個人事業主が納める税金の種類と税金対策まとめ
個人事業主になると、従業員として会社で働いていたときとは異なり、税金なども自分で知識を付け、納税しなければなりません。今回は、個人事業主が納める税金の種類と税金対策についてまとめました。個人事業主の方が役立ててくれれば幸いです。
1)個人事業主が納める税金
個人事業主が納める税金には
・所得税 ・住民税 ・事業税 ・消費税
の4つのものが挙げられます。
2)個人事業主が納める所得税
所得税についての説明は以下を参照下さい。 https://keiei.freee.co.jp/2015/07/22/kojinjigyounusi-shotokuzei/
所得税の節税対策として考えられるものは、以下を参照下さい。 https://keiei.freee.co.jp/2015/07/31/kojinjigyounushi_setsuzei/
3)メリット満載の青色申告
青色申告をすることで、節税を含めた様々なメリットを受けることができます。
・青色申告を選択する。(できれば貸借対照表を付け、65万控除を受ける) https://keiei.freee.co.jp/2015/01/06/aoiroshinkoku-setuzei/
4)控除をフル活用する
年金の支払いや、小規模企業共済の加入、生命保険への加入などは、後に自分のためになる出費ですが、所得控除も受けることができます。個人事業主で資金に余裕がある方は検討してみてはいかがでしょうか。
・医療費控除を受ける https://keiei.freee.co.jp/2015/07/27/iryouhi-juminzei/
・年金、健康保険料の支払い額も所得控除されます。 https://keiei.freee.co.jp/2014/05/19/syakaihokenryokoujyo/
・小規模企業共済(事業主の退職金の積み立て)に加入する https://keiei.freee.co.jp/2015/08/19/shoukibo-kyousai/
・生命保険に加入する。 https://keiei.freee.co.jp/2015/08/31/hokenryou-kouzyo/
5)個人事業主が納める住民税・事業税
住民税についての説明は以下を参照下さい。 https://keiei.freee.co.jp/2015/09/17/zyuuminnzei-keisann/ 住民税の課税方法は所得税に類似していますので、所得税の節税対策が使えます。
事業税についての説明は以下を参照下さい。 https://keiei.freee.co.jp/2014/05/19/jigyozei/
6)個人事業主が納める消費税
消費税について節税対策として考えられることは、簡易課税制度の選択の有利判定くらいです。
「簡易課税制度」は年間売上5,000万円以下の事業者が選択できる制度です。各事業者によって簡易課税制度を選択する方が有利であったり、不利だったりします。
また、通常は簡易課税制度を選択することが有利である事業者も、高額の資産を購入するときは簡易課税よりも原則課税の方が有利である場合もあります。高額の資産を購入する計画をしっかり立てることが消費税の節税対策につながります。
消費税について詳しくは以下を参照下さい。 https://keiei.freee.co.jp/2015/08/10/kojin-shouhizei/
7)まとめ
このように節税対策はいろいろありますし、使える対策も業種や業態、事業の状況によって異なります。また、税法も常に変化していきます。その中で、節税対策として変わらず行えて、かつ一番取り組みやすく、やるべきことがあります。
それは、『細かい領収書をしっかり集めること』です。費用をもらさないことが節税対策の第一歩です。「ちりも積もれば山となる」の精神で取り組みましょう。