個人事業主・フリーランスが押さえたい交通系カードは?-モバイル Suica, SMART ICOCA, PiTaPa
皆さんは、数ある交通系カードの中で何をご利用ですか? 今回は交通系カードの違いをまとめてみました。 皆さんに一番あったカードに変えてみてはいかがでしょうか?
3月に相互利用可能となった全国の交通系ICカード
交通系カードは下記のように沢山あります。
- JR各社:「Kitaca」「Suica」「TOICA」「ICOCA」「SUGOCA」
- 首都圏:「PASMO」
- 関西:「PiTaPa」
- 名古屋:「manaca」、福岡「はやかけん」
- 西日本鉄道:「nimoca」
今年3月にこれらのカードの相互利用が可能になったこともあり、 「どれも同じなんじゃないの?」 とお考えの方も多くいらっしゃるかと思います。
しかし、実際には、機能面での違いが多く存在します。
経営ハッカー編集部では、個人事業主やフリーランスに特化したカードは何か調査しました。
評価項目は2つ。
- 時間を短縮できる「チャージ方法の便利さ」
- 会計・経理をする上での「履歴閲覧の利便性」
特に後者の”履歴”に関しては、交通費を会計上の処理をしなくてはいけないフリーランスの方、中小企業経営者の方には重要な観点ではないでしょうか?
今回は、その二つの要件を満たしたものとして
- モバイル Suica
- SMART ICOCA
- PiTaPa
の3種類を紹介、比較したいと思います。
お忙しい方は、[経営ハッカー]チャージ、履歴閲覧に特化したカード機能比較のスプレッドシートでご確認下さい
1、チャージ方法
チャージの便利さという観点で比較すると下記の通りとなります。 「モバイル Suica」
- オートチャージに対応している。
- おサイフ携帯対応のモバイルからいつでもどこでも、チャージを行うことができる。
- 駅のコンビニ「NEWDAYS」や「サークルK・サンクス」「セブン-イレブン」「ファミリーマート」「ミニストップ」「ローソン」「イオン」等の一部店舗では、現金チャージも可能
「PiTaPa」
- 関西圏ではオートチャージが可能。
- 関西圏の一部コンビニか、あらゆる交通系ICのチャージ機でチャージ可能
「SMART ICOCA」
- SMART ICOCA は交通系ICが現金でチャージできる場所ならどこでもチャージができます。
- 全国の公共交通機関の現金チャージ機
- 「サークルK・サンクス」「セブン-イレブン」「ファミリーマート」「ミニストップ」「ローソン」「イオン」等の一部店舗では、現金チャージも可能
2、履歴の閲覧について
モバイルSuica、PiTaPa、Smart ICOCAの3つがいづれも優れていることが、WEBから履歴を確認できることです。 しかし、履歴が見られる範囲(時期や件数など)が違いますので、その違いをまとめておきます。
「モバイルSuica」
- 前日までの利用分で、最大50件分まで閲覧可能
- 26週間を経過した履歴は見れない
閲覧可能な期間はPiTaPaより長いですが、50件は意外とすぐにこえてしまうかもしれません。
「PiTaPa」
- 半年間の履歴を全て閲覧可能
- CSVファイルで履歴をダウンロード可能
CSVファイルで利用できると何かと便利な上、閲覧可能は履歴の範囲も広いです。
「SMART ICOCA」
- 最大50件分まで閲覧可能
- 26週間を経過した履歴は見れない
- 履歴の反映には数日かかる。
モバイル Suicaと同じですが、履歴の反映に数日かかります。
まとめ
「経営ハッカー」編集部が導いた結論としては、 モバイル Suica に対応しているモバイル端末をお使いの方には、 モバイル Suica を それ以外で、関西圏にお住まいの方には、 PiTaPaを 関西圏以外にお住まいの方には、 SMART ICOCAを おすすめします。関西圏以外の方にもJR西日本のSMART ICOCAをおすすめするのは意外かもしれませんが、実は実用的なのです。
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