経理を学ぼう|経理の基礎知識が修得できるサイト&参考書籍20選
経理を学ぶ理由って?
新しく仕事に応募する時など、「経理や会計って何をする部署だろう…お金を扱うことはわかるけれど」、と思われる方が多いようです。実際にはどんな仕事内容なのか、必要なスキルにはどんなものがあるかなどについて、簡単に解説していきたいと思います。
1)経理の9つの業務
経理担当者は、日々会社の入出金を管理し、帳簿付け(総勘定元帳の作成)を行うのが基本業務です。 総勘定元帳は、財務や会計資料作成の基本になるものです。総勘定元帳を元に作られる資料は、会社の経営判断の際に利用されます。
その1. 小口現金・預金管理
現金の出納管理や残高確認を行います
その2. 経費精算
従業員の使用した経費の精算や、仮払金の払い出しや清算を行います
その3. 販売取引管理
販売などの取引について、伝票作成と管理を行います
その4. 販売・仕入集計
売上・仕入などの情報を整理・管理します
その5. 棚卸や請求
月次や年次で棚卸を行い、また、取引先への請求・回収を行います
その6. 取引先の管理
得意先(取引先)の管理を行います
その7. 決算資料の作成
年度末に税務署や株主に提出するための資料を作成します
その8. 公認会計士との折衝
決算に向けて、公認会計士との折衝を行います
その9. 資金調達関係
財務を含む場合のみ、銀行等との交渉を行います
2)経理に必要なスキル―サイト編―
経理や会計は実務経験がなくても始められる仕事ですが、実際の業務では簿記の知識が必要になります。まずは簿記3級の取得を目指しましょう。さらに簿記2級を取得していれば、ほとんどの業種に対応できます。ここでは簿記の基礎を勉強する時に役立つおすすめサイトを紹介します。
1. 会計の基本を無料で学べるツール10選|経営者に必要な知識まとめ
2. 独学で効率よく簿記三&二級に合格するための10のヒント
3. わかりやすい簿記-日商簿記-
4. はじめての簿記3級~簿記検定をやさしく入門!~
5. 経理以外の人でも知っておくべき会計の6つのポイント
3)経理に必要なスキル―書籍編―
電車の中などの移動時間など、ちょっとした時間を有効に活用するための、経理や会計のおすすめ書籍の一覧です。初級編~上級編に分けて紹介しています。初級編は経理・会計の基礎、中級編は決算や経営分析、上級は中級よりややステップアップした内容です。
【初級編】
1. 会計のことが面白いほどわかる本 会計の基本の基本編 天野敦之 / 中経出版
2. 読まずにわかる会計の本 國方康任 / 東洋経済新報社
3. この一冊ですべてわかる会計の基本 岩谷誠治 / 日本実業出版社
4. 勘定科目別 仕訳処理ハンドブック 田村雅俊、佐藤昭雄、鈴木義則 / 清文社
5. 決定版 わかる!使える!会計の基本 金児昭 / PHP研究所
6. 経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本 久保憂希也 / ディスカヴァー・トゥエンティワン
7. 会社の経理を全自動化する本 全自動クラウド型会計ソフトfreee(フリー)でお金も手間もかけずにらくらく経理 廣升健生 / 翔泳社
【中級編】
8. 財務マネジメントの基本と原則 デイビッド・メッキン著 / 國貞克則訳 / 東洋経済新報社
9. 決算書がスラスラわかる財務3表一体理解法 國貞克則 / 朝日新聞出版
10. 財務3表一体分析法「経営」がわかる決算書の読み方 國貞克則 / 朝日新聞出版
11. わかる!使える!経営分析の基本 永野 良佑 / PHP研究所
【上級編】
12. ビジネススクールで身につける会計力と戦略思考力 大津広一 / 日本経済新聞出版社
13. 稲盛和夫の実学 稲盛和夫 / 日本経済新聞出版社
14. 決算書がおもしろいほどわかる本 石島洋一 / PHP研究所
15. 素人のための決算書読解術 原 英次郎 / 東洋経済新報社
まとめ|経理業務で最も大切な事
経理担当者は、日々金銭を扱うため、最も大切な資質は正確さです。業務の大半はルーチンワークなので、転職にも有利です。税理士や公認会計士へのステップアップを目指している人にもおすすめの職種です。様々なサイト・書籍で知識を増やして、スキルアップしましょう。 個人的にオススメは、一つの書籍またはサイトに絞って勉強することです。経営ハッカーでは経理担当者の方に向けた記事がたくさんあるので是非ご参考になってください。