やばい!確定申告ぜんぜんやってない!なるべくラクに終わらすには「スキャナー」と「クラウド会計ソフト」だ
きったない仕事部屋からこんにちは。ライターの斎藤充博です。フリーランスの個人事業主として、毎日メチャクチャに働いております。
さてみなさん、この時期になると「ある感情」が湧いてきませんでしょうか……?
みんな、確定申告の準備してないよね?
2018年分の確定申告の期日は2019年3月15日。まさか、もう準備万端で「あとは税務署に提出するだけ」なんて人いないですよね?
いや、わかっています。そもそも確定申告なんて、毎月の仕訳をきちんとしていればいいんです。本来ならそれをとりまとめるだけで確定申告は終わりですからね。
でも、断言してもいい。フリーランスは毎月の仕訳なんてやっていない。
仕事部屋の片隅に「領収書入れ」に領収書を1年間溜め込みっぱなし。それを2月まで見てみない振りをしていた。3月に入ったらやろうと思っている……。
これはぼくの話ですが、みんなそういうもんですよね?
フリーランスは忙しい
だいたいフリーランスは毎日仕事で忙しいんですよ。
仕事の合間に大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALをやらなくちゃいけないし。
夜になったら友達と鳥貴族に遊びに行かなくてはいけないんですよ……!
毎月の仕訳にかけている時間なんてないんです。
すいません、これも途中で僕の話になってしまいましたが、おおむね間違っていないと思います。だって、確定申告やりたくないもんね……。
僕は本当に確定申告が必要なの?
そもそも僕は本当に確定申告が必要なのか? 今まで僕は毎年やっていたのですが、念のために確認してみます。
確定申告が必要な人は……。
- 年間38万円以上稼いだフリーランス
- 株取引で年間38万円以上もうけた人
- 不動産などの所得があった人
- 給与所得が2000万を超える人
- 副業で20万円以上稼いだ人
確定申告が必要な条件を調べるとざっくりこんな感じ。条件に「38万円以上稼いだフリーランス」がありますね。普通に仕事をしている個人事業主なら、ここに大体の人が当てはまってしまいます。
ああ~~~。やっぱりやんなきゃだめか~。わかっていたけれども! でもやりたくないよ~~~!
税理士さんに丸投げすると10万円くらい
このさい、人に任せるという手があります。確定申告のプロである税理士さんに丸投げすると、相場は10万円くらいなんだそうです。
10万円って、鳥貴族40回分ですよ……(1回2500円換算です)。プロの手がかかっているので高いとは言えません。
しかし、一人でやっている個人事業主としてはメチャクチャ悩ましいです。
いっそのこと確定申告をサボったら?
夏休みの宿題を「最後の最後までサボり通す」って人がいませんでしたか? そんな人は先生にものすごく怒られるわけですが、あれはあれで潔いかっこよさがあったように思えます。
それなら確定申告をサボるとどうなるのでしょう? 税務署の人に怒られるだけですむのなら、いっそのことサボりたいんですが……。
- 無申告加算税
確定申告を忘れていた人にかかる罰金。納付する税額が50万円までならその10%、50万円を超えた分は15%。 - 延滞税
期限までに税金を納めなかった人にかかる利息。利率の計算は複雑だがとにかく重たい。とうぜん払うのが遅れるほど雪ダルマ式に重たくなる。 - 重加算税
ウソをついて税金を少なく申告した人にかかる罰金。少なく申告した分の35%。 - 逋税(ほ税)
脱税した人に課せられる刑事罰。10年以下の懲役もしくは1000万円の罰金。両方かかる場合もある。
調べてみるとざっくりとこんな感じの罰があります。本当はもっと細かい決まりがあるのですが、恐いのは十分よくわかった。
それにしても「国家権力って本当にすごいな~」って思いますね。そんな風に感心している間にどんどん提出期限は迫っているわけですが!
クラウド会計ソフトも領収書の撮影は手作業でしょ?
そういえば、この媒体「経営ハッカー」はクラウド会計ソフト「freee」のオウンドメディアでした。確かにクラウド会計ソフトを使うという手もあります。でもアレはアレでめんどくさいんですよね。
クラウド会計ソフトを使っている人ってよくこういうことを言いませんか?
「領収書を撮影して取り込めば、あとは自動でいろいろやってくれるからラクだよ~」
確かに、普通の会計システムよりは、ずっとラクなんでしょう。でもちょっとまった。「領収書」を撮影するのが明らかにめんどくさいんですよ。
毎月ちょっとづつ撮影をするのならまだいいんですが、1年間溜め込んだ領収書をまとめて撮影するのは正直やってられない。
いやだ~~~! 絶対にやりたくない! 確定申告!!!
こんな感じで確定申告の悪口をfreeeの人に話していたら、こんなことを言われました。
「それならfreeeに来てくださいよ。あっという間に領収書の取り込みが終わるやり方がありますよ」
freeeの人は山岡士郎かなんかなんでしょうか?
freee株式会社の会議室に来ました
ほんとに来ました。freee。オシャレなオフィスです。
freeeの人はこう言います。
「ようは領収書を一気にシステムに入力できればいいんですよね? なら、ScanSnap iX1500を使えば領収書を複数枚取り込むことができるんですが……」
スキャナーで領収書を一気に取り込む
なるほど、スキャナーね……。とりあえずやってみます。
このスキャナー、レシート専用のガイドがついています。
ここに手持ちの領収書をざっとセットしまして……。
タッチパネルを押すと……。
あっという間に、スキャナーが1枚1枚自動的に吸い込んでいって、データ化してくれました。1分間に30枚のスピードで取り込めるらしいです。
確かにこれさえ買ってしまって、あとはfreeeで操作をすれば、あっさり終了ですね。
自動で流れる領収証は走馬燈のよう
それにしても、なんというか……。
自分の1年間の思い出が、すごいスピードでデジタルに変換されていくのが、なんとも趣深い。人は死ぬときにこれまでの人生を走馬燈のように体験するといいますが……。あれかなと思う。
スキャナーを買うメリットは?
ScanSnap iX1500の値段は5万円程度です。税理士さんに払う料金が10万円だとしたら、確かにメリットが出てきますね。ScanSnap iX1500は一度買えばずっと使えますが、税理士さんには毎年料金を払うことになるので。
というわけで「ScanSnap iX1500で領収書をデータ化しちゃえば確定申告はラク」って話でした。
おかげさまで確定申告にメドがつきつつあるので、スマッシュブラザーズやって鳥貴族行こうと思います!!! やったー!
twitter:@3216