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2020年07月13日(月)

サービスごとにこんなに違う!マイナポイント登録サービス徹底比較

経営ハッカー編集部
サービスごとにこんなに違う!マイナポイント登録サービス徹底比較

はじめに

2020年9月から、マイナポイント事業が開始されます。マイナポイントの利用開始に先立ち、7月からマイナポイントの利用登録が始まりました。

マイナポイントに登録できるキャッシュレスサービスは電子マネー、QRコード決済、クレジットカードなど様々ですが、実は決済方法によってはマイナポイントの付与方法や時期が異なります。

さらに、一部のサービスではマイナポイントを登録することでさらにお得な特典もあります。

しかし、マイナポイントが登録できるのは1人1サービスのみ。この記事では、主要な決済サービスのマイナポイント登録方法や付与時期、特典を解説し比較していきます!

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マイナポイントとは

マイナポイントとは、消費の活性化、マイナンバーカードの普及促進、キャッシュレス決済基盤の構築を目的に行われる事業です。

マイナンバーカードをキャッシュレスサービスに登録すると、登録したサービスに現金をチャージまたは決済を行った際にその金額の25%がマイナポイントとして付与されます。
マイナポイントは1ポイント1円分として、次回以降のお買い物に利用できます。

マイナポイントは5000ポイント、つまり20000円までのチャージ・利用が上限となり、それ以上は付与されません。

決済サービスの登録方法

マイナポイントを受け取る決済サービスの登録は、マイナポイントアプリまたはwebサイトで行うことができます。

 

①マイナポイントアプリで登録

まず、マイナポイントの予約をします。

マイナポイントのアプリを取得し、マイナポイントの登録を開始します。
パスワードを入力し、マイナンバーカードを読み取ります。
ここでマイナポイントの予約が完了します。

次に、決済サービスの登録をします。
マイナポイントをもらいたい決済サービスを選択し、ID/セキュリティコードを入力します。
再度パスワードを入力しマイナンバーカードを読み取って登録完了です。

 

②webサイトで登録

webサイトの場合も、手順は同じです。ただ、webサイトでマイナンバーカードを読み取るにはカードリーダーが必要になるのでご注意ください。

マイナポイントの登録には以下の4点が必要になります。

  • マイナンバーカード
  • マイナンバーカードのパスワード(マイナンバーカード申請or交付時に自身で設定)
  • 決済サービスのID/セキュリティコード
  • カードリーダー(webサイトのみ)

使用できる決済サービス

現在マイナポイント事業に登録されているサービスは、以下のサイトで確認することができます。

https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/about/payment_service/

SuicaやPASMOなどの交通系ICカード、PayPayやLINE PayなどのQRコード決済、三井住友カードや楽天カードなどのクレジットカードなど様々なサービスが登録されています。
 

決済方法ごとの特徴

マイナポイントの付与タイミングや登録方法は決済サービスごとに異なりますが、決済サービスの種類によっておおまかに分類できます。

サービスの種類ごとの特徴と、お得な特典が付く決済サービスについて見ていきましょう!

 

①ICカードなどの電子マネー

SuicaやPASMOなどの交通系ICカード、WAON、楽天Edyなどの電子マネーです。

電子マネーの特徴は2つあります。

1つめは、チャージ金額に応じてポイントが付与される点です。

実際に電子マネーを使用しなくても、チャージした金額によってポイントが付与されます。

2つめは、付与方法やタイミングがサービスによって大きく異なる点です。

例えば、楽天Edyの場合はチャージした月の翌月10日ごろに1か月分のポイントがまとめて振り込まれるます。
一方PASMOは上限(5000円)に達した3ヵ月後の付与となっており、上限に達するまでは付与されず、上限に達しなかった分は2021年6月以降の付与となっており、サービスによって付与時期がかなり異なるのが分かります。

