白色申告で税務調査が入る可能性はあるのか | 確定申告の基礎知識
確定申告シーズンになりましたが、今年はじめて確定申告をするという方はどのような方法で計算をすればよいのかがわからないという人が多いのではないでしょうか? 白色申告でやり過ごすにしても、税務調査のリスクは避けたいものです。今回は、白色申告で税務調査が入る可能性があるのか解説します。
白色申告でも税務調査を受けることがある
まずは結論から言いますが、白色申告だからといって、税務調査を受けることがないというわけではありません。納税していることには変わりないのですから、もちろん虚偽らしい申告があった場合には税務調査の対象になります。ですから、確定申告を適当に済ませようとしている場合はこのことを留意しなければなりません。
税務調査とはそもそもどういうものか
そもそも「税務調査」とはどのようなものなのかご存じない人も多いのではないでしょうか。怖いイメージを持っている方も多いと思います。税務調査とは、納税していなかったり、課税金額が大幅に少なく申告されている場合に、その真偽を問うために調査が入ることを指します。
税務調査が入る場合でも、しっかりと記帳を行い、帳簿を期間に合わせて保存しているのであれば、何も困ることがありません。「怖い」というイメージは、何か隠し事をしている場合に暴かれてしまうのではないかという気持ちがあるからではないでしょうか。
税務調査が来たらどうする
それでは、実際に税務調査が来た場合どうすればいいのでしょうか。税務調査は事前に連絡があり、いつ税務調査が入るのか、対象となる期間と内容は何かを知らせてくれます。ですから、それまでに帳簿を容易し、簡単に内容を証明できるように整理をしておく必要があります。しかし、税務調査が入るからといって、特に申告漏れなどがないと思われる場合は準備は必要ないと言っていいでしょう。
税理士さんなどに相談して、税務調査への対策や不安な部分を解消しておくのもいいでしょう。税務調査に立ち会ってくれる税理士さんもいます。税務調査が怖いという方はこちらを利用してみるのも一つの手です。
申告ミスが発覚した場合どうなるのか
税務調査が入る場合は、申告ミスがあるのかどうかをチェックしています。もし申告にミスがあった場合、申告内容の修正箇所に関する説明や、追徴金に関する説明があります。申告ミスによる追徴金はかなり重い負担となりますので、申告ミスがないように確定申告時にチェックをしておくことが重要です。
まとめ
白色申告だからといって、税務調査が入らないわけではありません。しかし、軽微な申告ミスの場合、手紙にて申告の修正を伝えられる場合もあります。もし不安であるのであれば、この時期までにしっかりと申告する準備をしておくことが必要だと言えるでしょう。