経営ハッカー | 「経営 × テクノロジー」の最先端を切り拓くメディア
2016年03月02日(水)

マイナンバーで相続が変わる? | 早めに知っておくべき基礎知識

経営ハッカー編集部
マイナンバーで相続が変わる? | 早めに知っておくべき基礎知識

inherit マイナンバー制度が施行されて2ヶ月が経ちましたが、あまり日常生活においてマイナンバーを意識するようなことは少ないかもしれません。しかし、マイナンバーに関するトピックは早めに知っておいた方がいいことも多いです。今回は、マイナンバーと相続の関係について紹介します。

マイナンバーと相続の関係性とは?

マイナンバーと相続の関係性についてあまりピンと来ない人も多いのではないでしょうか。マイナンバーは税や社会保障などの分野に関して利用されます。所得税などの分野にも適用されるため、所得と納税額に関する情報はマイナンバーと紐付けされて管理されることになります。また、マイナンバーの法の改正によって、銀行口座とマイナンバーも紐付くことになる予定となっています。すると、出入金に関する情報などもマイナンバーによって把握することが可能になるため、相続税や節税対策として行われる贈与に関する税金に対しての管理が厳しくなることが予想できます。

マイナンバーの相続税に関する適用期間とは

相続税とマイナンバー制度に関わりが出てくるのは、平成28年(2016年)の相続税からとなります。ですから、相続税に関する申告書などにはマイナンバーを記載する必要があるものも出てきています。

相続税や贈与税の申告漏れを指摘されやすいケースとは

今までも申告漏れに対しての監視が行われていましたが、それがマイナンバーの導入によってさらに監視が容易になるため、厳しくなるのではないかということでしたが、申告漏れの指摘を受けやすいのはどのようなケースなのでしょうか。

まず考えられるのは、収入が多いのにも関わらず、申告した財産が少ない場合です。また、逆に収入が少ないのに資産金額が多い場合も申告漏れを指摘されやすくなります。また、出入金についてのデータが閲覧できるようになると、金融機関を分散して贈与している場合や、海外経由での送金に関しても、申告漏れとされるケースが出てくるかもしれません。

まとめ

マイナンバーによって相続に関する監視は厳しくなるだろうというのが大半の見方です。もちろん、しっかりと相続したものや財産に関しては申告をすることが必要であったわけですから、適正な財産管理や相続対策がこれまでよりも重要になることは間違いないでしょう。

関連記事

今さら聞けないマイナンバー制度(番号制度)とは?重要ポイントまとめ

この記事の関連キーワード

関連する事例記事

  • 資本金・資本準備金・資本余剰金の違いとそれぞれの役割を徹底解説
    経理の基礎知識2020年07月13日経営ハッカー編集部

    サービスごとにこんなに違う!マイナポイント登録サービス徹底比較

  • 資本金・資本準備金・資本余剰金の違いとそれぞれの役割を徹底解説
    経理の基礎知識2020年07月09日経営ハッカー編集部

    どれがおススメ?マイナンバーカードの申請方法を全て試してみた

  • 資本金・資本準備金・資本余剰金の違いとそれぞれの役割を徹底解説
    経理の基礎知識2020年06月26日経営ハッカー編集部

    アルバイト・パートの所得税と扶養控除についてわかりやすく解説

  • 資本金・資本準備金・資本余剰金の違いとそれぞれの役割を徹底解説
    経理の基礎知識2020年06月26日経営ハッカー編集部

    消費税の中間申告・中間納付で知っておきたい申告・納付方法や注意点まとめ

  • 資本金・資本準備金・資本余剰金の違いとそれぞれの役割を徹底解説
    経理の基礎知識2020年06月25日経営ハッカー編集部

    個人事業主にも税務調査はやってくる!突然の連絡で慌てないために今からできること

関連記事一覧