副業ランキング2018!副業・複業OK、freee社員に聞いてみた!
働き方改革の一環で副業が奨励されています。厚生労働省の「モデル就業規則」からは、副業禁止の規定が削除され、2018年は「副業元年」とも呼ばれています。副業をする理由には、「収入アップ」だけではなく「スキルアップや成長の機会」を挙げる方も多く、副業に対する価値観も徐々に変化しているように感じます。いまは副業NGでも、近々あなたの会社も副業OKになるかもしれません。
しかし、実際に世の中にはどんな副業があるのでしょう。何が儲かるのか?収入はアップするのか?本業に悪影響を与えないのか…などなど、気になるところ。
そこで、副業OKの会社である会計ソフトのfreee社員にアンケートを実施し、実際にどんな副業をしているのかを調査してみました。
目次
副業ランキング第5位:講師
副業ランキング第5位:株式投資・FX
副業ランキング第4位:事業企画やコンサルティング
副業ランキング第3位:ポイントサイト
副業ランキング第3位:アフィリエイトサイト運用
副業ランキング第2位:エンジニアとしての開発業務など
副業ランキング第2位:メルカリやヤフオクへの出品
副業ランキング第1位:短期バイト
副業のメリット
副業のデメリット・注意点
まとめ
副業ランキング第5位:講師
第5位にランクインしたのは「講師業」です。ITソフトの操作、語学、マナー講義など、何か特定のスキルと資格がある場合は、人に教えることで副収入を得られるでしょう。ストアカなどの講師業に特化したものや、タイムチケットのように30分単位で自分の時間を販売できるプラットフォームも最近は人気です。また、こういったサイトを介さなくても自身でWebサイトやSNSで宣伝し、生徒を募集することもできます。
副業社員の声
教えるのが好きであれば講師のアルバイトは楽しいし自分の勉強にもなると思う。
大学生の頃に、時給が他のバイトよりも圧倒的に高かったので集団塾の英語講師をしてた(時給3,000円)。授業の準備とかを含めると他のバイトとたいして時給は変わらないけど、一番良かったのは教えることで自分自身の英語力も伸びたこと。中学英語が身につけば英語は話せるしTOEICの点数も上がる。カリキュラムが用意されている中学校の講師バイトはおすすめ。
副業ランキング第5位:株式投資・FX
講師業と並んで第5位にランクインしたのは「株式投資」と「FX」です。
最近ではスマホからの操作も簡単にできるため、空き時間や就業後に手軽に取引できる点が魅力。ただ、株や為替は経済や世界の動きを常にチェックしていなくてはいけないため、継続的な勉強と情報収集が必要な点は注意が必要です。
四六時中、株と為替の市場をチェックする訳にもいきませんので、ネット証券会社が提供する「自動売買」の機能を利用し、「いくらになったら利益確定し、いくらまで下落したら損切りする」と取引基準を事前に決めておくなどの工夫も必要です。
副業社員の声
株式投資とFXを大学生の頃に勉強して、社会人になってからも副業として続けました。株の本は5冊ほど読んで、ダイヤモンドZaiも購読してました。FXも5冊くらい本を読んでネットでも勉強しました。証券会社とFX会社がセミナーを定期的に開催しててどれも面白いし取引しなくても勉強になります。FXだと外為どっとコムのセミナーがおすすめ。楽天証券はチャートがものすごく精密。でもチャートで細かく分析するのは向いてなかったので、株主優待で取引する株を選んでました。例えば、ファンケルは20万円分株を買うと当時1万円分の商品券がもらえました。値上がり益が数万円でたときに利益確定したので、けっこう良かったです。
あとは、あまり知られていませんが、口座開設するだけで5,000円、初回取引するとさらに5,000円もらえる会社も多かったです。証券会社とFX会社の比較も兼ねて10社近く申し込んでちょっと取引しただけで数万円の収入になりました。
副業ランキング第4位:事業企画やコンサルティング
本業での経験を活かして「事業計画」っての副業や、「コンサルティング」を請け負う方も。かなり難易度が高そうな副業です…!ただ、本業と競合しないという条件であれば、本業で培った知識を活かすことはお互いにとって有益といえるでしょう。
