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2015年12月18日(金)

個人事業主向けクレジットカードを有効的に活用しよう リボ払いには要注意!

経営ハッカー編集部
個人事業主向けクレジットカードを有効的に活用しよう リボ払いには要注意!

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年末年始のにぎわいモードが終わると、会社にとっては確定申告に向けた準備に追われることになります。特に個人事業主の方は、確定申告のための取引入力や領収書との付き合わせなど、後ろ回しにしていた作業を一気に片付けているケースも多いでしょう。

そんな煩わしい作業を簡単にしてくれるものが、「個人事業主向けのクレジットカード」です。クレジットカードを経費精算に使うことで、経費に使った取引を1つにまとめることができたり、自動で会計システムに取り込むこともできます。

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1)個人事業主向けクレジットカードの発行は難しくない

個人がクレジットカードを作成するように、個人事業主がクレジットカードを作成することは難しくありません。

「ビジネス用のクレジットカード」というカテゴリで、一般向けとは別にクレジットカードが用意されています。一般向けのように「年会費無料」というものは少ないですが、年会費は経費で処理できますので、有効的に活用していきたいですね。

2)リボ払いはなるべく使わないで!

個人事業主用のクレジットカードの中には、一括払いだけではなく、分割払いやリボ払いを選択できる場合もあります。その中で、特に気を付けたいことが、「リボ払いは極力選択しない」ということです。

リボ払いは、毎月の支払額が固定されるので、資金繰りが楽になるように感じます。ただ、実際はクレジットカード会社からお金を借りている状態と同じであり、債務にかかる利率も非常に高く設定されています。

個人事業主用のクレジットカードを使う場合は、できるだけ一括払いを選択するようにしましょう。

3)個人事業主用クレジットカードのメリット

それでは、具体的に個人事業主用のクレジットカードを作成するメリットは何でしょうか?

1年間で利用した経費を簡単に管理できる

経費の利用すべてを個人事業主用のクレジットカードに集約した場合、利用明細として登録されているため、経費を簡単に管理することができます。

領収書を提出してもらうやり方では、どうしても管理が煩雑になり、突発的に取引内容を確認したい場合、情報を取りだすことに手間取ってしまいます。

クラウド会計システムで自動取り込みが可能

日々の取引を管理する会計システムは、ソフトを購入して使うだけではなく、クラウドのサービスを利用することも増えてきました。クラウド会計ソフトを使えば、クレジットカードなどの取引をクラウド会計システムへ連携させることができます。

明細が確定すると自動的に取引内容が登録されるため、勘定科目を設定するだけで記帳は完了です。簡単ですね。

まとめ

ここまで個人事業主用のクレジットカード発行の難易度や注意点、メリットについてご紹介しました。クレジットカード発行の難易度は、個人が発行するクレジットカードとあまり変わりません。メリットも大きいので効果的に活用していきましょう。

ただ、支払い方法をリボ払いにすると、毎月支払いをしているのに、債務がなかなか減らないという債務地獄に陥ってしまう可能性もあります。十分注意しながら利用するようにしましょう。

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