さらに、楽天EdyはEdy(電子マネー)での付与なのに対してSuicaはJREポイントにでの付与となっています。


獲得したポイントの有効期限もサービスごとに異なりますが、電子マネーとして獲得した場合は無期限、サービスのポイントで獲得した場合はそのポイントの通常の有効期限に準ずるケースが多いです。


このように付与時期や方法が異なる電子マネーですが、いくつかのサービスはマイナポイントに加えて独自の追加ポイントを付与するサービスもあります。

ここでは、サービス利用者が多く追加ポイントが魅力的なSuicaとWAONをご紹介します。

  • Suica
    Suicaは、マイナポイント登録時に1000ポイントがJREポイントで付与されます。
    マイナポイントを満額付与された場合、最大で6000円分のポイントがもらえることになります。
  • WAON
    WAONは、マイナポイントに加えてチャージ金額の10%が(最大2000円分)還元されます。
    マイナポイントと合わせて、最大で7000円分のポイントがもらえます。
     

②QRコード決済サービス

PayPayやLINE Pay、メルペイ、FamiペイなどのQRコード決済サービスです。

QR決済サービスの特徴は2つあります。


1つめは、多くが決済金額によってポイントが付与されるサービスが多い点です。

電子マネーと異なり、使った金額の25%がマイナポイントとして付与されます。

2つめは、サービスの付与タイミングが早い点です。多くのサービスが、決済即日や翌日に付与されます。
マイナポイントがすぐ使えるのはうれしいですね!


ポイントの有効期限はサービスによって異なります。有効期限がないサービスもあれば付与されてから120日が期限となっているサービスもあります。


QR決済の中で追加特典があるお得なサービスとして、LINE Payとメルペイをご紹介します。

  • LINE Pay
    LINE Payは、マイナポイント登録時に5枚のクーポンが付与されます。LINE Payのクーポンは100円OFF、5%OFFの店舗限定クーポンを、70以上のお店から選んで使うことができます。
    5%OFFのクーポンはお買い物の金額によって変わりますが、マイナポイント付与上限の20000円使用した場合は1000円分お得になります。
  • メルペイ
    メルペイは決済金額の25%還元されるマイナポイントに加えて、メルカリでのお買い物限定でさらに10%(最大1000円分)が還元されます。
    メルカリでのお買い物に限定されてはいますが、最大で6000円分のポイントが付与されます。
     

③クレジットカード

三井住友カード、楽天カード、EPOSカードなどのクレジットカードです。

クレジットカードの特徴は3つあります。

1つめは、購入金額に応じてポイントが付与される点です。

QR決済は一部チャージ金額に応じてポイントが付与されるサービスもありますが、クレジットカードはすべて購入後のポイント付与となります。

2つめは、ほとんどのクレジットカードが上限20000円利用後のポイント付与となる点です。三井住友カードは20000円到達した月の翌月、楽天カードは20000円到達の翌々月に付与されます。

3つめは、カードごとの独自ポイントで付与される点です。

三井住友カードはVポイント、楽天カードは楽天ポイントなど、カードごとの独自のポイントでマイナポイントが付与されます。

カードによっては、ポイントがもらえるサービスに加入していないと付与対象にならない場合があるので注意が必要です。


クレジットカードは、記事執筆時点では独自の特典を設けているサービスはありませんでし
た。

QR決済が最もおススメ!

ここまでそれぞれの決済方法の特徴と特典のあるサービスを見てきました。

結論として、おススメなのはポイントの付与タイミングが早く特典の多いQR決済です。

今回ご紹介したサービスのほかにも、独自の特典が設けられているサービスもあるのでぜひ確認してみてください!

以下のサイトで決済サービスの比較ができます!
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/service_search/

まとめ

マイナポイントは、決済方法の種類によって付与方法やタイミング、有効期限が異なります。

ただし、同じ決済方法でもサービスごとに微妙に異なるので注意が必要です。

この記事を参考に、ご自身の登録しているサービスや決済状況に最適なサービスをマイナポイントに登録してください!

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