ビジネスをお得に。新幹線チケットを安く手にする方法
フリーランスの方は新幹線を利用することが多いと思います。仕事で交通費が出ないということは無いとは思いますが、向学のために地方に取材に行くなど、自費で出張をせざるを得ない場合もあることでしょう。そんな時は、なるべく新幹線チケットを安く手に入れたいところです。というわけで今回は、新幹線チケットをできるだけ安く入手できる方法をまとめます。路線別になっていますので、利用したい路線を選んでチェックしてみてください。
1)東海道・山陽・九州新幹線
1. EX-IC早特(IC早特)
東海道新幹線・山陽新幹線で使える割引。ネット予約サービスである「エクスプレス予約」の会員専用のサービスです。乗車3日前(23:30)までの予約・変更で、「のぞみ」「ひかり」「こだま」に割引された値段で乗車できます。東京・品川~新大阪間が2,110円割引(朝6時台の「のぞみ」および終日の「ひかり」)、東京・品川~岡山間が2,940円割引、東京・品川~広島間が3,140円割引と、それぞれ2,000~3,000円程度安くなります。
2. 新幹線自由席用早特往復きっぷ
名古屋~新大阪間の東海道新幹線の普通席自由席に乗車できる割引きっぷ。利用開始日の1か月前から1週間前(前週の同じ曜日)まで発売されています。名古屋~新大阪間が往復9,150円になります。有効期間は3日間です。
発売期間は通年となっており、いつでも取得可能。 新幹線自由席用早特往復きっぷはこちらから
3.のぞみ早割往復きっぷ
「のぞみ」を格安で利用できる往復きっぷ。利用開始日の21日前から7日前までに予約すれば利用できます。山陽新幹線エリアから東京方面への往復と、東海方面から博多・小倉エリア間の往復に利用可能。広島~東京間で3,930円、新山口~東京間で4,970円、福岡~東京間で8,150円とかなり交通費が安くなります。
発売期間は2015年9月23日までとなっているので、早めに押さえるのが良いでしょう。 のぞみ早割往復きっぷはこちらから
4.東京往復スーパー早特きっぷ
岡山から新山口~東京方面への往復きっぷが安くなる早割。利用開始日の21日前から14日前までに予約すれば利用できます。普通車では、岡山~東京間が6,080円、広島~東京間が7,320円、新山口~東京間が8,440円安くなる優れもの。注意点としては、山陽新幹線エリアから東京・横浜への往復のみの発売となっており、東京・横浜から山陽新幹線エリアへの往復を購入することができないことです。
発売期間は2015年9月16日までとなっているので、早めの予約が必要です。 東京往復スーパー早特きっぷはこちらから
5.こだま早特往復きっぷ
新大阪~博多間を走る「こだま」の普通席指定席が安くなるきっぷ。利用開始日の21日前から14日前に購入できます。大阪~北九州・福岡と、神姫ゾーン~北九州・福岡の区間が往復15,430円で利用可能。割引額は12,630~13,930円となっています。
発売期間は2016年3月17日となっています。 こだま早特往復きっぷはこちらから
6.こだま指定席往復きっぷ
山陽新幹線内の「こだま」と一部「ひかり」が利用できる早割。利用開始日の21日前から前日まで発売しています。新大阪~岡山間が往復4,840円、新大阪~広島間が往復7,600円、博多~広島間が往復6,570円お得になります。
発売期間は2016年3月30日まで。2名からの発売となっているので注意。 こだま指定席往復きっぷはこちらから
7.スーパー早特きっぷ
新大阪と博多・熊本・鹿児島中央・長崎間がお得になるネット予約専用のきっぷ。利用日の14日前の23:00までに購入できます。新大阪~小倉・博多間が片道10,290円、新大阪~熊本間が片道12,860円、新大阪~鹿児島中央間が片道14,400円で利用できます。
発売期間は2016年の3月17日まで。3連休・年末年始も利用できるのがポイント。 スーパー早特きっぷはこちらから
8.こだまWEB早特14
JR西日本インターネット予約「e5489」で購入できるネット予約専用のきっぷ。乗車14日前の23:00までに購入できます。通常期・繁忙期・閑散期それぞれに値段が決まっており、例えば新大阪~小倉間では通常期から順番に片道8,480円、片道8,600円、片道8,360円となっています。
発売期間は2015年9月16日まで。 こだまWEB早特14はこちらから
9. 九州新幹線&のぞみ早特往復きっぷ
名古屋~九州エリア、京都~九州エリアの早割きっぷ。乗車利用日の21日前から7日前までに購入できます。熊本~名古屋間が38,470円、鹿児島中央~名古屋間が44,640円、久留米~京都間が29,830円などとなっています。
発売期間は通年です。 九州新幹線&のぞみ早特往復きっぷはこちらから
10.e早特
乗車日の3日前までに予約ができる早割きっぷ。例えば新大阪~熊本間が片道で2,970円割引、新大阪~鹿児島中央間が3,520円割引になります。 e早特はこちらから
11. 大阪・神戸早特往復きっぷ
熊本~新大阪・新神戸間と、鹿児島中央~新大阪・新神戸間が安くなる往復きっぷ。前者が29,620円、後者が34,970円となります。
発売期間は2016年3月24日まで。席数限定なので予約はお早目に。 大阪・神戸早特往復きっぷはこちらから
12. 九州ネットきっぷ
九州新幹線の割引きっぷ。例えば博多~熊本間は、通常は片道5,130円ですが、九州ネットきっぷだと3,600円になります。さらに3日前までの予約で購入できる「九州ネット早特3」だと3,090円。7日前までの予約で購入できる「九州ネット早特7」だと2,570円とさらにお得に。つばめ限定の九州ネット早特7では2,350円となり、通常の価格より2,780円も安くなる優れものです。
発売期間は通年となっています。 九州ネットきっぷはこちらから
2)北陸新幹線
1.eきっぷ
北陸新幹線の指定席が安くなるきっぷ。例えば片道料金で、糸魚川~東京間で640円割引、福井~東京間で900円割引、金沢~大阪間で600円割引になります。
年中利用可で乗車日当日でも予約ができます。 eきっぷはこちらから
2. WEB早特1
乗車日の前日(23:00)までの予約で安くなるきっぷ。例えば片道料金で、糸魚川~東京間で1,100円、福井~東京間で1,530円、金沢~大阪間で1,270円割引となります。
通常期・繁忙期・閑散期によって値段が異なるので、マメにサイトをチェックしてみてください。 WEB早特1はこちらから
3. e早特1
JR東日本の早割きっぷ。「トクだ値」が5~15%割引、「お先にトクだ値」が25~35%割引となります。まれに50%割引になる「お先にトクだ値スペシャル」というきっぷも発売されることがあるので、えきねっとはこまめにチェックしておきたいところです。
えきねっとトクだ値は乗車日の1か月前の10:00から当日の1:40まで、お先にトクだ値は乗車日の1か月前の10:00から13日前の1:40までに申し込む必要があります。
3)東北・上越・北陸・山形・秋田新幹線
1.えきねっとトクだ値
JR西日本のクレジットカード「J-WESTカード」を利用することでさらに安くできる早割。片道料金で、富山~東京間が1,850円割引、金沢~東京間が1,990円割引、福井~東京間が2,410円割引になります。
こちらも乗車日の前日(23:00)までの予約が必要です。
まとめ
このように、新幹線ごとに早割きっぷが用意されています。「少しでもお得に出張・旅行したい」という方は、各社ウェブサイトを見て調べてみると良いでしょう。
(Text=安齋慎平)