時間の切り売りや、業務範囲が広がってしまう可能性もあるため、最初の契約の段階でクライアントとどこまで仕事をするか、しっかり握っておく必要があります。
副業社員の声
相手ときちんと条件を握れていないと実質昼も対応、事業立ち上げフェーズだとほぼ朝から深夜まで対応になる上に契約できちんとどこからどこまでとラインを決めておかないと引継ぎが難しいものも任されてしまったり、お互いの期待値コントロールが難しい。
副業社員の声
365日仕事が頭から離れず、1日フルで休んだことがない。でも、好きでやっているので苦にならないし、継続していく予定。ただ、これ以上仕事量は増やさない予定。
副業ランキング第3位:ポイントサイト
意外と利用者がいたのが「ポイントサイト」です。初期費用無し、インターネット環境があればすぐにでも始められるのがポイントサイトでの副業。ショッピングや懸賞への応募、メールの受信などでポイントを貯め、貯まったポイントは現金やギフト券と交換できます。
また、アンケートサイトに登録してポイントを貯める方法もあります。手軽に始められる点は良いですが、どんなに多くても月に5,000円前後の収入しか見込めない可能性も。
副業社員の声
今まで経験したのが自分の時間を金にする系だったので、もっと自分のスキルを金に変える副業をしなければなぁ、と思いました。
副業ランキング第3位:アフィリエイトサイト運用
第3位はアフィリエイトサイトの運用です。アフィリエイトは、ブログやWebサイトに広告を貼ることで収入を得る副業です。副業が盛り上がる前から人気があり、定番の副業の一つといえるでしょう。
初期費用はサーバー費用とドメイン費用くらいのため、参入しやすいというメリットがあります。文章を書くことが好きもしくは苦でなければ、就業時間後にコツコツ文章を書いてアフィリエイト収入を得る方法はおすすめです。
副業社員の声
楽しかったし長く続ければ儲かる可能性も十分あったが、そこに行きつくまでに生活の基盤を作れなかった。後以外にやる事多くて大変。携帯一つで出来るので、どこでも仕事が出来るのが魅力。
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副業ランキング第2位:エンジニアとしての開発業務など
IT企業ならではでしょうか、「エンジニアとしての開発業務」が2位にランクインしました。こちらもコンサルティングの副業などと同じく、本業の競合にあたる企業とは副業をしないことが注意点です。また、リモートでの仕事がメインになる可能性が高いため、時には電話やスカイプをする、メールをわかりやすく書くなど、丁寧にコミュニケーションをすることが重要です。
本業とは違う組織の方々と仕事をすることで、「学びが多く、刺激をうける」との意見が多くよせられました。
副業社員の声
割に合わなかったり、楽しかったものが合ったりいろいろ。別の組織の人達と一緒に共同しながらシステムを構築するのが面白い。
副業社員の声
開発やセルフマネジメント経験の蓄積・収入増加など、個人的には良いことづくめなので現在も副業継続しています
副業社員の声
資金計画からリリース計画、営業、プロダクトマネジメントまでできて楽しかった。
副業ランキング第2位:メルカリやヤフオクへの出品
freeeで人気の副業2位は、「メルカリやヤフオク」への出品でした。こちらは、IT企業に限らずサラリーマンに人気の副業です。
メルカリやヤフーオークションへの出品は、自分の身の回りでいならくなったもの、もしくは価値が高そうなものを安く仕入れて販売する副業です。最近はスマートフォンのカメラ性能が高いため、一眼レフで撮影しなくても魅力的な商品の写真を撮ることができるでしょう。
丁寧な商品の説明や入札者とのやり取り、梱包作業も意外と煩雑なので、やりとりのテンプレートを最初に作るなど工夫が必要です。
副業ランキング第1位:短期バイト
会社員の副業として人気の「短期バイト」、freee内でもランキング第1位に輝きました!
