2014年10月30日(木)0ブックマーク

これひとつで会社の経営状態が手に取るようにわかる!試算表の見方を徹底解説

経営ハッカー編集部

試算

 

「試算表」と聞いてすぐにどのような書類なのかがわからない方が多いかもしれません。
 
今回は、試算表の基礎知識や計算表の読み方などについて解説します。
 

 

試算表とは

試算表は、貸借対照表や損益計算書などの決算書類を作成する前の段階で作成する表のことです。
 
試算表を作成することによって、日付順の取引記録である「仕訳帳」や仕訳内容を勘定科目ごとに転記した「総勘定元帳」の内容が正しいかどうかを確かめることができます。
 
試算表には「合計試算表」「残高試算表」「合計残高試算表」があります。
 
各表は、借方と貸方の間に勘定科目をはさんだ形になっています。
 
合計試算表:貸方借方の「合計」を記録した表
残高試算表:貸方借方の「残高」を記録した表
合計残高試算表:貸方借方の「合計と残高」両方を合わせた表
 

“法人は、帳簿(注1)を備え付けてその取引を記録するとともに、その帳簿と取引等に関して作成又は受領した書類(以下「書類」といい、帳簿と併せて「帳簿書類」といいます。)を、その事業年度の確定申告書の提出期限の翌日から7年間(注2)保存しなければなりません。”
 
<引用元>国税庁:帳簿書類等の保存期間及び保存方法

 

試算表の着目ポイント

試算表を見ると、会社の資産や利益がどのようになっているかがわかります。
 
3つの試算表のうち読めるようになっておきたいのが「残高試算表」です。
 
残高試算表の勘定科目を上から見ていく中で注目したいのが「売上」や「売上金」という勘定科目です。
 
残高試算表では、この売上金を含めた上部の勘定科目が「損益科目」で、売上金を含まないの下部の勘定科目が「残高科目」となります。
 
損益科目は損益計算書に、残高科目は貸借対照表に記載されている科目です。
 
残高試算表の残高科目の借方には、現金預金や売掛金などの「資産」が記載されており、貸方には借入金や買掛金などの「負債」が記載されています。
 
あとは「資産」と「負債」の合計額を見比べて、資産が多ければ経営状態は良好で、負債が多ければ経営状態が悪化していると読み取ることができます。
 
残高試算表の損益科目の借方には、仕入金や支払利息、支払家賃などの「費用」が記載されており、貸方には受取利息などの「収益」が記載されています。
 
「費用」と「収益」の合計額を見比べて、収益の金額が大きければ黒字で、費用の方が大きければ赤字と読み取ることができます。
 

 

残高科目と損益科目

 

残高科目

残高科目とは、「資産」「負債」「純資産」のことです。
 
残高計算表の左側の借方に記載されているのが「資産」で、右側の貸方に記載されているのが「負債」です。
 
資産には、現金預金や受取手形、売掛金、商品、有価証券などの流動資産と、不動産や機械設備、長期保有型の有価証券などの固定資産が含まれます。
 
負債には、1年以内に返済期限を迎える流動負債と返済期限が1年を超える固定負債が含まれます。
 
返済期日が近いものから順番に並ぶのが負債の基本なので、流動負債の次に固定負債が記載されます。
 
純資産には、出資者から集めた資本金と事業活動によって生じた利益余剰金が含まれます。
 

損益科目

損益科目とは、「費用」「収益」のことです。
 
残高計算表の左側の借方に記載されているのが「費用」で、右側の貸方に記載されているのが「収益」です。
 
損益科目は「経常損益」と「特別損益」に分かれており、経常損益は「営業損益」と「営業外損益」に分かれています。
 
営業損益は、上部に記載された「売上高」に対して計算された「売上総利益」が記載され、売上総利益から営業費用を差し引いた「営業利益」が記載されます。
 
営業費用の中には、販売費だけでなく給与や賞与、福利厚生費、旅費交通費、広告宣伝費、消耗品費、減価償却費などの費用が含まれます。
 
経常損益は、営業利益に営業外収益を加えた金額から営業外費用を差し引いた金額です。
 
 
営業外収益には、受取利息や受取配当金、営業外費用や支払利息、貸倒損失などが含まれます。
 
前当期純利益は、経常損益に特別損益を加えた金額から特別損失を差し引いた金額です。
 

 

まとめ

試算表を見る際は売上を区切りに上下に分割し、貸方と借方の金額を比較すれば経営の健全性や収益状況を簡単に確認できます。
 
試算表の読み方を大まかに理解したら、実際の試算表を見ながら確認してみるとさらに理解を深めることができるでしょう。

 

“試算表には、勘定科目ごとに貸方合計金額と借方合計金額をまとめた合計試算表、勘定科目ごとに残高をまとめた残高一覧表、合計試算表と残高一覧表をまとめた合計残高試算表の3つの種類があります。”
 
<引用元>経営ハッカー:【試算表の作り方】3つの試算表の記入方法を分かりやすく解説します

シェア0
ツイート
ブックマーク0
後で読む

この記事の関連キーワード

ボタンをクリックすると、キーワードをフォローできます。

関連する事例記事

  • 経営・戦略06月30日経営ハッカー編集部

    withコロナの考察 ”ニューノーマル”における経営とバックオフィスのあり方

    0ブックマーク
  • 経営・戦略06月18日経営ハッカー編集部

    [速報]そのハンコ、本当に必要?政府発表押印Q&Aの気になる中身

    0ブックマーク
  • 経営・戦略02月28日経営ハッカー編集部

    99%の行政手続がデジタル完結するエストニア。日本が学ぶべきポイントとは?

    5ブックマーク
  • 経営・戦略02月26日経営ハッカー編集部

    BPRとは?ビジネスプロセス・リエンジニアリングの進め方と手法、導入事例と成功のポイント

    1ブックマーク
  • 経営・戦略02月24日経営ハッカー編集部

    BPOとは?ビジネスプロセス・アウトソーシングの意味や事例、導入のメリット・デメリット、業者選定のポイントまで徹底解説

    2ブックマーク
関連記事一覧
無料会員登録で限定記事が読める
百五銀行