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2014年11月17日(月)

年末調整の訂正・修正の方法まとめ

経営ハッカー編集部
年末調整の訂正・修正の方法まとめ

年末調整の修正と訂正の方法とは

年末調整の書類記入や計算で、間違いが発生してしまったことはありませんか。控除対象となる保険料を払っていたり、控除対象となる扶養家族が増えたりなどがあると、記入の必要な箇所が増え、間違いが発生しやすくなります。

今回は年末調整の中で記入や計算などの間違いが起こった際の訂正・修正方法について情報をまとめました。

目次

1) 年末調整に間違いが発生した時の対応

1-1) 書類への記入ミスは、二重線と訂正印を

従業員は、会社から年末調整に必要な書類が配られ、記入することになります。その際にうっかり記入ミスをしてしまった場合は、間違えた箇所に二重線を引き訂正印を押した上で、該当箇所の上か下などに正しい情報を記入するようにしましょう。なお訂正印は、シャチハタではなく、「ゴム印でない印鑑」や「実印」を使用*します。

二重線と訂正印での訂正は、書面上で1~2箇所なら問題ありませんが、何十箇所もあると見た目が悪くわかりづらくなります。その場合は再度書類を作成することをおすすめします。

*参考記事:「年末調整|シャチハタを印鑑として認められる場合と認められない場合」

1-2) 書類提出後にわかったら、すぐに担当者に連絡を

担当者への書類提出後に間違いに気づいた場合は、すぐに担当者に連絡をとりましょう。年末調整の計算前であれば、書類を訂正して計算に反映できます。年末調整の計算が済んでしまっていた後も、会社が税務署に書類を提出する前でしたら年末調整をやり直し、書類を修正できます。

1-3) 税務署への書類提出後にわかったら、原則は確定申告で対応

会社は年末調整の計算が終わると、作成された源泉徴収票などの書類を税務署に提出します。この提出が済んだ後に、申請忘れなどの間違いがわかった場合には、原則として従業員本人が確定申告を行って対応します。

2) 対応方法を間違えたらどうなる?

記載等を間違えた場合には、正式な手続きに則って訂正しなければ税務署で受領拒否がなされます。場合によっては再度作成して、後日税務署へ来署するように指導を受けることもあります。対応は正しく行うようにしましょう。

3) 訂正印がシャチハタではいけない理由

訂正印がシャチハタ印ではいけない理由は、シャチハタ印が「ゴム印」であることにあります。ゴム印の場合、誰でも簡単に勝手に押せてしまいます。

年末調整時に提出する書類は「誰でもいい」という書類ものではなく、各個人の所得や控除関連が記載された個人に帰属するものです。そのため、年末調整の書類の記載訂正時にゴム印を使ってはいけません。基本的に、年末調整の書類だけでなく、国や都道府県や市へ提出する公式書類に「シャチハタ印」は一切認められていないことも覚えておきましょう。

4) まとめ

おさらいとしてポイントをまとめますと、以下になります。

  • 年末調整の対象者は税務署への書類提出前と後で大きく対応が異なる
  • 書類提出前であれば、担当者に連絡し、書類に二重線と訂正印で訂正
  • 書類提出後であれば、確定申告を行なって訂正

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