にハッキリ分けるというより、そのときのモチベーションによって働き方や生き方を変えちゃうのもありだと。働かないという選択肢だってあるかもしれない。時代の変化として、そういうことない?

    濱松:考えなければいけないのは、何が僕たちの行動の規範や社会の空気感を作っているのか。どんな要因がバイアスや先入観、固定観念を生んでいるのかということ。白か黒かだけではなく、当たり前のようにグレーがあってもいい。凝り固まった価値観の中で決めずに、テッちゃんのように柔軟な視野、視座で物事を見られるかが大事だと思います。
    結局は試行錯誤して学びを得ていくしかないんだけど、でもそれには一人だと難しいことがあるから、同じ視線を持っている仲間を集めて、付き合うことが重要ですね。

    大きなビジョンの達成より、身近な課題解決
    シェア0
    ツイート
    ブックマーク0
    後で読む

    この記事の関連キーワード

    ボタンをクリックすると、キーワードをフォローできます。

    関連する事例記事

    • インタビュー・コラム12月06日経営ハッカー編集部

      戦略は名刺に宿る!? Sansanを活用した、BtoBマーケティングに必須のABMとは

      0ブックマーク
    • インタビュー・コラム12月05日経営ハッカー編集部

      会計システムは経営の意思決定のためにある。事業拡大に耐えうる仕組みづくりにfreeeが寄与

      0ブックマーク
    • インタビュー・コラム12月05日経営ハッカー編集部

      週1振り返りで仕組み改善し、バックオフィスの社員が事業に伴走できる時間を創出。堅守速攻、組織構築の舞台裏

      0ブックマーク
    • インタビュー・コラム11月25日経営ハッカー編集部

      震災を乗り越え、事業創造拠点として東北をリードするMAKOTOグループ代表竹井智宏氏の挑戦

      1ブックマーク
    • インタビュー・コラム11月22日経営ハッカー編集部

      バチェラー2から「ハイブリッドサラリーマン」へ。ハイブリッドサラリーマン1万人化構想を小柳津林太郎さんに聞く

      1ブックマーク
    関連記事一覧