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2014年12月10日(水)

選挙に向けて有権者の私たちが知っておくべき10のこと

経営ハッカー編集部
選挙に向けて有権者の私たちが知っておくべき10のこと

有権者として悔いのない選択をするため

選択 年末に向けて安部総理は衆議院の解散を決断し、私達国民は衆議院即ち国政選挙に臨むことになります。国政選挙は国の行く末を左右するとても大切な選挙ですので、悔いのない選択をしたいものですね。そのためにも、選挙に向けて私達有権者が知っておくべきこと、或いは正しく理解しておくべきことがあります。

そこで今回は、有権者が選挙に向けて知っておきべき意義や知識等9つのことをご紹介致します。

[目次] ■1)選挙の基本や今回の選挙の争点等3つのこと ■2)比例代表や小選挙区等選挙に関する6つの知識 ■3)私達有権者がすべき最も大切なこと

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■1)選挙の基本や今回の選挙の争点等3つのこと

まず、選挙とは何かその意義を改めて確認すると共に、今回の衆議院の解散や選挙の争点等を理解して頂く為に3つの事項をご紹介します。

A)選挙とは

選挙の意義とは、私達国民(成人)に与えられた「選挙権」を行使することで、現在の政権に対する意志表明をする機会であり、同時に今後の政権にどのようなことを国民として望むのか、政治家や政党の選択を通じて国政に反映させることと言えます。

時々マスコミにおいて「政治家が国民の審判を仰ぐ」といった表現がされますが、有権者としては「我々選挙民が政治家を審判する機会」といった主体的な視点で選挙を捉えるべきだとも言えます。

B)衆議院の解散と選挙の関係

衆議院の解散権を有する内閣総理大臣の権限によって、このたび衆議院が解散することになりました。つまり衆議院議員がいなくなることになりますので、これから任期満了までの4年間の重要な国政を任せる衆議院議員を新たに選ぶ必要が生じたというのが、今回の選挙です。

つまりポイントは再び衆議院が解散されない限り、今後の4年間はずっと同じ政治家に日本の命運を託すことになるという実に重大な選挙だと言えます。

ちなみに、日本の戦後初の選挙1947年から2014年まで、衆議院解散平均年数は2.72年。任期満了したというか、できたのは1976年の三木内閣の1度だけです。

C)選挙の争点

衆議院の解散にあたって、安倍総理は「「アベノミクス解散」と名付け、安倍政権が推進してきたアベノミクスの是非を国民に問うと言っています。対して野党は、安倍政権のアベノミクスは失敗であったと、現在の政策の転換を訴えています。

勿論、安倍政権が推進してきた政策はアベノミクスだけではありませんが、消費税増税によって景気が再び失速しかかっていることがGDP速報値等で明らかになりましたので、私達の暮らしや生活基盤を左右する経済政策はやはり一番の争点として評価してよいと言えます。

■2)比例代表や小選挙区等選挙に関する6つの知識

つぎに、比例代表やゼロ増5減といった選挙に纏わる知識として知っておいた方が良いと言える6つの事項をご紹介します。

D)比例代表

比例代表とは、ずばり「政党」の選挙と言え、得票率によって政党の議席を与えると共に同一政党内においては政党の名簿を通じて順番に当選順位を確定させる制度のことです。

E)0増5減

0増5減(ぜろぞうごげん)とは、「1票の格差」を是正するために議員の定数を5議席減らし、「0」、即ち定員の増加は行わないという議員定数の改革策のことです。今年度の選挙はそのゼロ増5減がようやく反映された選挙となりますが、まだ「1票」の格差は十分に解消されたとは言えません。

F)小選挙区

0増5減によって、これまで日本に300あった小選挙区は295になります。小選挙区の選挙では、選挙区に一人の議員が候補者名簿の中から投票によって直接選ばれることにあります。

G)期日前投票

投票日にどうしても仕事等の都合で投票に行けないという方に、公示日又は告示日の翌日から投票日の前日までに投票を行える制度のことです。特に土日が仕事で忙しいと言った事業主の方は積極的に利用したい制度ですね。

H)不在者投票

不在者投票とは投票日前に投票が出来るという点では期日前投票と期間的に同じですが、こちらは「不在者」という表現からわかる通り、投票日には不在のため選挙区の投票所へ行けない方や入院中といった方を対象にしている制度なので、例えば滞在先や指定の病院党で投票が行える制度のことです。

I)最高裁判所裁判官の国民審査

衆議院選挙と合わせて行われるのが最高裁判所裁判官の国民審査で、こちらは「誰を選ぶか」ではなくわかりやすく言えば「不適格者を辞めさせる」ための制度と言えます。

■3)私達有権者がすべき最も大切なこと

以上9つの事項をご紹介してきましたが、そうした知識以上に大切なことは、私達有権者が権利を行使する、即ち投票所へ足を運んで投票するということが一番大切なことだ言えます。

「自分の1票なんてたかが知れている。投票しなくとも当選する候補者は当選するから意味がない」といった投げやりな態度は、悪いかどうかではなく、せっかく与えられた権利を行使しないという意味でもったいないと言えます。

これから4年間の日本の国政が決まる大切な選挙です。是非、投票所へ足を運ぶようにしましょう。

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