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2016年03月18日(金)

飲食店開業時に便利なクラウド型POSレジ「Airレジ」のすすめ

経営ハッカー編集部
飲食店開業時に便利なクラウド型POSレジ「Airレジ」のすすめ

tablet-regi 目次 1)実際使ってみる

2)注意点

3)どんな飲食店に合っているか?

4)まとめ

クラウド型POSレジは初期費用も安くコストが抑えられるという話をしましたが、 初期費用も月額費用も無料の「Airレジ」を今回はピックアップして紹介していきたいと思います。

Airレジ最大のメリットは無料で気軽に使えるという点! 無料でもPOSレジとしての機能は十分、しっかり売上分析も出来て「クラウド会計ソフトfreee」とも連動できます。

 

1)Airレジを実際使ってみる

①席を決める

どのテーブルに着くか決めます。 滞在時間も自動的にカウントされていくので便利です。 テーブルの設定は初期設定で決められます。 air-regi01 後にも触れますが、テーブルごとの個別精算には対応できない点に気を付ける必要があります。

②注文を受けたメニューを選ぶ

あらかじめ初期設定で登録しておいたメニューを選ぶだけで注文は完了します。 メニュー名は文字が長いと判別できないケースもあるのでシンプルにする必要があります。 メニュー名だけでなく、ボタンの色や配置も自由に決められて、ランチやディナーで違うボタン設定にすることも可能です。 air-regi02

③お会計

注文の時に押したメニューにより、自動的に金額計算されます。 お会計金額を伝えて預かった金額を入力すれば、自動的にお釣りの金額も計算されます。 air-regi3

④日ごとの売上分析

air-regi4

⑤商品別売上

air-regi5 商品ごとの売上も集計できます。 以前お伝えしてきた飲食店の売上分析手法は、この商品別売上のデータをエクセルで加工しました。 毎日お会計しているデータを使うだけで簡単に分析できます! https://keiei.freee.co.jp/2015/11/18/saiteki-mixsales/ https://keiei.freee.co.jp/2015/10/02/category-analytics/ https://keiei.freee.co.jp/2015/09/02/uriagebunnseki-abc/

2)Airレジの注意点

新しくお店を出されてスタートし始めた方にぜひAirレジをオススメするとともに、どんな点に注意すればらいいかを紹介します。

①個別での会計には対応していない

テーブルごとの精算となり、個別精算には対応していません。 特にランチタイムでは、お客様一人一人で精算したいというニーズが高いので、対応を考えておく必要があります。

②顧客の詳細な情報までは残すことができない

来店情報の履歴は残りますが、詳細な情報までは残すことができません。

また、データの吐き出しが出来ない点も気になります。 Airレジに貯まった顧客情報は他のPOSレジでは使えません。顧客情報を集めなおしたり、手入力で他のPOSレジに登録していったりと言う作業が必要になります。

無料で試すことは可能ですが、本腰を入れて利用する場合、POSレジ選びは慎重に行った方が良いかもしれません。

③Airリザーブとの連動が弱い

「Airリザーブ」はAirレジと同じリクルートライフスタイルが提供している、無料で予約管理が始められるソフトです。

Airレジとの連携がまだまだ弱く、お会計はAirレジを使って予約管理はAirリザーブで、という別々の運用にならざるを得ません。

④複数店舗対応のPOSレジではない

1店舗1アカウントを使うことになり、複数店舗でPOSレジを統合して使うことは難しいです。

Airレジは個店向きのソフトだと言えるかもしれません。

⑤オーダーエントリーシステムに対応していない

注文したものがキッチンに自動的に連絡が行く「オーダーエントリーシステム」の搭載や連動はありません。こういった面でも、スモールビジネス向きのPOSレジだと言えるでしょう。

3)Airレジはどんな飲食店に合っているか?

Airレジのメリット・デメリットを総合して考えた場合、利用に向いているお店をピックアップしてみました。

①オーナーが店長で、小さなお店を一店舗運営している場合

Airレジには顧客情報の吐き出しが出来ないという欠点がありますが、顧客情報がそこまで必要ない場合や、特定の顧客が多い小さい店舗では利用できるでしょう。ただし、規模拡大をするときのデータの引き継ぎの問題があります。

②注文を手書き、レジ精算は電卓、売上表をノートに鉛筆で書いていくといった手作業でやっている

IT化による効率化のキッカケとして使ってみてはどうでしょう。導入費用は無料なので、基本的にはコストもそれほどかかりません。

③会計事務所に売上表をいちいちコピーして紙で送るのが面倒だと思っている

クラウドのPOSレジなので、会計ソフトとデータを連動できます。会計事務所も手書きの売上表を見ながら会計ソフトに入力するよりもデータを連動した方が、ミスも起こらず素早く経理ができるため歓迎する人が多いのではないでしょうか。

④ケータリングを中心にしている事業主

⇒Airレジはiphoneでも使えます。お店ではない場所でも自由にレジが使えるという点で、ケータリングとは相性抜群です。

4)まとめ

前にもお伝えしましたが、無料なのでぜひ一度使ってみることをオススメします。 注意点も何点かあげましたが、クラウド型の特長はどんどん進化していくこと。今回取り上げた注意点もいずれは改善され続けるでしょうから、これからのアップデートにも注目していきましょう!

注)この記事は2016年2月現在の情報です。最新の機能やサービスについては、ウェブサイトでご確認ください。

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