会社設立2015年04月28日(火)
一般社団法人とは?設立要件から税金などの基本知識まとめ

一般社団法人とは、どのような法人なのでしょうか。設立要件から略称や税金などの基本知識をまとめてみました。一般社団法人は運営する事業によっては、税制優遇などがあります。詳しく見ていきましょう。
1)一般社団法人とは?
一般社団法人とは、社団法人のうち、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」に基づいて設立されるものをいいます。 一般社団法人では、営利を目的としない活動を行っています。一般社団法人の略称は(一社)です。1. 公益社団法人との違い
公益社団法人は公益性が求められ、設立登記後に行政庁へ公益認定申請を行う必要があります。 都道府県または内閣府の監理下での活動となり、報告の義務もあります。 これに対して一般財団法人に必要な手続きは、設立登記のみですので、自由度の高い活動が可能です。2. 一般財団法人設立のメリット
法人格が得られるため、社会的信用が得られるとともに、銀行口座の開設や不動産の賃貸契約など、権利の主体となることができます。2)一般社団法人の設立の要件
一般社団法人を設立するには、「一般社団法人」という名称を前後どちらかにつけなければなりません。 設立には、2人以上の社員が必要であり、定款の認証を公証人役場で説明を受けた後、法務局で登記手続きを行います。1. 社員の人数の要件
一般社団法人の設立の際に2人以上の社員がいれば、設立後に社員が1名になっても、解散になりません。社員が0名となったら、解散です。2. 定款の認証の種類
定款の認証には、一般的な紙媒体での定款認証の他に、電子定款認証があります。電子定款認証は、収入印紙代が生じません。 〈参考〉【簡単】電子定款は4万円の得になる!電子定款作成の4つのポイント3. 設置する機関
一般社団法人は、社員総会と理事1名以上は必ず置くように定められています。理事会や監事、会計監査人を置くことも可能です。