【決算書テンプレートまとめ】青色申告する人は要チェック!
青色申告する人は要チェック!決算書のテンプレートを紹介します。
事業を営んでいる人は、12月31日に帳簿を締めて「決算整理」というものを行います。決算整理では、減価償却費や売掛金などを計算します。一連の決算整理が終わると、いよいよ損益計算書(P/L)や貸借対照表(B/S)など、青色申告をする上で提出が必要な書類の作成です。 P/LやB/Sをまとめた書類が、青色申告決算書です。この用紙は、税務署に「事業開始届」と「青色申告承認申請書」を届けていれば、確定申告の用紙とともに送付されてきます。もし万が一送られてこないという場合でも、国税庁のウェブサイトからダウンロードすることも可能です。[国税庁のページより] この青色申告決算書と申告書を一緒に税務署に提出します。 ※青色申告決算書には「不動産所得用」「農業所得用」「一般用」「現金主義用」の4種類がありますが、通常は「一般用」を用います。 青色申告決算書は全部で4ページあります。1ページ目は損益計算書で、2ページ目は月別の売上や貸倒引当金繰入額などを記入するものです。3ページ目が減価償却費の計算などを記入するページ、4ページ目が貸借対照表となっています。 ちなみに青色申告に対応している会計ソフトを使用していれば、決算整理の仕訳を使えば自動的に青色申告決算書を作成してくれます。会計ソフトはそれほど高くはないので、導入を検討してみてください。 さて、ここからはページごとのテンプレートと記入方法を見ていくことにしましょう。
■青色申告決算書(1ページ目)
1ページ目は損益計算書になります。1年間の収入と経費の内訳を記入します。
■青色申告決算書(2ページ目)
2ページ目には、給料賃金、貸倒引当金、専従者給与などを記入します。仕訳に書かれていることを記入するページなので、まずはこのページを埋めていくのがよいでしょう。
■青色申告決算書(3ページ目)
3ページ目には、減価償却費や地代家賃などを記入します。2ページ目同様、こちらも仕訳から直接記入できるので、こちらから埋めていくと効率的です。
■青色申告決算書(4ページ目)
4ページ目は貸借対照表です。「資産の部」と「負債・資本の部」の合計が一致することを確認してください。 順番的には、2ページ目と3ページ目を記入後、1ページ目の損益計算書を記入して、最後に4ページ目の貸借対照表を記入することをおすすめします。
■まとめ:次は決算書の作成
決算書の準備が整ったら、次は申告書(確定申告書)の作成になります。こちらは決算書ほど手間を掛けずに作れます。国税庁のウェブサイトにアクセスすれば、パソコン上で入力することも可能です。しかも、電子証明書を取得していれば、そのまま税務署に送付できます。電子証明書を取っていなくても、作成したデータを紙に印刷して窓口に持って行くこともできますので、ぜひ国税庁のページを活用してみてください。
TEXT=安齋慎平
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