算定基礎届を1クリックで作成する方法のご紹介【7/10締切】
7月10日に社会保険(健康保険、厚生年金など)の基礎算定届の提出が迫っており、業務に追われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 算定基礎届はExcelなどで作成する場合、いちいち手入力しなければならず、限りなく面倒です。
そこで今回は、基礎算定届の作成を1クリックで終わらせる方法をご紹介します。
1) そもそも算定基礎届とは?
まず、標準報酬月額について説明したいと思います。 標準報酬月額は、給与の段階ごとに分けられた「月額の報酬」のことです。例えば、月の報酬が31万の人も、33万の人も、標準報酬月額は 32万になります。 これは社会保険料を決める際の指標となります。厚生年金保険料は「標準報酬月額×保険料率」で計算されます。
算定基礎届とは、簡単に言うと「標準報酬月額を社会保険事務所に届け出る用紙」のことです。
社会保険に加入している企業は、7月1日時点の全ての被保険者の4月~6月に支払った賃金を、基礎算定届にまとめて提出する必要があります。 提出方法は、電子申請、郵送、窓口持参のいずれかとなっています。
〈参考〉e-Gov電子申請の利用方法完全ガイド|従業員や法人税の申告まとめ
2) 算定基礎届を1クリックで作成する4つの手順(事前準備含む)
1. 給与計算freeeにログイン
初期設定はこちらをご参考ください
2. 勤怠が入力されているか確認する
[勤務カレンダー]または[勤怠]メニューより、当年度4〜6月支払い分の勤怠が全て入力されているかを確認します。
3. 賃金台帳を作成してダウンロードする
[給与・賞与明細]メニューより、当年度4〜6月支払い分の給与明細を確定します。そして、[書類]→[賃金台帳]をクリックします。
当該年度を選択してから[CSVダウンロード]をクリックし、賃金台帳のCSVファイルをダウンロードします。
4. 算定基礎届を作成する
[書類]から[算定基礎届]をクリックし、Excelファイルをダウンロードします。 ダウンロードしたExcelファイルを選択して、下図のようなファイルを開きます。 ファイルを開くと以下の様な画面が表示されます。 「はじめに」シートの最下部にある[CSVファイル選択して算定基礎届を作成]ボタンをクリックします。 3.でダウンロードした賃金台帳のファイルを選択して開きます。 「処理が完了しました」と表示されるので[OK]をクリックします。そして、出力された算定基礎届の内容を確認し、必要があれば修正して、印刷します。
以上が算定基礎届を作成する手順となります。
※算定基礎届の項目がエラーになっている場合 出力された算定基礎届で、下図のように一部項目がエラーになっている場合があります。 このようになっている場合は勤務カレンダーに勤怠が入力されていない可能性があるので、再度勤怠カレンダーを確認します。勤務日数が17日以上あればエラーが解消されます。
3) まとめ
いかがでしたでしょうか。今回紹介した給与計算freeeを使えば、1クリックで簡単に算定基礎届を作成できることがお分かりいただけたかと思います。
「ネット上に個人情報をあげるのが怖い」という方もいらっしゃると思いますが、このツールは、TRUSTeプログラムという海外でも有数のセキュリティライセンシーを所得しているので、セキュリティ面では大きな心配は不要です。最近は給与関係でも様々なツールが登場し、経理の方にとっても便利な時代が訪れているように思います。
この機会に給与計算freeeを活用して、業務の効率化を図ってみてはいかがでしょうか。
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