有給休暇の消化を厚生労働省が義務付ける理由とユニーク事例紹介

有給休暇の消化を厚生労働省が義務付け!?
日本は年次有給休暇取得率が低い。2007年内閣府がまとめたワークライフバランスに関する行動指針では、有給休暇取得率を2012年には60%、2017年には100%まで引き上げるという目標が掲げられている。そんな中、国は有休消化を企業に義務付け長時間労働を是正する為、厚労省が検討に入った。
一方、そんな勤勉な日本人の性格を逆手に取り、有給休暇を取得する為にユニークなアイデアを盛り込んだ休暇事例も増えている。今回はそんな有給休暇のユニークアイデアをご紹介します。
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■1)ユニークな有給休暇事例
社員から胸を張って有給休暇を取得申請するのは気が引けるもの。しかし以下にご紹介する企業は有給休暇取得をしたくなるユニークなアイデアを盛り込み、有給休暇取得率を向上させることに成功した。これを見てあなたの会社でも社員のモチベーションが上がるユニークアイデアを考えてみてはいかがでしょうか?
■株式会社ノバレーゼ
株式会社ノバレーゼの休暇はその名も「アイディア休暇」。上司に対し休む理由を申請するのだが、その申請方法がユニーク。「モナコグランプリに参戦するので休みます」とか「ゴシップガールに出演するから休みます」とか「黒猫が横切ったから休みます」などなど。面白い休み理由さえ考えれば嘘でもOKらしい。通称・エイプリルフール休暇とも呼ばれているらしい。これら休む理由について上司が「面白い!」と判断すれば取得できるという。年に1回好きなときに有給休暇が取得できる制度です。
■リクルートエージェント
転職支援事業を展開するリクルートエージェントでは、2005年、誕生日でも結婚記念日でも自分の好きな日を“記念日”として休める「アニバーサリー休暇制度」を導入。連続4日間以上有給休暇を取得することを条件に10万円の手当を支給。逆に長期休暇をとらなければ10万円損する制度。アニバーサリー休暇の取得率は95.3%。年次有給休暇取得率は47.5%に跳ね上がったとのこと。
■NECソフト
IT業界のイメージは徹夜したり休日返上したりと、過酷なイメージが先行する。2007年6月よりNECソフトでは、プロジェクトメンバーが仕事の節目を意識して一息つき、次のプロジェクトへの活力を養うことを目的にした「プロジェクト休暇制度」を作り、1プロジェクトごとに、1日以上の有給休暇を取得できるようにした。制度スタートから1年で、社員5000人中、約700人が1人あたり平均1.6日の休暇を取得。有給休暇の取得率は63%から70%へとアップした。
■2)2014年10月から厚生労働省が有給休暇の取得を促進する運動開始!?
厚生労働省は、年次有給休暇を取得しやすい環境整備を促進するため、2014年より10月を「年次有給休暇取得促進期間」 として、広報活動を開始。
ワーク・ライフ・バランス推進官民トップ会議で策定した「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」と「仕事と生活の調和推進のための行動指針」では、 2020 年までの目標値として、年次有給休暇の取得率を70%とすることを掲げた。しかし直近の取得率は47.1%(2012年)と厳しい状況。
そこで、来年度の年次有給休暇の計画的付与について労使で話し合いを始める前の10月を「年次有給休暇取得促進期間」とし、全国の労使団体などに対して周知の依頼やポスターの掲示など、さまざまな広報活動を行う。
■3)年次有給休暇取得を後押しする地域行事
2014年9月に厚生労働省がワーク・ライフ・バランスの実現に向けて発表した地域連携企画「地域の特性を活かした休暇取得促進のための環境整備事業」を、熊本県人吉市と愛媛県新居浜市、埼玉県秩父地域で実施します。この事業は、国全体で行うワーク・ライフ・バランス実現のための「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」などを踏まえて行うもので、お祭りなどの地域イベントや小中学校などの学校休業日(以下「重点実施日」)に合わせて、休暇の取得を促進するための働きかけを行うという。
■熊本県人吉市
国宝青井(あおい)阿蘇(あそ)神社で行われる人吉(ひとよし)球磨(くま)地方最大の秋祭り「おくんち祭」に合わせて小中学校などが学校休業日となる10月9日(木)を休暇取得の重点実施日として取り組みます。
■愛媛県新居浜市
四国三大祭りの一つに数えられ、金糸銀糸に彩られた50台以上の絢爛豪華「太鼓台」と呼ばれる山車が練り歩く「新居浜太鼓祭り」に合わせて、10月15日(水)~18日(土)を休暇取得の重点実施日として取り組みます。
■埼玉県秩父地域
秩父神社の例大祭で、灯で飾り付けられた山車(笠鉾・屋台)の曳き回しや、冬の花火大会で知られる「秩父夜祭」に合わせて小中学校などが学校休業日(全日または半日)となる12月3日(水)及び11月14日(金)の「埼玉県民の日」を休暇取得の重点実施日として取り組みます。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。良い仕事をする上ではリフレッシュは欠かせません。社内で新たな有給休暇の事例を作るなり、上記の様な公共事業に参加するなりして、自分自身を仕事漬けの日々から解放するのもいいでしょう。新たなビジネスアイデアが浮かぶかもしれませんよ。
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