確定申告ミスで修正する方へ。問い合わせが多い訂正申告10選
- 確定申告を正しく行う為に、訂正が必要な事例をしっかりと把握しておこう
- ■訂正申告の例(所得控除に関するもの)8選
- 1)配偶者控除や配偶者特別控除漏れや計算ミス
- 2)ふるさと納税をしていたいことを忘れた
- 3)寄付金控除の計算ミスや漏れ
- 4)地震保険控除の計算ミスや漏れ
- 5)生命保険控除の計算ミスや漏れ
- 6)老親との同居されている方の扶養控除計算ミスや漏れ
- 7)雑損控除の計算ミスや漏れ(その1/自然災害あった場合)
- 8)雑損控除(その2/盗難等にあった場合)
- ■訂正申告の例(所得控除以外)2選
- 9)収入金額そのものを間違えた
- 10)医療費等の領収書が申告後に見つかった
- ■まとめ:訂正申告はペナルティー無し。ミスに気付いたら必ず申告するようにしましょう!
確定申告を正しく行う為に、訂正が必要な事例をしっかりと把握しておこう
訂正申告における相談や問い合わせには様々な内容があります。例えば所得金額を間違えたといった初歩的なケースや、後から医療費の領収書が出てきたといったケースの他、特に多いのが「所得控除」に纏わるミスや漏れです。そこで、問い合わせが特に多い訂正申告を10選び、皆様にご紹介しますので、ミスをされた経験がある方は勿論、これから確定申告に臨む方はぜひ参考にして下さい。
[目次] ■訂正申告の例(所得控除に関するもの)8選 1)配偶者控除や配偶者特別控除漏れや計算ミス 2)ふるさと納税をしていたいことを忘れた 3)寄付金控除の計算ミスや漏れ 4)地震保険控除の計算ミスや漏れ 5)生命保険控除の計算ミスや漏れ 6)老親との同居されている方の扶養控除計算ミスや漏れ 7)雑損控除の計算ミスや漏れ(その1/自然災害あった場合) 8)雑損控除(その2/盗難等にあった場合)
■訂正申告の例(所得控除以外)2選 9)収入金額そのものを間違えた 10)医療費等の領収書が申告後に見つかった
■まとめ:訂正申告はペナルティー無し。ミスに気付いたら必ず申告するようにしましょう!
■訂正申告の例(所得控除に関するもの)8選
訂正申告に至るケースでかなりの割合を占めるのが「所得控除」にまつわる内容です。では具体的な事例を8つほどご紹介します。
1)配偶者控除や配偶者特別控除漏れや計算ミス
配偶者控除および特別控除に該当する収入を得ておられる主にパートで働く主婦の方が対象となる控除項目ですね。尚制度や金額については今後も変更される場合もありますので、確定申告時には必ず最新情報を得るようにしましょう。
2)ふるさと納税をしていたいことを忘れた
ふるさと納税は地方自治体への寄付と言えますので、寄付金控除として所得控除の対象となりますよ。ふるさと納税は所得控除を受けられるのもメリットですから忘れないようにしましょう。
3)寄付金控除の計算ミスや漏れ
ふるさと納税以外にも例えば日本赤十字社へ震災被害者のために寄付した場合は所得控除の対象になりますので、こちらも忘れないように。
4)地震保険控除の計算ミスや漏れ
申告者の自宅に地震保険をかけ、申告年度にその保険料を支払った場合はその保険料も控除対象です。生命保険より忘れやられやすいので要注意です。
5)生命保険控除の計算ミスや漏れ
生命保険は地震保険より控除対象として広く定着していますが、複数の生命保険に加入されている方はついうっかり漏れが生じる場合もあるようですので注意が必要です。
6)老親との同居されている方の扶養控除計算ミスや漏れ
扶養控除と聞くとついつい子供の養育費的なイメージがありますが、老齢の親と同居されている場合は扶養控除の対象となります。
7)雑損控除の計算ミスや漏れ(その1/自然災害あった場合)
台風や地震、津波等の自然災害で住宅や家具等が破損する等の被害にあった場合は、被害額も雑損控除と言って控除の対象になります。辛い経験と経験とは言え、しっかりと申告して控除を受けましょう。
8)雑損控除(その2/盗難等にあった場合)
住宅に泥棒が侵入して家財道具や現金等が奪われたといった被害にあった場合、損害保険が真っ先に浮かびそうですが損害保険だけでなく確定申告すればその被害額も控除の対象になりますので忘れないようにしましょう。
■訂正申告の例(所得控除以外)2選
訂正申告では所得控除に纏わる漏れや計算ミス等で生じることがかなり多いことはご理解頂いたと思いますが、では所得控除さえしっかりチェックしていれば訂正申告せずに済むかと申しますと、そうではありません。冒頭でもお伝えした通り次の二点を9番目と10番目として挙げさせておいて頂きます。
9)収入金額そのものを間違えた
申告の土台の数値となる収入金額を間違えてしまっては元も子もありません。しかし案外多いのです。特に所得となる項目だけでなく、所得を得た先が複数あるような方の場合はその内の一つをついうっかり忘れてしまったといったことは珍しくないのです。例えば昨今では株式やFX取引においてネット証券会社が乱立しており、株やFXに取り組まれている方の中には多数の証券会社に口座をお持ちの方が少なくありません。かりに少額であったとしても利益が生じたなら申告が必要ですし、つい忘れてしまったでは通用しませんから、特に注意や口座毎のチェックや管理が重要です。
10)医療費等の領収書が申告後に見つかった
最後にご紹介する確定申告ミスですが、これはミスと言うより領収書が後から見つかったので訂正申告が必要になったケースと言えますが、領収書が見つからなかったとは言え厳密に言えば正しい確定申告が行われたと言えませんから、このようなことが起こらないようしっかりと領収書は保存しておくようにしましょう。
■まとめ:訂正申告はペナルティー無し。ミスに気付いたら必ず申告するようにしましょう!
このように確定申告のミスが生じたため、訂正申告するための問い合わせに至った10のケースをご紹介しましたが如何だったでしょうか。訂正申告は申告期限を過ぎてから行う修正申告と異なり、ペナルティーは一切ありません。つまり間違えたとしても手数料や税金が上乗せされるといった心配は一切ありませんので、もし訂正が必要なミスに気付いたとしたら、出来るだけ早めに税務署へ相談し訂正申告を行うようにしましょう。
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目次
- 確定申告を正しく行う為に、訂正が必要な事例をしっかりと把握しておこう
- ■訂正申告の例(所得控除に関するもの)8選
- 1)配偶者控除や配偶者特別控除漏れや計算ミス
- 2)ふるさと納税をしていたいことを忘れた
- 3)寄付金控除の計算ミスや漏れ
- 4)地震保険控除の計算ミスや漏れ
- 5)生命保険控除の計算ミスや漏れ
- 6)老親との同居されている方の扶養控除計算ミスや漏れ
- 7)雑損控除の計算ミスや漏れ(その1/自然災害あった場合)
- 8)雑損控除(その2/盗難等にあった場合)
- ■訂正申告の例(所得控除以外)2選
- 9)収入金額そのものを間違えた
- 10)医療費等の領収書が申告後に見つかった
- ■まとめ:訂正申告はペナルティー無し。ミスに気付いたら必ず申告するようにしましょう!