マイナンバー関連の資格「マイナンバー検定試験」とは
2016年1月にスタートするマイナンバー制度。いよいよ2015年10月にはマイナンバー(個人番号)が記載された送付カードが郵送されてきます。実務でマイナンバーの管理を担当する人はもちろんのこと、私たちの日常生活で何かと関わりがありそうなマイナンバー制度について、事前に知識を深めておくことは重要なことです。
「マイナンバー検定試験」というものがあるのをご存知でしょうか?実務でマイナンバーを取り扱う場合などは、正しい知識を身につけていることの証明にもなる資格です。今回はこのマイナンバー検定試験についてご紹介したいと思います。
1)マイナンバー検定試験とは
マイナンバー検定試験は、2016年1月からスタートするマイナンバー制度を正しく理解し、特定個人情報を保護することにより、大切なマイナンバーを適正に取り扱うことができるかどうかを判定される試験です。全日本情報学習振興協会が主催する試験で、民間資格とされています。
検定試験は実務に直接携わらない一般社会人レベルである「実務検定3級」から、企業・官公庁の実務者レベルとされる「実務検定1級」まで用意されていて、どの級からも受験することができるため、自分のスキルにあったレベルからスタートすることができます。
マイナンバー検定試験に合格することで、マイナンバー実務検定試験の合格証書と合格カードが交付され、一定の知識を有することの証しとなります。晴れて合格をされた方で、さらにマイナンバー制度についての知識を深めたいという方は、同団体が主催する「個人情報保護士認定試験」に合格し、申請をすることで「マイナンバー管理士」に認定されます。
試験日程は年3回で、平成27年度は8月、11月、2月に開催されます。また、試験はマークシート方式で行われます。
2)資格を取得することのメリット
マイナンバー検定試験に合格し、資格を取得するメリットをご紹介したいと思います。まずはなんと言っても、マイナンバー検定の試験学習においてマイナンバー制度の理解を深めることができ、マイナンバーの利用と保護について正しい知識を身につけることができることでしょう。
マイナンバー制度を正しく理解することは、今後私たちの生活において日常的に使用されるマイナンバーが悪用されていないか、正しく管理されているかを見極めることができ、様々なリスクから自らを守ることにもつながります。
また一般企業、官公庁においては、従業員や職員のマイナンバー管理はもちろんのこと、取引先のマイナンバーを取得して管理する場面もあることでしょう。その際に、特定個人情報であるマイナンバーの漏洩、紛失は絶対にあってはならないことで、正しくマイナンバーを管理することは企業等にとって最重要課題の一つと言っても過言ではありません。
実務でマイナンバー管理業務に携わる方にとっては、この検定試験を取得することで、マイナンバー制度についての知識を有することの証となり、マイナンバー管理において、信頼される役割を期待されることでしょう。
まとめ
「マイナンバー検定」という試験があることをご存知でしたか?マイナンバー制度の導入が目前に迫り、実務で必要になるため、慌てて勉強をしている方も多いかと思います。取り込んだ知識を正しく理解できているかを確認するツールとしても、マイナンバー検定試験を活用してみてはいかがでしょうか。
マイナンバー検定試験のHPはこちら