”勘定合って銭足らず”にならず、儲かる会社を作るために知っておくべきこと
儲かる会社と儲からない会社の差ってなんでしょう?世の中には儲かっている会社と儲かっていない会社が存在します。
では、ご自分が勤めている会社は、本当に儲かっているのか、実は儲かっていなくて赤字なのか、ご存知ですか?上場企業でもない限り、自分の会社の決算書が公開されているケースはまれです。もし、従業員さんにも決算書を見せている社長さんがいるとしたら、かなり良心的です。
儲けにもいろいろな見方、考え方があります。よく言われるのが「勘定合って銭足らず」です。決算書上の儲けのことを当期純利益と言いますが、ここがプラスであれば黒字、マイナスになってしまうと赤字、ということになります。ただし、経営者ならご存じのはずですが、これはいわゆる表面上の利益または損失と言います。
儲からない会社の場合
では、儲からない会社の代表例を見ていきましょう。まず初めに月々の売上高(月商と言います)が10万円では、利益が出ません。たとえば売上総利益率、または、粗利益とも言いますが、100%であったとしても、売上高が10万円では、従業員さんの給料や家賃などの固定費を賄えません。売上げの少ない会社は儲けが出ませんので、とにかく売り上げを上げるしか他に方法はありません。
ただし、やみくもに売上高だけを追い求めると、売り上げを上げたいがために粗利益を犠牲にするとか、宣伝広告費や販売促進費、従業員さんの給料やボーナスにお金をかけすぎて、売り上げが上がったことによる粗利益の増加分よりも、販売費及び一般管理費の増加のほうが多くなってしまい、結果として儲からない会社になってしまいます。
このように儲からない会社は、儲からないシナリオを延々と続けている会社と言えます。
儲かる会社の場合
では、次に儲かる会社を見ていきましょう。儲かっている会社とはどういう会社でしょう。まず売上高が伸びている会社です。稼ぎが良い会社と言えます。売り上げが伸びると、売り上げに粗利益率をかけた粗利益額が大きくなります。
そして、その粗利益額が販売費および一般管理費を超えた金額が儲けとなります。この粗利益の増加額の割合が販管費の増加額の割合に比べて圧倒的に大きな会社は高収益企業、たくさん儲かる会社となります。ここまでは中小企業の社長さんでもご理解いただけると思います。
儲かる会社と儲からない会社の差って、ビジネスモデルの差なのです
優れたビジネスモデルとは
優れたビジネスモデルを持つことで、今までは儲からなかった会社を儲かる会社に変身させることができます。では、優れたビジネスモデルとはどのようなビジネスモデルのことをいうのでしょうか?まず、「儲かる会社の場合」でも触れたように、売上高が伸びている会社のビジネスモデルは、優れたビジネスモデルと言えます。
さらに、売上高が伸びているにもかかわらず、仕入原価や販売費および一般管理費がそれほど増えない会社は高収益企業となります。そして、売上高が伸びたとき、逆に仕入原価が比率として下がるようなスケールメリットを享受できるビジネスモデルが、優れたビジネスモデルと言えます。
具体的には売り上げが伸びたとき、追加の仕入原価をあまり考えなくてもいいコンテンツビジネスなどが挙げられます。
また、売り上げが伸びたとき、販売費および一般管理費があまり増えない、非労働集約型ビジネスなども優れたビジネスモデルと言えるでしょう。さらに、仕入原価や販売費および一般管理費の伸びに比べて、販売単価が高いビジネスは将来大きく発展する可能性を秘めています。
上手い経営管理方法とは
いくら売上高が増えてもそれを上手に管理できなければ、儲かる会社にはなりません。売上高、仕入原価、販売費および一般管理費のバランスを上手にとり、タイミングよく3つの関係を見直すための経営管理を実践している会社は儲けを出すことができます。
【儲かる会社にするためには】
まず、ご自分の会社が同じ業界または地域で、どのポジションに位置しているか、どの事業ドメインで戦うのかを確認します。そのうえで、売り上げが伸びても、仕入原価や販売費および一般管理費が、それほど伸びないビジネスモデルにしましょう。そして、売上高、粗利益額、販売費および一般管理費、この3つのバランスを上手に計り、タイミングよく3つの関係を見直すための経営管理を確実に実践することが大切です。
同じ戦力で同じビジネスを行っても、そのビジネスモデルや事業ドメイン、または、どのようなビジネスをどのように行うか、によって結果は天と地ほど大きく変わります。中小企業の社長さんは常に自社のビジネスモデルや事業ドメインを磨きこまなくてはなりません。
また、どのように進めていけばよいのかを日々考え続ける必要があります。正し目標、正しいビジネスモデルや事業ドメインに向かって、経営を進めていくのが指揮官である社長としての務めです。
世の中の大半が赤字決算と言われている現状で、儲かる会社を作り上げることは至難の業に思えるかもしれません。しかし、儲かる会社こそが生き残れる会社です。優れたビジネスモデルを見つけだし、ご自分の会社を儲かる会社にしていきましょう。