え?まだ2台持ちしていないの?今からでも遅くないスマホ2台持ちのススメ
たまに見るんです。Facebookなどの書き込みで知り合いが
「携帯(スマホ)が壊れちゃいました。しばらくの間メッセージの返信が遅くなるかもしれません。よろしく!」
みたいに書き込むのを。
きっと自宅のパソコンでしか見られないから返信が遅くなりますよ、といった類のものだと思うのですけれど、それでは外出時に緊急の仕事依頼、トラブル連絡などの連絡が受けられないまま放っておく事態にもなります。
クライアントとの連絡を家でも外出先でもスマホで確認しているフリーランスにとっては重要な機会損失になりませんか?
もったいないことです。今は低コストでスマホを持てる、格安スマホに格安SIMのある時代。フリーランスなら予備のスマホを用意して、端末の故障による機会損失を未然に防いでみてはいかがでしょうか?
スマホ2台持ちのメリット
大手キャリアでスマホを購入して使用していれば、スマホの故障時にはキャリアのショップを訪れることで速やかに代替機を用意してもらえます。
しかし、考えてみてください。
故障する
↓
故障であることを切り分ける
↓
ショップに行く
↓
事情を説明し手続きをし代替機を借りる
↓
代替機をセットアップ
↓
ようやく仕事復帰
一連の手続きを終えるまでのスマホが使えない時間は相当長くなります。できれば時間のあるときにやりたい作業ですが、故障したスマホをショップに持って行くのは、すぐにそうしないと差し支えがあるから持って行くのです。
その時間にもし新たなクライアント候補から連絡があったとしたら、急ぎの修正案件があったとしたら…。様々な機会損失の可能性が考えられます。
フリーランスの中には、Facebook(Messenger)やLINE、Twitterを主要な連絡ツールにしている場合もあるでしょう。故障してから代替機のセットアップが終了するまで半日からそれ以上かかってしまいますよね。
普段からスマホを2台持ちして仕事に必要な環境を構築しておけば、忙しいタイミングにはセカンドスマホを活用して最小限の業務を継続させ、時間が出来たタイミングで修理手続きを行えます。
格安スマホと格安SIMがあるから低コスト
数年前まではスマホの二台持ちを考えると、大手キャリアで2回線契約をしなければなりませんでした。回線契約だけで毎月およそ7,000円ほどの出費になり、スマホ代金を割賦にすると、1回線・1スマホにつき10,000円程度の出費になるのです。正直これは痛いですよね。
しかし、格安SIMと格安スマホの登場で、スマホの維持コストは大きく下がりました。
3Dゲームをするような重い処理をさせないのであれば、一括購入で30,000円~40,000円台のスマホで性能的に十分です。
そして、格安SIMは音声通話をせずデータ通信だけをするのであれば、初期費用3,000円程度、月額1,000円程度で維持できます。
この価格であれば予備機として維持する現実味があるのではないでしょうか?
無駄に維持するだけではない!格安スマホと格安SIMの活用方法
たとえスマホの購入が40,000円程度、格安SIMの維持費が月額1,000円だったとしても、捨て金であればもったいないとも言えますね。
しかし、二台目のスマホにも活用方法は考えられるものです。以下、ご紹介しましょう。
1.テザリング用のWi-Fiルーター代わりに使う
外出先でパソコンをインターネットに接続したい場合は何かしらネットにつながなければいけません。でも無料Wi-Fiは場所も限定されていますし、誰が管理しているかわからない不安もあります。
格安スマホ・格安SIMを使えば、本体スマホのバッテリーや通信量を気にせずにパソコンをネット接続させられます。
2.レコーダーアプリを打ち合わせや取材に活用
直接お客様と打ち合わせをしたり取材・下見をする際に、ボイスレコーダーやカメラの予備機として持っておけます。機内モードにしておけば余計な着信をなくせるため、ボイスレコーダーとしても案外便利なものです。
え?ICレコーダーを持ってるから不要?
予備機を使って2台で録音しておくと、メインのボイスレコーダーのバッテリーやメモリ容量が少なくなってしまった場合でも失敗がありません。ボイスレコーダーの予備機としても使えるのが予備スマホの便利なところです。
3.メイン機のバッテリーが少なくなったら予備機を使う
近頃のスマホはバッテリー容量が大きくなってるとはいえ、その分本体の性能も上がっているため、充電せずに丸一日めいっぱい使うのは難しいものです。
予備機は日中使わないことからバッテリーの減りも少なく、夜などにメインスマホのバッテリーが少なくなった際の代替機としても使えるでしょう。モバイルバッテリーを持っていかなくてもよくなるかもしれません。
仕事を進めるのにどうしても必要なアプリは入れておく
いざという時のため、必要なアプリはあらかじめインストールしておかなければなりません。あらかじめセットアップして使えるようにしておきましょう。
LINE以外のほとんどのコミュニケーションアプリは複数端末で使える
残念ながらLINEは1アカウントにつきスマホ1台になってしまうため、LINEを多用するのであれば相手のアカウント1つとそれぞれのスマホのLINEで「ともだち」になっておく必要がありますが、Twitter・Facebook・Chatwork・Slack・Instagram・Gmailなど多くのコミュニケーションアプリは複数のスマホで利用可能です。
GoogleアカウントやFacebook・Twitter認証をしているサービスも安心
Googleが提供するChromeやYoutube、Google MapsなどはGoogleのアカウントに紐付いて情報が同期されるため、一台目と同じ環境を簡単に構築できます。
名刺管理やクラウドでの経理システムなども、FacebookやTwitterのログインをしているのであれば同期は簡単。こちらも問題ないでしょう。
アカウントを安全に運用するため、最初の設定時にSMSや音声通話などで認証コードを受け取る「二段階認証」という仕組みを利用している方は、あらかじめ設定を終わらせておくことをお勧めします。
EvernoteやKindleなど同期されるアプリは意識する必要がない
一度ログインしてしまえば端末数に限界はあるものの、勝手に同期してくれるアプリも非常に多くあります。多機能メモアプリのEvernoteや電子書籍アプリのKindleも自動的に同期してくれます。
Kindleは他の端末で読んだ位置までページを飛ばしてくれる便利さです。
情報のロスタイムを作りたくないフリーランスだからこそ、スマホの複数台化を
情報のロスタイムを作りたくないからこそ、2台目スマホの存在価値が高まります。
それでも似たようなものを持ちたくない、ということであれば、データ通信ができる小型のタブレットを持つという手もありますね。
ビジネスに穴を作らないよう、うまく環境を作ってみてください!