消費税増税で我々の生活への影響は?改めてメリットデメリット確認してみた
消費税増税で我々の生活への影響は?改めて確認してみた
2014年4月から消費税が5%から8%に増税しました。さらに、8%から10%に増税する案も出ています。消費税は、消費者つまり全国民に影響がある税金です。そこで、消費税増税の影響によるメリット・デメリットを確認しましょう!
[目次] ■1)消費税の仕組み ■2)消費税増税によるメリットとは? ■3)消費税増税によるデメリットとは?
■1)消費税の仕組み
私たちの生活には様々な税金が存在しています。その中でも一番身近な税金が消費税ではないでしょうか? 消費税とはその名の通り、消費する行動に対して課される税金です。例えば、食料を買う時や車を購入する時など、私たちが生きていく上で必ず負担することになる税金です。それに対して、相続税などは持っている資産の金額によっては負担する必要の無い税金です。
では、消費税の負担する仕組みとはどうなっているのでしょうか? 税金は納付の方法によって大きく2つに分けることが出来ます。
1つ目が、法人税や所得税などの納税者自らが納付する「直接税」です。 2つ目が、消費税や酒税などの負担者と納税者が異なる「間接税」です。
つまり、消費税は、消費者が負担しますが、消費者が納付まではしていません。納付は消費税を預かった業者が納付しているのです。
例えば、コンビニでコーヒーを買う時に、消費税も含めた金額を支払います。そして、消費者から預かった消費税と仕入先などに対して支払った消費税の差額をコンビニが国に納付しているという仕組みになっています。
■2)消費税増税によるメリットとは?
この消費税が5%から8%に増税したということは、消費者が負担する税金が増えることになり、国に納付される税金も増えることになるということです。
消費税増税によるメリットは簡単にいうと、消費税が増税することにより、国の予算が増えるということです。国に納付された消費税は、私たちの生活にかかせない公共事業の関係費に使われています。
例えば、道路を作ったり直したりする費用であったり、公園や上下水道など国民全員が利用する公共的なものの整備のための費用として使われるため、私たちの生活を良くすることになります。さらに、消費税は社会保障関係の費用としても大きく使われています。
最近の日本では少子高齢化により、社会保障制度が重要視されています。高齢者などを支えるためにも社会保障は必要ですし、年金問題などにより不安視されている年金制度を安定させるためにも必要です。つまり、国に納付される消費税が増えれば私たちの社会保障制度おより安定することになるのです。
■3)消費税増税によるデメリットとは?
デメリットの方がメリットよりも容易に想像がつくのではないでしょうか? もちろん、消費税が増税すれば、負担者である私たち国民の負担が増えるということです。
例えば、100円のカップラーメンを買う時に、消費税5%なら105円だったものが、消費税8%に増税すると108円になります。さらに、消費税10%まで増税すると110円になります。さらに、金額の高い車などを購入する際にはもっと影響が大きくなります。例えば、300万円の車を購入する場合では、消費税5%と8%では、9万円も支払い額が増えることになります。
そのため、国民の財布は固くなり、国内の消費が減り、景気が悪くなる恐れもあります。また、消費税増税の影響は個人だけではなく、会社にも影響します。なので、中小企業などが倒産し、失業者が増加する可能性もあります。
■結局、消費税増税は、良い事なの?悪い事なの?
消費税が増税すれば、やはり普段の買い物などでの負担が増えることになります。ですが、国に納付された消費税が増えれば、私たちの社会保障制度なども充実することになります。
つまり、消費税増税にはメリットもデメリットもあり、一概に良いも悪いも言えない表裏一体の関係のようです。