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2015年10月12日(月)

マイナンバーカードがクレジットカードに?政府が検討する機能とは

経営ハッカー編集部
マイナンバーカードがクレジットカードに?政府が検討する機能とは

creditcard いよいよ番号の付与がはじまり、配布が直前に迫ったマイナンバー。今回配布されるのは「通知カード」と呼ばれる簡易的な番号が書かれたカードですが、同梱されている申込書をつかって「個人番号カード」と呼ばれるカードに変更することができます。

今回は、マイナンバー制度により配布されるカードの新しい機能の検討について見ていきましょう。

1)クレジットカード機能がマイナンバーのカードに付与される

改正されたマイナンバー法では、マイナンバーの使用用途に銀行の預金口座に適用することが明記されました。続いて、個人番号カードにクレジットカードの機能を持たせる方向で検討を始めているようです。

2)マイナンバーカード、クレジットカード化の狙いとは

マイナンバーカードをクレジットカード化することにどのような狙いがあるのでしょうか?考えられるのは、普及率の向上という観点です。マイナンバー制度が開始される前に「住基カード」と呼ばれているカードが配布されていました。

住基カードは旅券の発行や転出などの手続きに利用できましたが、普及率はわずか5%に留まってしまいました。このような事態にならないためにも、利便性を向上し、マイナンバーを活用する人が増える狙いがあるものだと思われます。

3)クレジットカード機能を付けることでリスクも増大

個人番号カードを使って消費税の還付が検討されていますし、それに加えてクレジットカード機能が付けば、買い物がカード一枚で完結します。また、税金の支払いにクレジットカードが利用できるとかなり便利ですね。

しかし、クレジットカード機能が付くことによってリスクも大きくなってしまうのでは、という懸念の声が広がっています。たしかに、全部が1つにまとまっているカードを持ち歩くことで盗難や紛失してしまう危険性が高まりますし、悪用されてしまう可能性も高まるでしょう。マイナンバーと同様の制度を導入している国では流出事故も起きており、一概にクレジットカード機能が付いても利用者が増えるのかは疑問が残るところです。

まとめ

マイナンバーのカードにクレジットカードが付くと利便性は確かに向上しますが、それに伴うリスクも高まります。様々な機能の追加が検討されていますが、いち早く情報をキャッチし、リスクとメリットを考えながらカードの種類を選択する必要があるのかもしれませんね。

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