短期バイトのメリットは、手っ取り早くまとまったお金が手に入る点でしょう。知り合い経由で短期の手伝いをしたり、アルバイトサイトからも探すことが出来ます。例えば、タウンワークの「副業・WワークOKバイト」からは、地域別に副業・WワークOKのバイトを探すことができます。
副業社員の声
イベントバイトすると、普段見えないイベントの裏側がわかって面白かったりします。
副業社員の声
時給ベースでの農業ベンチャー企業の支援アルバイトを行った。
もともと農業系のベンチャー企業や農業×ITの分野に興味があったので、同分野への知見を持つ観点ではためになった。
当時はfreeeで採用担当をしていて土日稼働も多く、副業にはそれほど時間を確保できなかった。結果、時間的なコミット度合いが薄くなり、それほど結果を出すことはできなかった(副業にかける時間の捻出や本業とのバランスのとり方が難しいと思った)。
副業のメリット
これまでのfreee副業社員のコメントにもあるように、副業をすることで新たな知見を得て、本業では得られない経験が積めるという点は、大きな魅力と言えるでしょう。
また、ただ純粋に「楽しい」と回答した方もいらっしゃいました。趣味や自分の得意分野、好きなことを仕事にできる点は、やりがいがあって楽しいのでしょう。
副業と言うと、「収入アップ」というイメージもありますが、お金に余裕ができたために逆にお金遣いが荒くなるという声もありました。
副業のデメリット・注意点
案件によってはスキルが上がる、趣味を仕事にできるなどのメリットがある副業ですが、プライベートの時間は確実に削られます。副業社員からは「遊ぶ時間または寝る時間は削られる」といった意見も挙がりました。
また、会社員の方の場合は副業を行う前に考えなくてはいけないことが3つあります。
- 会社の副業禁止規定に違反しないこと
- 本業をおろそかにしてはいけないこと
- 20万円を超えたら確定申告が必要
そもそも会社で副業が禁止されている場合は、副業はできません。副業を始める前にかならず就業規則を確認しましょう。副業OKの場合でも、本業に支障が出ては本末転倒です。終業後や休日の時間を確保し、本業が疎かにならないよう注意が必要です。
また、「副業の所得が1年間で20万円を超えた場合」は確定申告をする必要があります。
人によっては思いがけず収益が入ってしまうこともあります。事前に確定申告について簡単に知っておくことは大切です。
確定申告には青色申告と白色申告があり、青色申告を選択したい場合は、事前に青色申告承認申請書と開業届の提出が必要です。もしも収益が20万円を超えそうでしたら、開業freeeを使って開業届を作成することをおすすめします。利用料は完全無料です。
また、青色申告する場合も、白色申告する場合も、帳簿付けや経理作業が必要になります。
いざというときのために、副業で発生した経費のレシートは必ずとっておきましょう。
\ CHECK! /
『開業届とは?知っておきたい6つの基本知識』
『青色申告と開業届の基礎知識!青色申告のメリットと白色申告との違い』
『副業と確定申告 その関係を徹底解説!』
『副業の確定申告に関係する「20万円以下」の意味とは?』
『【保存版】確定申告の基礎知識から申告方法、注意事項までを完全網羅!』
まとめ
副業OKなfreee社員に人気の副業をご紹介しましたが、雑誌やネットで紹介されている一般的な副業ランキングとさほど違いがない点は意外でした。
実際に副業をしている社員の生の声をからは、副業の楽しさ・やりがいとともに、自己管理や交渉能力の必要も垣間見えます。また、見落とされがちですが、副業を本格的に行う場合は、開業届の提出や会計ソフトの利用も考えなければいけません。
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