2020年05月22日(金)1ブックマーク

今後フリーランス・個人事業主の働き方はどう変わる? -afterコロナ、withコロナの展望と役立つサービスの紹介-

経営ハッカー編集部
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東京都の新規感染者数は連日100人を下回り、COVID-19の感染拡大も徐々に収束に向かう様相を呈しています。記事をご覧になっているフリーランスや個人事業主の方々の中にも、事業の継続や経営状況の回復にむけて動き出している方がいらっしゃると思います。

この記事の前半では,、感染がある程度抑えられた状況下(withコロナ)で、フリーランスや個人事業主を取り巻く環境や働き方がどう変わるのか展望をまとめています。
後半では、フリーランスや個人事業主の方々が事業を継続・発展させていくのに役立つサービスやを紹介します。

目次

    WIthコロナとは?

    COVID-19、通称コロナウィルスの感染は現在収束に向かっているように見えます。しかし、感染が完全になくなっているわけではなく、ワクチンが開発されるまでは第二、第三の感染拡大期が訪れるとされています。

    そのため、COVID-19が完全に消滅した後のこと(afterコロナ)ではなく、COVID-19の脅威と共存しながら、新しい社会の在り方を模索する「withコロナ」の考え方が注目されています。

    現状と今後の展望

    本題のサービス・ツール紹介に入る前に、COVID-19の感染拡大によって現在フリーランスや個人事業主の方々の日々の業務にどのような影響が出ているか、またwithコロナの社会で今後フリーランスや個人事業主の方々の業務にどのような変化があるかを整理します。

    現在の状況

    まずは現在、フリーランスや個人事業主の方にどのような影響が出ているのかを整理します。

    (1)イベントやセミナーの中止、店舗営業の自粛
    対面で行われる多くのイベントやセミナーが、現在中止や延期となっています。また、飲食店やスポーツジム、エステなど多くの店舗が休業や時短営業を行っています。
    3月~5月は従来イベントの多い時期であるため、イベントやセミナーを主な収入減とされていたフリーランスの方々への影響は深刻です。店舗経営をしている個人事業主の方々は、収入減に加え固定費が大きな負担となっています。

    (2)外出自粛による店舗来客の減少、店舗会員の退会
    店舗の営業を継続できていても、多くの人が外出自粛をしている中で来客数の減少は免れない状況となっています。
    さらに、会員制のジムやエステは退会者数も増加しています。通常、3月4月は生活環境が変わることから退会者・新規入会者の出入りが多い時期ですが、今年は退会者の増加とともに新規入会者が例年と比べ大幅に減少しています。

    (3)業務委託元の倒産や休業
    フリーランスのライターやデザイナー、エンジニアなどの方々の中には業務委託を受けている方も多いと思います。そのようなフリーランスの中には業務委託元の企業が倒産してしまったり休業をしていたりする中で仕事を失っている人もいます。

    withコロナ

    最後に、感染がある程度抑えられた状況ではフリーランスや個人事業主の方々の業務がどのように変化するのかを予想します。

    (1)オンラインでのイベントやセミナーの再開、一部店舗営業の再開
    大人数が参加するオフラインのイベントやセミナーの開催は難しいでしょう。ただ、感染拡大期にイベントの主催者・参加者のインターネット環境やノウハウが確立されたことで、これまでオフラインで開催されていたイベントやセミナーがオンラインで開催できるようになります。
    店舗の営業に関しては、以前と全く同じではなく3密の状況を避け、十分に感染予防を行った状態での営業再開となるでしょう。

    (2)外出自粛が一部解かれ、徐々に来客が増加
    外出を自粛していた人々が徐々に外出するようになり、店舗への来客が増加します。しかし、依然としてCOVID-19の感染のリスクがあるためコロナ以前の来客数まで回復することは難しいでしょう。

    (3)業務委託元の一部営業再開
    業務委託元の企業も徐々に営業を再開していきます。業務委託契約を結んでいるフリーランスの方は仕事が再開します。しかし、企業も財務状況にダメージを受けているため、新規の契約の減少や契約の更新が行われないことも予想されます。

    フリーランス・個人事業主の業務形態の変化

    さらにふみこんで、上記の展望を踏まえてフリーランスや個人事業主の方々の働き方がどのように変化していくのかを予想します。

    あらゆる業務フローのオンライン化

    緊急事態宣言が解かれても、完全な収束が達成されるまではオンラインで済む業務はオンラインで行われるでしょう。
    さらに、緊急事態宣言中に在宅勤務を行っていた企業、個人は以前までオフラインで行っていた業務の多くがオンラインでできること、わざわざ元に戻さずこのままオンラインで行なった方が楽だし効率的であることに気づいたはずです。
    商談や取引、請求書の発行、案件の受発注、顧客管理など、様々な業務が今後オンラインで行われるようになるでしょう。

    新たなビジネスの機会が生まれる

    感染拡大を受けて、フリーランスや個人事業主の方々の中には、サービスの提供方法や運営の仕方の変更を余儀なくされた方もいるでしょう。
    例えば、これまでは行なっていなかった配達サービスを始めた飲食店やオンラインでの授業・レッスンを始めた塾やなどがあげられます。
    一方、これまで通りのやり方ができなくなってしまったという負の側面だけでなく業態が変化したことによるメリットも少なからずあります。自粛生活やオンライン化に伴う新しい需要の創出は、ビジネスチャンスととらえることもできます。withコロナの社会では変化に素早く適応し、順応していくことが求められます。
     

    withコロナで役立つサービス

    ここからは、これまで述べてきたwithコロナの状況下で、フリーランスや個人事業主の方々が以前と同じように事業を継続し、さらに発展させていくために役立つオンラインサービスを紹介します。
    ここで紹介するのは主に案件や顧客獲得に役立つサービスと顧客管理に役立つサービスの2つのジャンルのサービスです。

