人事・労務2014年06月12日(木)
6月の残業で収入が減る?社会保険の仕組みと2つの対策!
6月の残業で手取りが減るってご存知でした?
4〜6月に残業をしたり、その他の理由で多くの給与を稼ぐと、手取りの収入が減ってしまう可能性があります。
社会保険料と厚生年金掛け金は4〜6月の給与で決まる!
社会保険料や厚生年金の掛け金は、毎年9月に変わります。 その額は、毎年4〜6月の給与の額に応じて決まります。 つまり、4〜6月の給与が高ければ高いほど、社会保険料と厚生年金掛け金が大きくなる仕組みになっています。 この給与は、基本給だけではなく、残業代や各種手当も含まれます。
社会保険料を低く抑えるには?
社会保険料と厚生年金掛け金を低く抑えるには、2つの方法があります。
①:4〜6月は残業を少なくしよう
まず、当然ですが、4〜6月の残業を少なくするという方法があります。 不要な残業は避けて、4〜6月の給与をあげないようにしましょう。
②:保険者算定で社会保険料が減る?
業態特有の事情などで、4〜6月が特別忙しい企業もあるでしょう。 そのときは、保険者算定の申請をすることで、社会保険料を低く抑えることができます。 この申請を行うと前年7月から今年の6月までの平均の給与に応じて、社会保険料と厚生年金掛け金が決まります。 この申請を行うには、条件などもありますので、詳細は以下のリンクをご覧下さい。 参考:日本年金機構