2019年04月18日(木)2ブックマーク

クラウド会計ソフトと監査の今後の在り方を考える「クラウド監査勉強会」初開催の模様をレポート

経営ハッカー編集部
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「freeeエンタープライズ」のリリースにより、個人事業主や中小企業のみならず、上場企業や上場準備企業まで、急速にユーザー層を拡大している「クラウド会計ソフトfreee」。そのトレンドに伴い、AIを活用した監査の新しい手法は、会計・監査法人業界からも大きな注目を集めています。このような状況において2019年3月20日、監査法人を対象にした初の『クラウド監査勉強会』が開催されました。

本勉強会では、太陽グラントソントン・アドバイザーズ株式会社 公認会計士・税理士 武藤敦彦様より、クラウド会計時代における監査の在り方についてお話しいただくと共に、スタディプラス株式会社 CFO 中島花絵様と株式会社キャスター CFO 平川秀年様による利用者対談を実施。監査業務を効率的・効果的に進めるための情報発信や意見交換が積極的に行われました。その流れを追いながら、当日の内容をご紹介します。

目次

    開会のご挨拶 freee株式会社 金融事業部長/公認会計士 武地 健太

    武地:本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。freeeエンタープライズプランがリリースされ、2年が経ちました。私が入社した当時はこのプランがなく、まだスモールビジネスの中でも小さいsoho向けのサービスでした。この2年間に、報告書や内部統制3点セットなどを着々と開発して、上場企業や上場準備企業さんにも使っていただけるサービスになってきた考えています。特にベンチャーキャピタルからの資金調達額トップ100の会社のうち、40社以上がfreeeを使っていただいています。

    若手で経験した3つの「つらかったこと」

    私が監査をしていたのは10年ほど前で、まだ若手でした。当時と今の監査手法は違うと思いますが、今思えば、つらかったことが3つあります。

    1つ目は、資料をお願いするのがつらい。「またですか」とイヤな顔をされることが多く、そう言われると思って、ちょっと違うものをお願いをしたら、「去年そんなの出してません」と言われ…。じゃあどうすればいいの?という話なんですが、精神的にけっこうつらい。

    2つ目は、資料を待っている時間が手持ち無沙汰。繁忙期に資料をお願いしたら、何も出てこないで1日座って待ってるという。繁忙期なのに座って待っている時間が長いだけとか、よく分かりませんが(笑)。いずれにせよ生産性が下がる。

    3つ目は、私がいた大阪事務所はクライアントが小さいので、1日に複数の往査先に行くことがありました。午前中はA社に行って、午後にB社に行って。移動時間がものすごくもったいないなあ、と思っていたんです。

    従来の問題点は、クラウドで自動的に解決できる

    こういった問題点は、クラウドで自動的に解決します。freeeだと、取引の内容をクリックすると証憑までさかのぼれる。かつ、どこでも作業できるので、事務所の中である程度きちんと付け合わせてからアポイントを取ることも可能になります。当時若手の会計士補だった私から見てもすごく効率化できるなというのは、入社してすぐ思いました。そういった便利な機能は、今後もどんどん増えていきます。実際、freeeの監査法人の方から「わかりやすい」「使いやすい」「チェックしやすい」というレビューをいただいており、監査法人側からも相当メリットがあるなと感じています。

    今日は、監査でどのようにクラウド会計を使うのか、どれくらい内部統制チェックができるのかといった点についての解説や、実際利用している会社様のディスカッションなどを予定しています。フィンテックベンチャーの未来像もイメージできると思いますので、最後まで楽しんでいただければと思います。ありがとうございます。(会場拍手)

    クラウド会計時代における監査の在り方 太陽グラントソントン・アドバイザーズ株式会社 公認会計士・税理士 武藤 敦彦さん
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