    ①案件獲得に役立つサービス

    クラウドソーシング

    フリーランスとして働かれている方の中には案件を紹介など知り合い・顧客軽油で受注されている方も多いと思います。しかし、COVID-19の影響でなかなか案件を紹介してもらえない、案件がストップしてしまいすぐに受注できる案件を探しているなどの場合はクラウドソーシングを利用するのがおススメです。

    クラウドソーシングとはサービスやコンテンツの工程を細分化し、不特定多数の人に対して発注する開発方法です。

    例えば、あるアプリケーションを開発する際に設計やデザインなどの工程を細分化してそれぞれの専門家に発注するという方法です。デザインや開発だけでなく、文書作成や翻訳など様々な業務がクラウドソーシングされています。

    クラウドソーシングは手数料がとられ、また小型の案件が多いというデメリットはありますが、案件の少ない今とりあえず案件を獲得したり、新規開拓の一手として利用する価値はあると思います。

    ここでは代表的な2つのクラウドソーシングサービスをご紹介します。

    • クラウドワークス
      (https://crowdworks.jp/)
      210万件以上の案件を掲載する国内最大規模のクラウドソーシングサービスです。コンサルティングからデザイン、ライティング、写真や動画演習まで様々な仕事がまんべんなく掲載されているのが特徴です。
      国内最大規模ということもあり、知名度が高いため様々な案件から自分に合ったものを探すことができます。
    • ランサーズ
      (https://www.lancers.jp/)
      2008年にサービス開始した、日本初のクラウドソーシングサービスです。140万件以上ノ案件を取り扱っています。デザインやライティング関連の仕事が多いのが特徴です。(もちろん他のジャンルの案件も多数あります)
      ランサーズは「フリーランストータルサポート」というサービスをおこなっており、サポートが手厚いといえます。
      どちらのサービスも実績のあるサービスなので、両方登録して自分にあった案件を受注するのがいいでしょう。

    アクセス解析(自社HPの運営強化)

    次にご紹介するのが、アクセス解析サービスです。アクセス解析とは、店舗や自身の事業のホームページのアクセス数やどのような検索ワードでページにたどり着いたかなどの情報を得ることができるサービスです。
    これらの情報を使って、より多くの人に自身の活動やサービス、店舗を知ってもらったり、ホームページを訪れた人を顧客として定着する確率を向上させたりすることができます。

    • Google Analytics(無料版あり)
      (https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/)
      ここで紹介するのは、Google AnalyticsはGoogleが提供するマーケティングツールです。無料で利用することができ、どのくらいの人がサイトを訪れたか、どのページを閲覧したか、どのページで離脱(他のサイトやブラウザに移ったか)したかなど、詳細なデータを見ることができます。
      さらに、年代や地域などの属性を反映させたレポートなども自動で作成してくれます。
      企業向けの有料版もありますが、個人で使うには無料で十分満足できる内容といえます。

    ②顧客管理に役立つツール

    CRM

    CRMという言葉をきいたことがあるでしょうか。Customer Relation Managementの略で、日本語に直すと顧客関係管理となります。
    簡単に言うと「お客様の情報を管理し、お客様との関係性を構築・管理していくこと」です。

    具体的には氏名、年齢、連絡先などの基本的な顧客情報からやりとりの履歴まであらゆる情報を一元的に管理し運用することで顧客満足度の向上や売上アップにつなげることかできます。

    CRMは通常企業の営業改善などに使われることが多いためフリーランスや個人事業主の方にはあまりなじみがないかもしれません。

    しかし、顧客との対面コミュニケーションが減少する中では、顧客情報の管理と効率的な関係性の構築がより重要になってきます。

    ここでは、フリーランスや個人事業主の方でも手が出しやすい3つのCRMサービスを紹介します。

    • Zoho CRM(無料版あり)
      (https://www.zoho.com/jp/crm/)
      Zohoは顧客の基本情報の管理やタスク管理が無料(3ユーザーまで)でできるCRMサービスです。無料プランだと機能に制限がありますが、基本的なCRMのサービスを体験してみるには良いでしょう。
      有料版だとさらに分析レポートや一斉メール送信などできることが増えます。zohoは有料版でも細かく価格設定がされており、使いたい機能に合わせて最低限の価格でサービスを利用できます。
    • Kintone
      (https://kintone.cybozu.co.jp/)
      Kintoneは5ユーザーから登録できるCRMサービスです。全ての機能が利用できるスタンダードプランでも1ユーザー当たり月額1500円と安価になっており、5人以上の従業員を抱える個人事業主の方におススメのサービスです。
      Kintoneはサービスの導入を手厚くサポートしてくれる点にも強みがあり、初めてでも安心して導入できるでしょう。
    • Sales Force
      (https://www.salesforce.com/jp/)
      Sales Forceは最も有名なCRMサービスの1つです。価格は1ユーザー当たり3000円からと少し値が張りますが、事業に合わせたカスタマイズや他サービスとの連携も豊富なので、本格的にCRMを導入したい場合は検討してみましょう。

    まとめ

    (1)afterコロナは来ない?
    ワクチンが完成・普及するまでは完全に感染が収束することはありません。
    ウィルスのある環境とともに事業を継続していかなければいけません。

    (2)オンラインを中心とした案件・顧客獲得や顧客管理が主流に
    今後は案件を発注する企業やサービス、店舗を利用する顧客もオンラインを経由するようになります。
    ぜひオンラインサービスを利用して事業を継続していってください。

    (3)自身のスタイルに合ったサービスを
    今回ご紹介したのは数あるサービスのほんの一握りです。
    ご自身の事業のスタイルに合ったサービスを探してみてください。

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